なかなかパソコンの前にゆっくり座る時間が無く、全然更新が進んでいませんが、少しづつでも書き進めることにします。
アデレードの郊外には有名なワインの産地がいくつかありますが、今回も前回行ったバロッサ・ヴァレーに、日帰りワイン・ツアーに行って来ました。
オーストラリアも有名なワインの産地ですが、ここバロッサはオーストラリア最古のワインの産地の1つ。 1842年からスコットランドやドイツなどからの移民によってブドウの栽培が始まったそうです。 ブドウの苗は南アフリカから持ち込まれたそうで、今では150ものワイナリーがあるそうです。
まず初めに訪れたのが"Murray Street"というヴィンヤードで、さっそくお昼前から試飲開始。小さなワイナリーですが、飲みやすいものから味わい深いものまで揃っていました。 スタッフも明るく親切でいい感じ。 ポルトのようなシラーズで出来た酒精強化ワインもありました。
とっても清々しい、気持ちのいい天気。
100年くらいのブドウの木だそうで、やはり古い木の方が味が深く美味しいとのこと。
次に向かったのは、なんだか可愛らしいワイナリー。
古いワイナリーの1つだそうなのですが、今は若いカップルが受け継いでいるので、ワインのラベルも名前もなんだかポップ。 値段もかなりお手ごろで、テーブル・ワインにはいい感じ。
ここは全ての工程を手作りでしているらしく、100年前と同じワインの味だよ。。とのこと。
試飲だけさせてもらいましたが、ここも美味しいものが揃っていました。
最後はメジャー中のメジャー、前回も来た世界的ブランド”ジェイコブス・クリーク”。
実はこのクリーク(小川)が、名前の由来にもなった本当の”ジェイコブス・クリーク”だそうで、ちょっと興奮^^
様々なブドウの木が並べて植えてあるのですが、自分が白だといつも飲んでるピノグリの前で。
ここは4杯まで無料で試飲させてくれるのですが、カウンターのお兄さんが”次は何飲む?次は何??”とどんどん進めてくれて、本来は試飲でもいいお値段するものまで出してくれました。
ボトル$120とかするものまで愛想よく飲ませてくれました。 もう閉館前だったし、そのせいかな? ごちそうさまです!!
今回は日本人だけのプライベート・ツアー。 なかなか楽しい一日でした。
帰り道、森の中を通っていると”カンガルー飛び出し注意”の看板を見かけるのですが、やはりいました、野生のカンガルーの群れ。 さすがオーストラリアです。^^
オーストラリアはミュージアムなど、公共の施設が無料のところが多いのですが、せっかくホテルが近くだったので、仕事前に寄って来ました。
面白いのは、クラシックなものもコンテンポラリーなものも、時代に関係なく並んでいるので、ちょっと不思議な空間になっていました。
もちろんアボリジニの作品も並んでいます。
1909年にアデレードのセント・ポール教会に飾られたティファニーのステンドグラス。
美術館のすぐ隣にあるのが博物館。
アボリジニについての詳しい展示がしてあります。
歴史と言うよりも、独特の世界観とデザインが、見ているだけでも楽しいです。
上の階には古代生物の展示。
これは5億5千年前の海の底。 反対側には軟体の生物の化石。
先日パースの時にちょっと触れていたストロマトライトがこれ。
地球が誕生して10億年頃、35億年前頃に誕生した原始的な細菌、シアノバクテリアのし死骸が層になったもので、地球に大量の酸素をもたらした、生物が生きていく環境を作ってくれたのがこれ。 太古の地球には各地にこのストロマトライトが存在していたらしいのですが、現在はオーストラリアのパース近辺に生息するのみです。
今度機会があったら成長を続けているストロマトライトも見てみたいものです。
多細胞生物が生息し始めますが、これは6億年前に生息していたディッキンソニア
かなり大きなディッキンソニアで、最大1.2メートルにもなる、当時最大の生物。 しかし厚みは3mm程度と、平べったい生き物だったそうです。
オーストラリアは有名なオパールの産地ですが、色々な化石もオパールになってしまうそうで、ここにはそんなオパールになってしまった太古の生物の展示もあります。
あと、博物館のロビーに展示してあるのが”オーストラリアの炎”と呼ばれる大きなオパール。
1946年に発見された998gの原石で、8000万円くらいの値がついているそうなのですが、所有者がここでの展示を望んで、今はロビーに置いてあります。
角度によって様々な表情を見せるのがオパールの特徴ですが、やはり炎の名前の通り、メラメラと輝くオレンジ色が印象的。
1 comment:
オパールになった化石とかロマンがありますね。
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