Thursday, October 25, 2012

san jose

久し振りのサンノゼへやって来ました。 今まで真夏の陽気だったカリフォルニアも、急に気温が下がってジャケットが必要になって来ました。
昼間は有名なシリコン・バレーを通ってトラムで行けるアウトレットでウィンドー・ショッピング。 午後ホテルへの帰り道Japan Townに寄って来ました。
 "Town"とはいっても結構広々とした通りにレストランやスーパーが点在している感じ。 郷愁を誘われる感じではないかも。
と、前回来た時には気が付かなかったレストラン"Okayama"を発見! しかもマークが岡山県章! 世界中に点在する日本食屋さんを見てきましたが、"Tokyo""Kyoto""Osaka"などあっても、"Okayama"はここが初めて。 変に感激してしまいました。
夕食はもちろんラーメン、餃子! ま、味はさておき海外で食べるラーメンは貴重品。
次の日の夜、2010年のトニー賞の最優秀作品賞をはじめ4つの賞を獲得した"Memphis"を観に行って来ました。
1950年代のメンフィスを舞台に、お調子者のラジオのDJフューイが、当時のタブーであった黒人音楽にのめり込んで、ラジオで流したりしている間に白人の若者も黒人社会と交流を持つようになるのですが、それでも親世代は大反対。 そんな中フューイと黒人歌手フェリシアは恋に落ちます。 色々なタブーに立ち向かいながら新しい時代に進んで行く様子を描いています。
舞台全体はコミカルにコメディー満載、ダンス満載で進んで行くのですが、フェリシアやその他キャストの歌唱力には圧倒されます。 大変パワフルで、ゴスペルあり、ロックンロールあり、カントリーありと椅子から立ち上がって踊りたく様になるミュージカルです。  
と、そんなノリノリのミュージカルを見終わって会場の外に出たら・・・ ”も~もたろさん、ももたろさん。お腰に付けた黍団子ぉぉぉぉぉ???” 岡山っ子のヒーロー桃太郎さんじゃないですか・・・。 がなぜにこんなアメリカのサンノゼの劇場の外に?
と、側にあるプレートを読むと岡山市とは姉妹都市だとのこと。 いやぁ。お懐かしい。
ちなみにネットで岡山駅前の銅像と比べたところ、構図も桃太郎の衣装も全く同じなのですが、ちょっとこちらの方がサイズが小さいと思うし、銅像に勢いがないので、ちょっと小型化したレプリカでしょうか。
あぁ。。驚いた。

Saturday, October 20, 2012

san francisco

サンディエゴからバスで10時間。 久し振りのサンフランシスコへやって来ました!
ここに来るといつも中心部のユニオン・スクエアのテラスでゆっくりお茶をするのが好きなのですが、今日も天気がよくてほんとうにそとが気持ちがいい^^
以前のブログにも登場しているとは思いますが、ダウンタウンの中心部近くを占拠しているのがこの有名な北米最大の中華街、”サンフランシスコのチャイナタウン”。 1860年代にはその形が出来ているので、随分と歴史が古いですね。

有名なGrantAve. ミュージカルFlower Drum Songの歌の歌詞にもなってます。
あまり目立ったレストランなどは少なく、どちらかと言うとお土産屋さんが多いです。

名物のケーブルカー。 本当に坂ばかりの街なので、ケーブルカーやバスを利用しないと移動は面倒。 地図上で近いと思っても、実際は間に坂があったりするので、よく移動方法は考えないといけません。
地元岡山の誇る和菓子”源吉兆庵”。 NY、SF、ロンドンなどにもありますが、お土産にもいいものの、入って大好きな桜餅を友達と自分の分買って帰りました。 ちゃんと製造も岡山市築港新町。 やっぱ美味しいなぁ~!
次の日はピア39付近から出発。 今日も随分といい天気。
泣く子も黙るアルカトラス。 本当にこれが脱獄不能な監獄なのか信じがたいほど近くにあります。

