Tuesday, October 18, 2011

charleston

パイクヴィルを後に再び南部へ!
サウス・キャロライナのチャールストンへやって来ました。 厳密に言えばノース・チャールストンなのですが、チャールストンまでの8マイルはホテルのシャトルが連れて行ってくれるので助かります。
ここチャールストンはちょっと前にいたサヴァナとも近く、アメリカ初期の歴史には欠かせない街でもあります。
1670年に、イギリスのチャールズ2世の名前にちなんでチャールズ・タウンとして建設が始まって、1690年時点ではフィラデルフィア、NY、ボストン、ケベックに次いで北米で5番目に大きな街でした。
ショップなどが並ぶKingStreetは散策にはピッタリ。 オシャレなバーやレストランも並びます。 この通りはあの名作映画"The Notebook"の舞台としても有名です。最初のイギリス国教会のセント・フィリップ・エピスコバル教会。18世紀半ばまでに、チャールストンは南部植民地に向けた大西洋貿易の中継基地となりました。 18世紀初頭はヨーロッパへの鹿皮の輸出が主で、インディアンとの貿易に関する同盟によって鹿皮の安定的な供給が約束されました。 20年でおよそ50万頭から125万頭の鹿が殺されたとされます。チャールストン最古のセント・ミカエル教会。
植民地とイギリスとの関係が悪化し、アメリカの独立戦争が始まります。チャールストンは前後2度のイギリスからの攻撃目標となります。 この教会の尖塔はイギリス軍の標的となる為、夜空に溶け込むように黒く塗られたそうです。
詳しくはメル・ギブソンの映画”パトリオット”でも描かれていますね。チャールストンのダウンタウンには往時の富豪の建物がいくつも残されているのですが、ここナサニエル・ラッセル・ハウス(Nathaniel Russell House)もその1つ。 商人の1人であったラッセル家の館ですが、ヨーロッパからの調度品に加え、アメリカでも優秀な家具は生産されていたようで、そのようなものが展示してあります。 夏が蒸し暑くなる南部では、夏でも暖炉に火を入れて湿気を逃がしていたと言う話には驚きました。せっかくなのでお昼はシーフードにしようと適当に"Charleston Crab House"へ。日中30度近い中ルーフ・テラスでランチ。 Soft chell crubのサンドウィッチなるものがあったので注文! このソフト・シェル・クラブ、日本ではあまり聞くことがないと思いますが、カニの殻をむくのが嫌いな欧米ではアメリカのカニの水揚げ量の半分はこれらしい・・・。 これはカニが脱皮をした直後の柔らかい殻のカニで、そのまま揚げて食べたりします。 寿司のネタにまで使われたりするのですが、めっちゃ美味いです。 日本でもこの食べ方もっと流行らしたらいいのにね! (自分も殻をむくが苦手な日本人・・・)
http://www.charlestoncrabhouse.com/マーケットホール。 1830年代に建設されたマーケットで、南軍博物館もあります。 ここから数ブロックに渡って露天的なマーケットが続いています。このマーケットで見つけたのがこの弾丸。 近所で掘り出した南北戦争で使用された弾丸です。 どちらもシャープス銃の物なのですが、片方が南軍、片方が北軍の物で、この会社、南北両軍に同じ銃の違う弾丸を売っていたそうです。 今でもこんな弾丸が出てくるんですね。 お店のおじちゃん、色々説明してくれました。
この銃、その後戊辰戦争時に日本に輸出されたとか・・・。(スミソニアン博物館の写真より)

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