Wednesday, March 25, 2009

ottawa



”カナダの首都は?”と聞いて、オタワと答えれる人はそう多くは無いのではないでしょうか?
オタワはトロントやモントリオールのような大都市ではなく、行政機関だけが集中した行政都市です。 なぜこのような所に首都が建設される事になったかと言えば、1858年、フランス語圏のケベックやモントリオール、英語圏のトロントやキングストンが激しく首都の決定を競っていたところ、ビクトリア女王が独断で英仏両勢力の境界線にあるここオタワに決めてしまったそうです。

この写真の議事堂はちょっとした丘の上に建っていて、”パーラメント・ヒル”と呼ばれています。


この議事堂の正面、道を挟んで反対側に建っているこの銅像はカナダの英雄”テリー・フォックス”で、ウィキペディアから抜粋した説明は下記の通り。

1958年7月28日、ウィニペグ生まれ、バンクーバー近郊のポートコキットラムで育つ。サイモンフレーザー大学の学生で、バスケットボール部で活躍していた1977年、右ひざの痛みで医者にかかったところ、それが骨肉腫であることが判明。
骨肉腫で右足を切断した後、がん研究資金を募るために、1980年4月12日、ニューファウンドランド州のセント・ジョンズから「希望のマラソン」(Marathon of Hope)を開始した。鉄のような固い意志で、北アメリカ大陸を横断してバンクーバー島のポートレンフリューを目指し、義足をつけて毎日フルマラソンと同じ42kmを走り続けた。目標は完走と100万ドルの募金を集めることだった。しかし143日目の9月1日5,373kmを走ったところで、癌の肺への転移のためオンタリオ州サンダーベイ付近でマラソンを断念し入院。1981年6月28日、テリーは22歳の若さでこの世を去った。
先日ウィニペグに行った時に彼の話は読んでいたので、この像を見たときにはすぐにピンときました。
議事堂の正面にある像が過去の戦争の英雄でもなく、彼のような努力の人であるのはカナダのいいところでしょうか。

バンクーバー・オリンピックのカウントダウン。
そんなにカナダのオリンピック・ムードは盛り上がっている風ではないですが、もうあと1年切ってるんだね・・・。


このオタワの町を分断する運河は世界遺産にも登録されていて(なぜこんな運河が?と言った感じ)、冬はスケートが出来ます。 いつもここに来る頃にはシーズンが終わっているので滑った事がありませんが、今日も気温はー11℃(体感温度ー15℃)、もうそろそろ暖かいところに行きたい。。。

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