カニの身と生ガキ購入で立ち食い。 シーフード万歳!
至近距離でカニを狙うカモメ・・・。
港には堀江謙一さんが1962年に単独太平洋横断をしたMERMAID号も展示してあります。 水20リットル、米40キロ、缶詰200個を積んで90日で横断したとのこと。 随分と小さな船だし、その勇気に脱帽。
ゴールデン・ゲート・ブリッジ。 今日も半分霧に隠れています。



サンフランシスコと言えばギラデリー・チョコレートも有名。 

いつもここで何かしら食べますが、今回はアイス^^ 2スクープでもかなり巨大。 うぅ・・・食べきれない。
こじゃれた店やカフェの並ぶFillmoreStreet。 日本人街もすぐ近くで、今日はそこで髪も切って来ました。 半日くらいゆっくり過ごすには最適な場所。
夕方からワイン・バーへ。 サンフランシスコと言えばナパ・ヴァレー。 美味しいカリフォルニア・ワインを味わうことが出来ます。 あまり普通のお店に肌ない様な銘柄も町のワイン屋さんには並んでいて、色々探してみるのも楽しみ。

Thursday, October 11, 2012

san diego

 パーム・ツリーの立ち並ぶここはカリフォルニア!
フロリダの蒸し暑さから一変、10月とは思えない強い日差しにカラッとした海からの風。 いやぁ~気持ちがいい!!
 いつもサンディエゴに来たらここに来ますが、ダウンタウンからトローリーとバスを乗り継いで1時間、ラ・ホヤです。 ここにはビーチもありますが、岩場にはアザラシがゴロゴロしていて気持ちよさそう。
 周辺では沢山の人達がスノーケリングやサーフィンなどもしていて、アザラシも時々その周りをグルグルと泳いでいたりします。 彼らと一緒に至近距離で泳いで見たい人は是非遊びに来て下さい。 ^^
 周囲にはペリカンや鵜の群れも。 この方向から風が吹いてくるとその匂いの強さに”うぅぅ。。。”

 ここのレストランには以前も来ましたが、水平線を眺めながらのランチは最高! ”ピノ・グリージオ”プリーズ! 休日を過ごすにはこういう場所に限ります!!
 さて、次の日は国境を越えてメキシコのティファナへ。
ダウンタウンからブルーラインで終点まで30分ほど。 そこからそのまま歩いて国境を超えるのですが、ここの国境が以前来た時から随分と変化していて、メキシコに入るには案内表示のままに歩いていたらいつの間にか入国・・・。 ”あれ?国境はどこだった???”と言った感じ。 以前は高架を渡る途中に国境の表示があったはずなのに、今はどこか境目かさっぱり分からず…。 もちろんパスポートのチェックもありません。
 メキシコに入ったことを気付かせてくれるのは無数の屋台とタクシーの呼び込み・・・。 中心部までは歩いて行けることは覚えていたのでそのまま歩いて直行。 アメリカの国境からほんの15分ほど歩いただけでもう異国。

 ま、メキシコと言ったらマルガリータにタコスでしょう。 物価も随分と安くなるし、米ドルも使えるので便利。

 結局この日はお土産屋さんなどを散策しつつマルガリータ4杯を消費! 心配なのはアルコールの度数よりも糖分?
コーヒー屋でインターネットに繋いでいたときにFacebookにティファナにいることを投稿したら、もう10年の付き合いになるメキシコ人の友達からメッセージが入って、なんとこの街にいることが判明。 前回会ったのが1年半前、彼がNYで働いていた時なので、まさかこんな所で会うことになるとは・・・。 どうやら現在ここの大学に通ってそうで、夕方車で迎えに来てくれて街をドライブしてくれました。
観光客が多い場所と違って、少し離れるとアメリカとほぼ変わらない発展振り。 ここは不動産がアメリカより安いので、アメリカ人がここに住んで仕事に通っているケースも多いそうで、ちょっと住宅の価格が上がっているのだそう。
メキシコの雰囲気を味わうには国境沿いの繁華街がいいと思うけど、こんなに高級な住宅の並ぶ地域もあるのを知るのもいい観光でした。
夜、アメリカの入国審査場は超超長蛇の列・・・。 幸い一緒に来た友達は先に帰っていて、自分一人になっていたので、悪いなぁ・・・とは思いつつフラ~っと全ての列をスキップ。 20分で国境を超えました。
電車に間に合ってよかったぁ・・・。
毎日で歩いていたので、休み最後の今日はちょっとゆっくり。 午前中には会社のミーティング、午後はコーヒー屋で本読んでのんびり。
夜は楽しみにしていたミュージカル"Allegiance"(忠誠)。
自分はここには一度も来たことがなかったのですが、ダウンタウンの北にはBalboaParkという広大な公園が広がっていて、動物園やミュージアムが並んでいます。
 
