Saturday, June 29, 2019

travel to colombia

一か月の日本での休みを終えて、次の公演先の中米コロンビアへ。
日本からのフライトがなかなか過酷で、ロサンゼルスで12時間、マイアミで9時間の乗り換え。
どうして時間を過ごそうかと思っていたところひらめいたのがエンジェルスの大谷選手を見に行くこと! ちょうど26日はホーム試合で夕方の5時からのゲーム開始だったのでチケットを購入。
ロサンゼルスには時間通りについて、ちょっとレンタカーを借りるのに時間がかかったものの、空港から1時間ドライブをしてアナハイムのエンジェルス・スタジアムへ。
試合開始前30分くらいには到着。
球場の正面には大谷さんの大きなパネル。 スーパースターです!!


自分は時間の関係で8回表まで観戦したのですが、さすが大谷!!打つね~!!
本塁打、二塁打、フォアボールから塁に出て盗塁と大活躍!! 自分が去った後の8回裏には4点追加してエンジェルスの勝利。
期待を裏切らない活躍ぶりでした。

深夜にロサンゼルスを発ってマイアミに朝着。 その日の夕方まで空港にスタックしたので、ラウンジでシャワーを浴びて寝て過ごし、無事にコロンビアのカリへ夜に到着!!
長い長い移動でした。 明日から仕事開始です。

Sunday, June 23, 2019

saga

コロンビアへ出発前に、屋久島旅行後記を書いておきます。
 心配していた雨にも大きな影響を受けず鹿児島港へ。 この日は桜島の頂上からモクモクと立ち上る煙も見られました。
この日は博多駅まで戻って嬉野温泉へ。 新幹線の中で食べた鹿児島中央駅で買ったさつま揚げが絶品で、母は安納芋がお気に入りで、自分はコーン。 よくあるさつま揚げのような触感ではなく、ふわふわでやわらかく、これはおススメ。
夕方前には嬉野温泉に入って、 嬉野茶を味わって温泉へ。
止まっている宿で椎葉山荘のお風呂も使わせてもらえるので、車で山の中まで運転して日暮れ時の温泉を楽しんで、後はここでおススメのとろとろの湯豆腐。 その頃には外は真っ暗で雨。
ここにある滝ではちょうど蛍が見られると言うことだったので、真っ暗な中を歩いて行こうとすると、親切にも宿の方がライトと傘を貸してくれました。 そのまま少し進んで滝の流れているであろう岩壁まで来ると、まぁ。。無数の光が目の前に! 淡くリズミカルに、下から上まで満天の星空のように蛍が飛び回っていました。
今年は蛍を見に行く機会が無かったと思っていたので、こんなところで見られるとは嬉しいサプライズでした(嬉野だけに><)。
次の日は母の希望で有田へ。
深川製磁のミュージアムで有田焼の歴史を学んで。。
酒井田柿右衛門へ。

窯の火入れをしているのか建物の奥からは煙。
もちろん手の出るような品はありませんが、ショップの方に色々と歴史や作陶についての話を伺って次へ。
有田工業団地にも立ち寄り。
有田の街中へ。
自分には認識が無かったのですが、有田焼の陶祖、李参平の家は続いていて、一度は途絶えていた作陶を先代から始めたとのこと。
李参平は豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、鍋島のお殿様が朝鮮から連れて帰った陶工で、1616年に泉山に白磁鉱を発見して日本初の白磁を焼いた人で、今の有田焼(伊万里焼)の陶祖とされています。
ここにはその十四代李参平窯のお店もあって、どれだけ高価なのか恐る恐る見るだけでもと思って入ってみると、やはり大変素敵な白磁の器が並んでいました。 と、値段を見てみると、作品に比べて思ったよりも手が出せる価格で、気に入るものを物色。
後で分かったのですが、お店の番をされていたのが奥様で、親切に色々と説明をして頂きながらどれにしようかと選抜作業をしていると、ちょうど十四代が出て来られたので決めて頂きました。
今では有田焼は真っ白の焼物を求める為にほぼ全て天草の陶石を使っているそうなのですが、十四代は陶祖と言うこともあり今でも泉山の陶石を使わせてもらって、あえて黒く残る鉄分も残した土づくりを頑張っているそうです。 釉薬にも泉山の鉱石が使われているそうで、淡い乳白色が本当に素敵です。
先ほど寄った酒井田柿右衛門でも家元の作品にだけは泉山の陶石を使っているそうなのです。
これが買って帰った茶碗。
いびつに見える形でもすっぽりと手に収まって、どこに口を当てても滑らかな飲み口で大変気に入りました。
次に向かった先は河童のミイラで有名な”松浦一酒造”。 この近辺に来ると松浦鉄道など”松浦”の表示を多く見かけるようになります。

