Friday, January 30, 2015

montpellie / toulouse

次から次へと移動を繰り返して公演をこなしていますが、なんだか目まぐるしい毎日です。
体力的には大丈夫なのですが、精神衛生上ちょっと大変。。。
週の初めはモンペリエでしたが、以前来たときよりも随分と治安が悪くなっているようで、ちょっとだけ街をを歩いたらホテルに帰ってしまいました。 綺麗な街なのにもったいない。。
そして週の後半はトゥールーズ。 ここはスペインにも近い歴史の古い街。
なんだか天候の優れない1日でしたが、気分転換に街歩き。 ここは以前にも来て好きだった美術館"Musee des Augustins"。
 ここは14世紀から15世紀に建てられた修道院で、1793年からミュージアムとなったそうで、ルーブルに次いで歴史の古い場所です。
 中庭を巡る回廊には13世紀から14世紀のガーゴイル。 教会の雨どいですがどれもユニークで可愛らしい。
 1450年のマリア像。 物憂げな表情をしています。
元修道院だけあって、建物自体も大変素晴らしいです。


チャーチに面した中庭。 人もほとんどいなかったので、ここでしばらくのんびり心の洗濯。
建物はどれもレンガ積みなのですが、これは紀元前1世紀からローマ人が行っていた建築方法で、この色が故に”バラの街”とも言われているそうです。
これだけのレンガを街中に積み上げたなんて、すごい労働力ですね。



 さりげなくルーベンスのキリストの磔刑なんかも。。。
 以前来た時にはこんな素敵なライティングはなかったはず。。。 展示がオシャレになってます。
これらの彫刻は12世紀のものです。

どれも大変精巧でディテールが素晴らしく、デザインも全て違っています。 900年も前の物とはとても思えません。

 二階に上がると彫刻と絵画のフロア。

メジャーなものは少ないですが、広々としたホールを優雅に歩ける午後のひと時もいいものです。
 中庭には菜園。 修道院の名残ですかね。
 街の中心部。
 通りの向こうには以前にも行ったサン・セルナン聖堂。
以前にも行ったスペイン、サンティアゴのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼の教会の1つとして世界遺産にも登録されていますが、その巡礼の象徴である帆立貝の杖を持った人を街中でも1人見掛けました。
ここも全てレンガ造りですが、一体どれだけの年月を掛けて積み上げたのでしょう・・・。
 ロマネスク様式ですが、内部はローマ遺跡のような無骨さ。

しとしと雨が降る中次に向かったのは"The Carmelite Chapel"。
ここはそんなに観光地と言うわけではないようなのですが、見た写真が綺麗だったので立ち寄ってみることに。。
と中に入ってびっくり! この素晴らしい天井画!!
1622年から建設の始まった教会で、 この素晴らしい天井画は1747年から1751年に掛けて描かれたそうです。
あまり訪れる人も多くないようですが、まるで宝石箱のような内部。 ぜひぜひ立ち寄る価値あり!

Tuesday, January 27, 2015

marceille



久し振りの港町、マルセイユにやって来ました。 地下鉄を出ると、冷たい空気の中にむっとした生魚のにおい。 港では獲れたての新鮮な魚がずらり。 日本でもお馴染みの魚もいれば、見たことのない珍しいものいっぱい。




とにかく小さな細い路地が入り組んでいますが、そこが古い港町の雰囲気が出ていていいですね。



休みの朝向かったのがこの”地中海考古学博物館”。
もともとは1670年に建てられた、貧しい人達の為に建てられた病院なのですが、中庭の中心には教会も備わった素敵な建物。



考古学の展示に関しては、エジプトのものはルーブルに次いで二番目の規模だとか。 それよりもオセアニアなどに関しての展示は、なかなか他では見たことのないような展示もあって、見学する人も少ないし、色々とじっくり見て回ることができました。
マジョール大聖堂。 1893年に完成した、ローマ・ビザンチン様式の大聖堂。

内部は意外と簡素なのですが、この縞模様が特徴的です。
以前は何もなかったこのサン・ジャン要塞。
2013年に博物館などと端でつなげた、なかなか素敵なエリアに変貌していました。
細い鉄の橋を渡って要塞へ。
旧港の向こうにノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院を望む景色。
要塞内部はカフェなども併設された憩いの場。 そんなに人も多くないし、とってものんびりした感じ。


もうひとつの橋を渡ると。その先は地中海博物館。

この鉄のレースのような不思議な建物。 あの島の影にはシャトー・ディフがあります。
建物の上はこんなにのどかなカフェ!
ここでしばらく読書をしたり絵葉書を書いたり・・・。 気温はそんなに高くはないものの、ぽかぽかと地中海の陽が差していて気持ちがいい! しかも人がそんなにいないのでのんびり!!


プロヴァンスだけあってラベンダーのいい香り!


夜はお馴染みのブイヤベースを食べに。
港周辺には数多くのレストランがあるので、いまいちどこが美味しいのか区別が付かず・・・。 と言うことで近くのホテルでおススメの場所を聞いてみたのですが、結局辿り着いたところは前回にも来たところ!
そんなにお安いものでもないですが、魚介のだしたっぷりの、体の温まるスープを頂きました。 ここのスープには白身魚も沢山入っているので、これだけでお腹はいっぱいになります。
デザートにはハーブ入りのシャーベット。 どれも手作りで、すっきりとしたハーブの香り。
美味しかったです。
現地でどこがいいのか分からない人は、迷わず"Chez Loury"へ。 http://www.loury.com/

夜の港周辺。
以前は治安の悪さを随分と言われていたマルセイユですが、町で見かける警察の数も半端じゃなく、随分と安全な雰囲気になりました。 夜の港でも危険な雰囲気はあまりないです。