会場のThe Old Globe。
 この新作のミュージカルは、現在ブロードウェイに行く前のプレヴューの最中で、戦中戦後のアメリカの日本人移民の時代に翻弄様子が描かれています。 アメリカの戦争、政治、人種問題に係わる重いテーマで、ストーリー上アメリカの非情さも描かれていて、舞台を見つつもアメリカ人の客がどのような反応をするのか随分気になりました。
主役はフィリピンのスターLea Salonga! ミス・サイゴンのオリジナルのキムとしてあまりにも有名ですが、一般的にはディズニーのムーランやジャスミンの声としての方が知られているでしょうか。 自分は以前ブロードウェイでの"Flower Drum Song"で彼女のことは見たことがありましたが、いやぁ・・・歌はピカイチです。 そのリア・サロンガの演じる木村ケイの兄弟イサム(Sam)役が、最近大活躍のTelly Leung。 彼は今年ブロードウェイの"Godspell"で見たばかりですが、ブログを読んでくれている人は写真に見覚えがあるはず?
その兄弟のおじいさん(+年老いたイサム)役が名優George Takei。 スター・トレックのヒカル役としてアメリカはもとより世界中に知られていますが、その演技に会場中が涙を誘われます。
 カリフォルニアで農場を営む木村一家。 日米が開戦したことで、農場はタダ同然で売り払われ、ほぼ体一つで収容所へと連行。 どんどんと時代の流れに飲み込まれ、日本を知る父や祖父、一度も日本に行ったこともない二世であるイサムの間には考え方の歪も生まれます。 二世の間でも日本国民であることを第一とするか、辛い収容所を逃れ、アメリカ人として入隊して生きるべきかでも意見の違いが起こります。
 父は逮捕、連行され、イサムは入隊。 その様子をおじいさんは見守ります。 姉のケイはそんな狭間で心を痛めますが、戦後収容所で出会ったイサムとは対立をしていた鈴木を結婚。 無事に国に戻ったイサムとケイは幸せの再会を果たしますが、イサムが売国奴と非難をしていた鈴木を拒絶、終戦を迎えた後でも家族の絆に大きな亀裂を生むことになります。
60年後、全く連絡を断っていたケイの他界を知ったイサムは、歴史的背景、事実を認識し、姉や家族とも離れて生きて来たその不幸を後悔、死んだ父や姉に懺悔します。

と、大変重い、しかも強いメッセージ性を含んだミュージカルなのですが、最後会場のあちこちで涙を流す姿が見られました。 内容的には劇を見たような感じですが、音楽も歌もよく、民謡調なメロディーや日本語の歌詞もあちこちに散りばめられていて、日本語のセリフも沢山出てきます。 今この時期にこのミュージカルがブロードウェイで受け入れられるのか分かりませんが、是非沢山の人に見てもらいたいと思うし、秀逸な作品だったと思います。
 Lea Salonga。 ちょっとぽっちゃりしてきたかなぁ・・・と思いましたが、優しいお姉さん役としてはピッタリでした。 いやぁ・・・やっぱり歌上手いです。

是非是非クリップも見て下さい!
夜のBalboaPark。 ホテルまで歩いて帰る道も気持ちがいい季節です。
よい夜でした!