運転手の自分はテイスティングが出来ないので、味見は母のみ。 自分はジャケ買いでお土産を数本。
せっかくこのエリアにいるのでちゃんぽんを食べたいと思っていたら”伊万里ちゃんぽん”のお店発見。 野菜たっぷりに塩っ気が美味しかったです。
今夜の宿泊先武雄温泉に向かう途中鍋島焼の里があったので、ちょっと立ち寄ってみることに。
鍋島のお殿様は、技法が外に漏れるのを防ぐためにここに関所を作って作陶をしていたそうです。
中国の景色を彷彿とさせるようななんとも趣のある風景が広がっていて、関所で隔離されていたころには、まるで陶芸の桃源郷のような雰囲気だったのでしょうか?
いつかここもゆっくり訪ねてみたいものです。
以前一人でぷらりと立ち寄ったことのある武雄温泉。 この竜宮城のような楼門は東京駅も設計した辰野金吾。
ここにある楼門亭は素泊まりの宿で、3つの温泉に入りたい放題です。

旅の最終日は太宰府へ。
お参り前から梅が枝餅を頂いていざ参拝。
前回来た時と同じく韓国人だらけ。。 しかし某国人のように傍若無人な行動はしないので、とりあえず神社の雰囲気は維持できてます。


ちょうど菖蒲の時期と言うこともあり、池には色とりどりの菖蒲が咲き乱れていました。

大宰府政庁跡。
約三世紀に渡って豪族や朝鮮半島政策の為の役割を果たしていた政庁跡。

転々とする礎石に同時の様子が偲ばれます。
806年10月。 中国を発った空海は太宰府に入り、その間の詳しい資料は残っていないそうなのですが、ここ観世音寺に1年余り滞在していたとされます。
続日本書紀によると、ここは天智天皇が母の供養の為に746年に建立したそうで、国宝の梵鐘は日本最古のもので、698年に京都妙心寺と同じ型で制作された兄弟鐘だそうです。
宝蔵には外観からは想像も出来ないような大きな仏像が並んでいて、どれも平安時代頃の歴史あるものです。 もう少し人の形をした平安時代の大黒天は日本最古の大黒様の像だそうです。

国宝の梵鐘。
現在は金堂と講堂を残すのみのようですが、平安時代の栄華を想像するのは容易です。
この日は博多でG20が開催されていたので、駅という駅のロッカーは封鎖されていたので、レンタカーを返した後の荷物の置き場には困りましたが、親切な大丸百貨店の受付で預かってもらって中洲へ。
母に中洲体験をしてもらって旅終了。
トラブルもなく無事に旅の全行程を終えて岡山まで帰って来ました。

Tuesday, June 11, 2019

yakushima

さて、屋久島・九州旅行から帰って来ました。
屋久島には3泊4日でしたが、梅雨時期で心配していた雨もそこまで影響がなく、無事にトレッキングして来ました。 ただ、先月の大雨の影響で縄文杉へ登る荒川登山口へのアクセスが封鎖されていたため、12年前に来た時と同じく、縄文杉へ行くのは諦めなければいけませんでした。(白谷雲水峡からもアプローチは出来ますが、トロッコ道へ出るまでに山を一つ越える往復12時間のルートになるので、あまり現実的ではないです。。)
今回のブログは景色の美しさが伝わればと、全ての写真を大きいサイズで貼ってみました。
岡山から鹿児島までは、乗り換えなしの新幹線で3時間弱。 半分雲に隠れた桜島を横に見ながら高速艇で2時間、15時頃には曇天の屋久島に上陸しました。
翌日が雨模様になるということで、安全な次の日の予定を決めたらこの日の午後はのんびり。 島への滞在中2度訪れた料理屋さんについてはブログの最後に。
2日目。
心配していた雨も小雨程度だったので、この日は紀元杉を訪ねた後”淀川登山口”へ。 ここから今がベストシーズンと言うことの”ヤクシマシャクナゲ“を見る為に”花之江河”を目指すことに。
登山道へ入ると、すぐに大きな杉が現れ始めます。
登山道に延々敷き詰めてあると思っていたこの四角い石。 どう考えてもこれだけ敷き詰めるのは不可能と思っていたら。。
岩壁の中に含まれている四角い塊が崩れて溜まっているだけでした。><





無数の種類の苔。 目に優しい緑の絨毯があちこち。












かなりの山道のアップダウンで、自分でも歩くのが危ないと思う場所が多かったにもかかわらず、シャキシャキと歩き続ける母の健脚ぶりには驚くばかりでした。

写真で伝えるのは不可能ですが、実際に見る木々の大きさと迫りくるエネルギーはかなりのものです。

歩き始めて2時間余りするとシャクナゲの花がちらほらと。
シャクナゲは椿の花のように咲いたまま地面に落ちるようで、この辺りは一面白い花の絨毯のようでした。 自然の創り出す美しさには息をのむ瞬間があります。


