まだまだ寒い日の続くここケベックですが、フランス人の入植以来400年の歴史があるので、ここは北米にありながらヨーロッパの雰囲気のとても濃い場所です。
特にカナダから独立しようとする動きもあるくらいなので、文化も他のカナダとは随分と異なります。
ケベックの街の中心は岩の丘の上にあって、周りを城壁で囲われています。 もちろんここもご多聞にもれずユネスコの世界遺産です。
丘の一番目立つ所にはフェアマウント・ホテルの経営するお城の様なホテルがあるのですが、ここは今から100年前にカナダの鉄道会社が“ホテルとして“建てた建物で、別にお城をホテルに改造したわけではありません。
しかしこのホテルの裏のデッキからの眺めは素晴らしく、以前来た秋には川沿いの紅葉が大変美しかったのを覚えています。
凍ったセントローレンス川の眺め。 さすがに丘の上だけあって風が強くて寒い・・・。
と、ちょうど丘の上から下へこの様なコースが建設されていたのですが・・・ これ一体何でしょう?
随分と急な傾斜を下ったり、このようにループする場所などもあるのですが、これ、実はスケートのコース・・・。 クラッシュ・アイスと言う世界選手権(ということになってる)があるのですが、このコースをホッケーの靴で急滑降!人にぶつかったり押し倒したりしながらゴールに向かうレース(確か以前テレビで見た時はそんな感じだった)です。 かなり急な坂をホッケーの靴で滑り降りると考えただけでも怖いのですが、まぁ・・・世の中には色々なことに挑戦する人達がいるようで・・・。
それより何よりどうやってこの波打った坂のコースに氷を張るのか・・・また製氷するのか、それが知りたい。。。
丁度フランス人の友達が今ケベックに住んでいるので、今回はその彼があちこち寒い中案内をしてくれて、色々とケベックと本国フランスとの裏事情など聞かせてもらえて興味深かったです。
吹きっ晒しの雪の丘まで景色がいいということで案内してくれたのですが、本当に寒い中色々連れまわってくれて感謝です。
このホテル、本当にお城のようでいい景色です。
丘を下ったところにある“プチ・シャンプラン”。 ショップなどの並んだかわいい地域です。
フランス人はフランス中あちこちにパティシエが点在していることでも分かる通り、甘いものは大好き(少なくとも自分の知り合いはみんな)、そんな友達の紹介してくれたのがこれ。 平たい生地に色々なトッピングが出来るのですが、やはり自分はメープル。 う~ん・・・甘い!
夜は何が食べたい?とのことだったのですが、やはりここはフレンチでしょう。
ローカルなフレンチに連れて行ってもらったのですが、この街は英語を使うことを極力避けるために全てがフランス語。 もちろんレストランも全てフランス語。 メニューは黒板にずらりと書いてあるだけだったので、やはりこんな所はフランス語の出来る友達に連れて来てもらうに限るね。
と言うことでアペタイザーはフォアグラ。
メインは鴨。
本国フランスでも何度か食べたけど、友達曰く結構な頻度で鴨は食べるとのこと。 なかなか美味しいけど、やはり鴨は噛みにくいカモ?
フランス料理って、やっぱソースが美味しいね。 雰囲気も気取らないヨーロッパの街角のレストランって感じで、大好きでした。
夜の街。 城壁がヨーロッパな雰囲気を残してます。
ケベックのジャンク・フードと言えばこのプーティーン。
”フレンチ・フライ”(以前ヨーロッパにいた時にも語った通り、フレンチ・フライはどちらかと言うとベルギーのもの)にチーズとグレービー・ソースがかかったもの。 それに色々なトッピングがあるのですが、これはソーセージの乗ったもの。
これだけでお腹いっぱいになる、なかなか美味なジャンク・フードです。
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