Monday, May 23, 2016

NY NY

タンパで今シーズンのアメリカ本土公演を終えて、プエルトリコへ行くまでの一週間の休暇先、サラソタへ移動。 すぐ近所に住む大切なお友達Kayさんとランチ。 自分の5555公演をお祝いしてくれました。
次の朝、本来はシアトルに振り付けに行く予定だったものが変更になって、運命の行き先はニューヨーク!! 早朝5時半にも関わらずKayさんがホテルまで迎えに来てくれて、本当に感謝感謝です。
ワシントンを経由して、半日でニューヨークに再上陸!!
今はちょうどアメリカン・バレエ・シアターのシーズン。
ここ最近話題のラトマンスキーの振り付け作品が見られると言うことで、早速通い詰めているメトロポリタン劇場へ。
今夜は"Shostakovich Trilogy"
1. Symphony #9
2. Chamber Symphony
3. Piano Concerto #1
このビデオはサンフランシスコ・バレエのものですが、やはりABTのクオリティーは高いでね。。。
Daniil Simkinはいつもキレキレの動きだし、James Whitesideの踊るChamber Symphonyも大変素敵でした。
ショスタコーヴィッチの音楽自体はとっても取っ付き難いのに、ラトマンスキーのコンテンポラリーな動きと融合すると、大変ユニークで面白い舞台に仕上がっていました。

バレエの後はSapporoでカツとじ。 もうすぐ日本に帰るのは分かってはいるものの。。。 やっぱ美味しいね。
次の日はマチネからバレエ!
この日の出し物もラトマンスキーによるもの
World Premiere
1. Serenade after Plato's Symphony - Leonard Bernstein
2. Seven Sonatas - Domenico Scarlatti
3. Firebird - Igor Stravinsky
 
アトランタ・バレエによるSeven Sonatas
これはオランダ国立バレエによるものですが、後半がラトマンスキーの火の鳥です
オリジナルな火の鳥よりも、メインのメロディーを魔王カスチェイが踊っていて超カッコいい!

さて 、バレエの後はプラプラ街歩き。

ブライアント・パークで人待ちをしていたら、悟平氏から連絡が来たので、そのまま深夜までお付き合い。
次の日はマンハッタンから2時間半かけてコネチカットのハートフォードへ。今回楽しみにしていた、次の冬からブロードウェイで開演予定の新しいミュージカルのトライアウト”アナスタシア”を観に行ってきました。
映画も曲も大好きなので、それがミュージカルになると聞いただけで大興奮! しかもブロードウェイに行く前にいち早く観られるなんて最高!
大変小さな劇場で、席も舞台の真横! 緞帳の"Anastasia"の文字に雪の降り続く照明を見ているだけで、開演前から興奮MAX!!
話と歌の構成は幾分変更してあったり前後してあるものの、いや、前半後半に渡り何度泣けたことか。。。
まずはカーテンが開くと宮殿の一室でグランママと幼女アナスタシアのシーン。
豪華で煌びやかな紫のドレスに身を包んだグランママがミュージック・ボックスを小さなアナスタシアに手渡しながら歌うOnce Upon a December。。。 史実とその後のミュージカルの話の流れが分かっているだけに、このシーンだけで涙を誘われます。 その後ロマノフ王家の舞踏会のシーンになり、その華やかなシーンから舞台は悲劇に急展開。 ロマノフ王朝は崩壊します。 幼皇子アレクセイも登場するので、悲劇感倍増です。。。
ここでドミトリーとヴラッドが登場! 映画と同じくとってもハンサムなドミトリーと、愉快なキャラクターのヴラッド。 そこからThe Rumor in St. Petersburgのシーンに入ります。 そして可愛らしくもキリッとしたアニャが登場!
歌は前後するのですが、Lern to Do Itのシーンに入ります。
ここで映画と違うのが、悪者はロマノフ王朝に付きまとう悪魔ではなく政府の役人のグレブ。 彼は政府に反抗の出来ない役人としてアナスタシアを追いかけます。
セント・ピータースバーグをドミトリーとアニャが歩くシーンからOnce Upon a Decemberのシーンの入ります。 映画と同じく亡霊となった王侯貴族がワルツを踊ります。
そしてアニャはパリへ向かい、Journy to the Pastを歌い上げます。

そして第二幕。 パリのシーンから始まりますが、Paris Holds the Key (To Your Heart)の場面にはリリーが出てきません。 ここでリリー役をやっているのが、あの映画ムーラン・ルージュでにコール・キッドマンに意地悪をする役で出ていたCaroline O'Connorで、以前彼女のシカゴは見たことがあったので、今回で二度目。 リリーにはこの後、映画には無い独り舞台が用意されていました。
この後はほぼ映画通りにストーリーが運んでいくのですが、最後に悪役人グレブがアナスタシアの命を奪おうとするシーン、映画では悪魔に襲われるアナスタシアをドミトリーが助けますが、このシーンにドミトリーは出てきません。 出来ればこのシーンにはドミトリーに出てきてもらいたいかな。。。
最後にはアナスタシアとドミトリーは結ばれますが、最後の最後でグランママに小さかった頃のアナスタシアが駆け寄るシーンで涙が溢れます。
満場の客も大満足で、拍手が鳴り止みませんでした。
ブロードウェイに行く際にはもっとキャストを増やして豪華な舞台にしてもいいと思いますが、これは来年のトニー賞を取れるのでは?
自分は大満足な舞台でした。
是非次はプリンス・オブ・エジプトをミュージカルにして欲しいかな。。。

次の日は天気が大変よく、気持ちの良いSOHOでのんびりと午前中を過ごして、午後はブルックリンでなほちゃんに髪を切ってもらい、夕方から泣く子も黙るミートパッキングへ。
待ち合わせの時間までチェルシー・マーケットでプラプラ。


ミートパッキングはかなりセレブなエリアですが、今夜は悟平氏のコネクションで、ここのレストランSTKでのお食事。
普通こんなレストランだと、レセプションでも冷ややかな扱いになってもいいのに、スタイリッシュなお姉さん三人が並んで日本語で”いらっしゃいませ”。。。 どうやらここのフロア・マネージョーに仕込まれたらしい。。。
バーで待っている間にもシャンパンをサービスしてくれたり、レストランで一番良い席を用意してくれて、かなりVIP。。。 どのワインもメチャメチャ高いのに、一本サービスしてくれました。

普段赤い肉を食べない自分でも、これはおいしくいただきました。。。
食事の後もレストラン内を案内してくれたのですが。。。
地下には広いイベントスペースもあって、こんな誰も使ってないなんてもったいなーい!!


その後は、最近ガイドブックに載ってしまって行列の出来るバーになってしまった、昔の夜景の隠れスポットへ。 これ以上人が増えても困るので名前は書きませーん。
しかし、大変豪華なマンハッタンの夜景を眺めることが出来ます。

夜の2時半。。。
ダイナーでこんなへヴィーなもの食いました。。。 反省。。。
次の日無事サラソタへ戻ってきました。
今度ニューヨークに戻れるのはいつだろう。。。
あ、6月6日の8時からEテレに悟平氏が出演します。 みなさん見てあげてください!!!


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