眺望の見られた瞬間。
この後ガスが出て周囲は真っ白。 雨になりました。
シャクナゲのシーズン前には終わるという”サクラツツジ”もまだあちこちに咲いていました。


小花之江河。


花之江河に到着!
朝8時半から登り始めて、ここでお昼。 すでに天候も悪化し始めて、ここから先へ行くと帰りが心配だったので、一路引き返すことに。
お弁当を食べ終えたらちょうど雨に。


足早に元の登山口を目指して14時半には帰ることが出来ました。
この日は無理をせず、このまま車で島を回ってみることに。
途中”千尋の滝(ちよろのたき)”の表示があったので立ち寄ってみるとこの景色。

巨大な岩山を削って流れる壮大な滝。
それほどな期待も抱かず立ち寄っただけに、急に目の前に荘厳な景色が現れたのでびっくり。 
しばらく眺めていたい景色でしたが、手に手にセルカ棒を持った某国の団体がやって来たので待避。



海からポコポコと湧いている”平内海中温泉”。
ここは200円の支援金で入れる男女混浴温泉(水着禁)。 自分にはこんなだだっ広い、観光客もやってくる目隠しもない温泉に入る勇気はありませんが、実際に入っている強者も。。
さて、この日は”白谷雲水峡”へ。
8時過ぎに登山口の駐車場に行くと、すでにかなりの数の登山客。 十数年前に来た時は静かな場所だったのに、これも世界遺産になった影響??

人は増えても自然の時の流れは常にゆったり。


しばらくすると、直接太鼓岩をめざす短時間の”太鼓岩往復コース”と、数々の杉を眺めつつ回る”奉行杉コース”に分かれるのですが、ここで9割の人達は短時間コースに進んで行くので、ここの醍醐味の美しい景色が続く奉行杉コースは静かなままで、以前のような美しい風景を堪能することが出来ました。



いくつもの坂、いくつもの小川を超える度に心癒される風景が広がります。






倒れた杉から育つ小杉。






 まさに木霊に案内されながら道を進むかの様。
サンやアシタカ、モロ一族が走り回っていそう。




























ミソサザイ。











太鼓岩(1050m)に到着! 前回来た時にはここから広々とした山の景色が眺められたのですが、今回はあいにくのガス。 が、急こう配の坂を登って来ただけに吹き抜ける風が心地よかったです。


渓流の傍らに群生したヤクシマスミレ。

ヒガラかな?








立ち込める霧も幻想的になり始めて、そろそろシシ神の現れるころか?!









 登り始めから7時間。 15時半には下山しました。
頂上を目指すだけならもっと早くに下山をすることは可能ですが、のんびり歩いてお弁当も食べて、十分に自然を満喫するには、このくらいが最適でした。
 大自然の造形の美しさ、力強さ、癒しを身体中で浴び続けた7時間でした。


一奏海水浴場。
屋久島は北米大陸まで泳いで行ったウミガメが産卵の為に戻って来る場所。
今はちょうど産卵の為に戻って来る時期で、日暮れから明け方までは砂浜も立ち入り禁止で、ウミガメの観察も観察会に参加しなければ見ることが出来ません。
砂浜にはカメが上がって産卵をして戻っていた痕跡がありました。
大変綺麗なビーチですが、いたのは外人のカップル一組のみ。
島のドライブはたいへん気持ちがよくて、緑鮮やかなダイナミックな山並みと海を同時に楽しむことが出来ます。

東シナ海展望台からの海の眺め。
道中その咲き乱れてる姿を見られるのがヒルガオ。
 以前にも来ていて、今回も2度お邪魔した料理屋さん”若大将”。 とにかく魚が美味しいお店です。
 きびなごのフライ。
 トビウオを上げたものはヒレまでカリカリ。
 ヤクシカのお寿司。 希少部位だそうですが、舌にくっ付くような柔らかさで、臭味も全くなく美味しいです!
ご主人おススメで、これを食べたくて来る客も多いと言うお茶漬け。
新鮮な魚の切り身に旨味たっぷりのお出汁がかかっていて、食べる価値あり。
 お刺身も厚みが半端なし! 地のお魚が並びます。 
 ”首折れサバ”。 目をつぶって食べたら、絶対にサバとは思えない独特な触感の美味しさ。
海鮮サラダもお魚の量が。。

美味しい空気をいっぱい吸い込み、鮮やかでいて優しい緑を目で楽しみ、美味しいものをいっぱい頂いた数日間でした。
ケガもなく、目的の全てを消化して島を離れました。