テーブルマウンテンの景色の美しいケープタウンへ戻ってきました。
ネルソン・マンデラさんが27年もの長い間幽閉されていたロベン島もすぐ沖合です。
ベイエリアにはショッピングモールやレストラン、バー、数多くのショップが集まっていますが、以前来た時よりも随分と建物も増えておしゃれ度が増している感じ。
雲がかかっていなければ、ここからのテーブルマウンテンとライオンズヘッドが迫ってくるようなの景色は大変美しいです。
ここにあるアフリカン・トレーディング・ポストにはリーズナブルなお土産も沢山あるのですが、上の階にはこんな部屋も。
キリンやシマウマ、色々な動物の毛皮や剥製も並んでいます。
なんとも美しい景色です。
ケープタウンへ来たら色々な種類のルイボスティを試してみたかったのですが、ちゃっぴーにおススメされたのがここMount Nelson Hotelでアフタヌーンティーをするというアイディア。
1899年にオープンした、イギリスから豪華客船でやって来る客の為に建設されたホテル。 宿泊者にはウィンストン・チャーチル、エリザベス2世、ダライ・ラマ、コナン・ドイル、ジョン・レノン、マレーネ・ディートリヒなどなど。。
3時間たっぷり時間のかかったアフタヌーンティは、シャンパン付きでたった$45!
お茶もかなりの数で、ルイボスティと試すだけでもお腹がたぽたぽ。。個人的に気になったのはワイルド・ルイボス、ブラッドオレンジ・ルイボスなど。
お腹いっぱいになった後に到達するのがケーキビュッフェ。 もう1種類試すだけでも小さな一切れしか無理でした。
こんなに贅沢な時間と美味しいお茶、食事を頂いてこの値段とは驚きでした!
ホテルから街の中心に向かって延びる公園がThe Company's Garden。 何のカンパニーかと言うとオランダの東インド会社。
1652年に出来たアフリカ最古の公園ですが、ヨーロッパから喜望峰まで来た頃には、皆ビタミンC不足で壊血病に苦しんでいました。 そこで野菜作りが大変重要で、ここに菜園を作りました。 17世紀も後半になると周囲に畑も増え、公園として整備されたそうです。
ここの公園で2匹見たのですが、どうやらアルビノの遺伝子を持つリスの家族がいるようです。
東インド会社のマーク。
歴史で習う通り、喜望峰航路を発見したのはポルトガルのヴァスコ・ダ・ガマですが、100年後にはオランダが東インド会社を作ってケープタウンの覇権を握ります。
町の中心にある公園Greenmarket Square。 南アフリカを中心に、アフリカ南部のクラフトやお土産、様々なものが並びます。 ただ、めちゃめちゃ声を掛けてきて、値段も吹っ掛けてくるので、ある程度の価格の知識と声を掛けられても面倒くさがらない忍耐力は必要です。 治安については、自警団が気を付けてくれてはいますが、携帯をいじり続けたり、貴重品には常識の範囲で気を付けた方がいいです。(もちろん日が暮れるころには退散してください)
象、クロコダイル、オーストレッグ、シマウマ、バッファロー、スネークなど、色々なベルトが並んでいます。 どれも大体$30~$50くらいで購入可能。 サイズ調整もその場でやってくれます。 しかし、クロコダイルや象に関してはワシントン条約に引っ掛かるので、ここでの購入は考えた方がいいですね。 象の皮について気になったので聞いたところ、全てクルーガーで亡くなった個体の皮なので、密猟等ではないとのことです。 クロコダイルも皮の供給先のファームの写真は見せてくれました。
毎朝仕事に行くバスに乗る為にホテルを出るとこの景色。 写真では伝わりきらない臨場感があります。
南アフリカを代表する生地はシュエシュエ。
これはヨーロッパから輸入された更紗が始まりで、このThree Catsが本物のシュエシュエです。
この辺りが伝統的なシュエシュエで、しっかりしたコットンにこのようなプリントをしていきます。 その後にでんぷんをしっかり染み込ませる為に硬くなっています。 縫ったりする前には洗いが必要です。
同じブランドでもポリエステル混の柔らかく着やすそうな布も売っています。
お土産も込みで色々と購入。 布屋さんのある地域は治安が良くないので、ウーバーで行って、用事が済んだら直帰するのが最善。
町の中心にあるこの教会のカフェHeaven Coffee Shop。 静かにコーヒーを味わうにはとてもいい場所。
ここが1834年にイギリスの建設した、ケープタウンの中心的教会St George's Cathedral。 ここはアパルトヘイトに反対する集会なども行われた人民の教会とも呼ばれています。

ここにはアパルトヘイト時代の展示もあったのですが、そこにいた、その時代を過ごした人が、当時の様子、政治的背景、現在の様子について時間を掛けて話してくれました。
アメリカですら黒人との壁が無くなってたった半世紀ほど。 この人も市民の平等を感じられるようになったのはここ数年の事だとも言っていました。
ディストリクト6ミュージアム。
ここは19世紀から20世紀にかけて、様々な人種、様々な宗教の人達の暮らす場所でした。
1948年からアパルトヘイトの政策が始まり、1966年には白人専用地区となります。
6万人もの人達が強制移転させられ、1982年頃までにはほぼすべての建物が破壊され更地となります。
白人が移住するという計画も進まず、結局は建物まで破壊されておきながら更地のまま放置されます。
このような街の中の更地と言うのは、20数年前のベルリンや、ポーランドのワルシャワなどでもありましたが、更地になった理由は様々でも、目の前に歴史の事実を突き付けられる生き証人です。
アパルトヘイトが終わった現在も、かなりの場所が更地のままです。
ここは1652年に東インド会社が入った後に、補給基地として建設の始まったCastle of Good Hope。
1666年にはイギリスやフランスとの対立も激しくなり、ここに砦を築き始めます。
ここは要塞としてだけではなく、VOCの植民地政府として機能しました。
イギリスに占領された後にはイギリスの軍事拠点となります。
ある意味南アフリカの歴史が始まり、変遷を見つめて来た場所です。
この日は南アフリカ最古のワイン・リージョンのConstantia方面へ。
途中にあったのがこのティー・ショップNigiro Tea。 先日のアフタヌーンティーで使われていたのがここのお茶で、街にもショップが無かったので、立ち寄ってみました。
ルイボスティをはじめとして、中国茶も日本茶も。。様々なお茶が並んでいます。
欲しかったいくつかのルイボスティを購入!
