すでに日本ツアーも終了し、アメリカでのツアーもスタートしましたが、追っかけて夏の様子を更新です。
長年いたユニットが閉まり、10月からは新しいショーへの移動が決まっている中、日本ツアーのお手伝いに入ることになり、リハーサルの為一路秋田県は由利本荘へ。
スケートの試合などで東北へも度々来てはいましたが、なんと秋田県へ来るのは初めて!
休みの日、仙台から友人が遊びに来てくれたので、行くのは無理だなぁと諦めていた乳頭温泉へ。 なんとも気持ちのいいブナの林を抜けて温泉地へ。 時間があるならのんびりとトレッキングでもしたい場所。
まるで時代に取り残されたような、異空間な場所。
自然豊かな山間に、これまた時代を遡ったかのような混浴の露天風呂を中心に男女別のお風呂があります。
乳白色のお湯も気持ちよく、リハーサルの最中には最高な場所でした。
水のいるが驚くほどのブルー。 ボートの周辺にはウグイが群がるので、船乗り場で買った餌をやることも出来ます。
湖の神様になったと言われる辰子の像。
武家屋敷の並ぶ、風光明媚な角館。 ここも一度は歩いてみたかった場所。
秋田の名物比内地鶏と稲庭うどん。
初稲庭うどんでしたが、のど越しの良さに驚きました! 今日一日で秋田の名産全部頂いた気分です。
次の週の休みには、こちらに来る前から予定をしていた銀山温泉へ。
よく写真で見る通りで、高層の古い木造旅館が川を挟んで立ち並び、独特な情緒があって日中は観光客で大賑わい。
そんな温泉街も陽が暮れるころには宿泊客のみになるので、カジカガエルの鳴き声だけの静けさを取り戻します。
温泉もよく、リフレッシュ出来ました。
国宝の五重塔は修復作業中。
おしんのロケーションとしても知られている、酒田市にある”山居倉庫(さんきょ)”。 ほんの数か月前に米倉庫としての役割を終えたそうなのですが、まだ中には沢山の米袋が積まれていました。
一番端の建物はギャラリー兼お土産屋さんになっています。
名古屋公演中のお休みは、以前にも一度訪れた常滑へ。
というのも前回ここへ来た際に購入した、随分と気に入って使っていた朱泥の急須を割ってしまったからで、何か良いものがあればと散策をしながら物色。
名古屋公演も無事に終わった後のお休み、一度は来たかった美濃焼の里、多治見と土岐へ。
美濃焼の歴史は平安時代の須恵器まで遡るそうで、これは10世紀の灰釉陶器。
13世紀の多治見から出た溶着した山茶碗。
16世紀の”瀬戸黒”。
桃山時代に大窯で生産された茶碗で、京都の楽茶碗も瀬戸黒の影響を受けて出来たそうです。
16世紀の”織部黒”。
瀬戸黒から進んで歪みを出すのが織部黒。
16~17世紀の”志野茶碗”。
白い長石の釉薬を厚く塗ってぽってりとした志野焼は16世紀の中期から始まった焼き物。
16~17世紀の”志野 折縁鉢”。
17世紀の”黒織部茶碗”
桃山時代の焼き物の中で大変斬新だった焼き物は古田織部が好んだと言われていて、彼が亡くなった後に”織部”と呼ばれるようになったそうです。
桃山時代の織部の破片の数々。 デザインが大変ユニークで、デフォルメした図案や象形文字のようなものまであって面白いです。
瀬戸黒茶碗 加藤孝造(瀬戸黒の人間国宝)
志野茶碗 荒川豊蔵(美濃を代表する人間国宝)
志野茶碗 荒川豊蔵
ミュージアムから少し離れたところにある”セラミックパーク美濃”。
こんな場所にこんなオシャレな場所があるなんてちょっとびっくり。
渡り廊下の正面に鎮座するこちらのオブジェ。 遠くからでも桑田卓郎の作品であることは一目瞭然。
この暑さで溶け始めたソフトクリームの様で、独特な世界観です。
なんとも素敵な建造物です。
多治見に戻って器屋さんの奥にある喫茶で美濃焼の器でかき氷。
林正太郎さんのぼってりと重い湯呑が気に入り購入。
いつも疑問に思うのは、湯呑は一番使用頻度が高いと思うし、同じだけの手間を掛けて作られているにも関わらず、値段は茶碗→酒盃→湯呑の順。 しかも茶碗は桁違いに高価になります。 これは焼き物の格の問題らしいのですが、一体どれだけの人が”茶碗”でお茶を点てて飲んでいるんだろう。。
初の佐賀公演。
休みの日には車を借りて唐津へ。 月曜日は唐津焼の博物館なども閉まっていたので、街の中にある器屋さんを散策。 そこで気になった窯元さんに電話をしたら来てくださいと言うことだったので一路”土平窯”へ。
工房や作品を見せて頂いていたら、お茶室でお茶を入れて下さるとのこと。
庭を奥へ行くとこの素敵なお茶室が。 ここでお弟子さんをしている方とお茶を飲みながら随分と長い間話し込んでしまい、素敵な時間を過ごすことが出来ました。
帰りには時々無性に食べたいと思ってしまう”牧のうどん”へ。 やっぱり美味い!!
帰り道”古湯温泉”へ。 露天風呂ものんびり静かで最高の保養です。
神戸へ移動したら、兄家族を過ごすついでに京都へ滞在。 本来は楽焼の美術館へ行こうと思っていたのに臨時休業。。
一条戻り橋を通って晴明神社へ。
出町柳の”ふたば”。
ここでお赤飯と和菓子を買って鴨川でのんびり。
京都国立博物館で開催されている”茶の湯の道具”展へ。
豊国神社が大賑わいな屏風。
秀吉が晩年に安眠できるように使用していたという”獏”の枕。
こちらも秀吉の使っていたと言われる馬印。
豊国廟舎に使用されていたと言われる桃山時代の瓦。
こちらは真田幸村が所用していたと言われる六文銭の馬具。
北政所へ宛てた秀吉の書。
こちらも秀吉の自筆の歌。
こちらは驚きますが秀吉の左上第二大臼歯。 この歯から秀吉がO型だったと分かったとか。。
高台院が実家に宛てた書。
豊国神社の国宝の唐門。 こちらはもともとは伏見城にあったもの。
マルシンで餃子と天津飯。
日本ツアーも最後の週。 2週間後にはアメリカへ飛んで新たなスタートになるので、そろそろ次のショーの勉強も始めて緊張感も出て来始めました。
そんな最終週のお休みは車を借りて伊勢へ。
まずは古の頃、かの清少納言も枕草子でふれた”七栗の湯(榊原温泉)”へ。 都から伊勢へお参りに行く際には、ここのお湯でお清めをして参拝をしたのだとか。
源泉は体温程度なので、ず~っと入っていられます。
まずは外宮へ参拝。
やはりここの澄み切った空気は独特です。
おかげ横丁は大盛況。
五十鈴川でお清めを済ませて、いざ参拝。
日頃の感謝を伝えてお参り終了。
新たなツアーを前に気持ちもスッキリとしました。
すき焼きまでは奮発できなかったので、美味しくハンバーグを頂きました。
日本ツアー終了です。 会場まで足を運んでくださった皆さん、ありがとうございました!!
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