初めにやって来たのが南アフリカ最古のワイナリーGroot Constantia。
1685年に東インド会社から植民地総督が土地を与えられ、ケープタウンの気候がワインの育成に適しているということが分かり始まりました。
個々のワイナリーを一躍有名にしたのはスイートワインの"Vin de Constance"。
ナポレオン・ボナパルトが愛して、ジェーン・オースティンが作品の中に描いて、チャールズ・ディケンズも称賛したワインです。
ナポレオンがセントヘレナ島へ流刑になっていた際も、彼はこのワインを非常に好んで飲んでいたそうで、体調がすぐれない日もこれだけは飲んでいたそうです。 彼が亡くなる直前にも口にしたことは記録として残っています。
この辺りでは、チーズのペアリングよりもチョコレートのペアリングが多いですが、チョコレートとのコンビネーションで味わうのも、違う味が広がって面白いです。

Van de Constanceはテイスティング・ツアーには入っていませんでしたが、一緒にいたフランス人が頼んだら出してくれました。
味はカナダのアイス・ワインのようにリッチで、はちみつのように濃厚な甘みが口に広がりますが、多少ハンガリーのトカイ・ワインのような香りもしました。
確かに、食の細くなった病人が飲んだら息を吹き返すような感覚になったかもしれません。
歴史的な味がしました。
ここではナポレオンのワインと呼ばれていて、価格的には$60ほどでした。
外は大変気持ちが良くて、ランチをするには最高でした。
次に訪れたのはKlein Constantia。
ここは白ワインがメインのワイナリーですが、Groot Constantiaとはもともとは1つのワイナリー。 のちの時代に2つにわかれたそうで、Vin de Constanceを造っていた頃は同じワイナリー。 現在はどちらのワイナリーにもナポレオンのワインは売られています。
同行したメンバーも同じ意見でしたが、ここの白は個人的にはちょっと苦手でした。
これがこちらのVin de Constance。
基本的には同じような味ですが、これまた個人的にはGroot Constantiaの方が好みでした。
最後に向かったのはちゃっぴーもここには夕暮れ時にでも行った方がいいとおススメされていた場所。
目の前に広がる谷にワイン畑が広がっていて、大変景色がいいです。
テイスティングも出来るレストランは全面ガラスなので、本当に長めがいいです。 ちゃっぴーがおススメしてくれるのも納得です。
こちらのワインはどれも均等においしく、夕暮れ時までゆっくりと過ごすことが出来ました。
ケープタウンに来たら一度は来ないといけないと思っていたのがここMama Africa。
以前来た時にはもっと素朴なレストランだった印象なのですが、今はちょっとツアリスティーな雰囲気に。
ここではアフリカ各地の料理や、普段は口にすることのない動物たちを味わうことが出来ます。
このプレートにはKudu、Springbok、シマウマ、Eland、ダチョウが乗っています。 KuduとSpringbok、Elandは牛の仲間なので、味は美味しいステーキなのですが、シマウマとダチョウについては硬くて繊維っぽくて、なかなか食べにくい肉でした。
大地のお肉、感謝して頂きました。
この日は一人でカーステンボッシュ国立植物園(Kirstenbosch National Botanical Garden)へ行って来ました。
ここケープタウン周辺にはプロテアが代表するフィンボスと言う、大変独特な、ダイナミックで美しい植物が自生しているのですが、そのプロテアにもいろいろな種類があって、是非それらを見たくて行って来ました。
公園には行った時から、そのまさに楽園のような美しさと清々しさ、霧の掛かったテーブルマウンテンの壮大な風景に圧倒されました。
そしてプロテア。
この乳白色にピンクの入った、豪快な花。
その仲間の花々も今がシーズンで、大変美しいです。
かなり広大な敷地が広がっているので、散策コースはトレッキングの様。 あちこちにベンチもあって、きれいな空気を胸いっぱいに吸いながらゆっくりと歩くことが出来ます。
もしもこの地球上に天国があるのなら、多分ここなんじゃないかと思えるような、ちょっとこの世離れしたような景色が広がっています。
このエリアにはCape Peninsula Moss Frogと言うこのエリアにのみ生息するカエルが住んでいて、とても澄んだ綺麗な声が聞こえます。
ふと樹の上に違和感を覚えたらアフリカワシミミズクの姿が。 なかなか昼間にこんな大きなフクロウを見たことが無かったので驚きましたが、時々動く姿はなんだか愛らしかったです。
ふと思い立って来ましたが、ここは何度でも訪れたいと思える、今まで訪れた中で一番美しい植物園でした。
アフリカを代表する木だと、個人的に思っているのがこのバオバブの木。 いつかはマダガスカルに林立するバオバブの木々を見てみたいものです。
プロテアの類の苗も販売されています。
地元のスーパーにはこんな豪華なプロテアのはブーケも売られていますが、考えられないほどリーズナブル。