Friday, October 11, 2024

another states tour!


 さて、再びツアーが始まりました。 フロリダでは2週間のリハーサルでしたが、去年末で会社を去った、自分がツアーに入った時からタレント・コーディネーターとして自分に仕事をくれていたジュディ・トーマスと旦那さんのデイブとランチ。 二人には本当にお世話になって、こうやって仕事外で会えるのも嬉しいです。

ツアーのオープニングはセントルイス。 いつもここには冬の寒い時期に来るので、休みの日に散策するのはちょうどいい気候です。

1904年のセントルイス万博の行われた公園にある博物館と美術館へ。 前回来た時にもここを訪ねたのですが、雪の為に閉館で入れなかったのでリベンジです。 セントルイス万博はエッフェル塔の出来たパリ万博の3回後です。

前回ここに来た時にも触れましたが、この万博の事はジュディ・ガーランドの映画"Meet me in St. Louis"のエンディングでも描かれています。

このエンディングで映るのが万博会場と言う設定です。

信じられないほど豪華な建物が立ち並び、セントルイス・オリンピックも同時期に開催されました。

ちょうど博物館で開催中だった博覧会の展示。 現在の様子から当時の姿を想像するのは大変難しいので、このようなジオラマがあると、それがどれだけ大規模だったかが理解できます。



セントルイス美術館。

正面には1764年にフランスの毛皮の取引所がつくられ、街の名前にもなったフランスのルイ9世”St. Louis(サン・ルイ)”の像。





ゴッホの”籠のリンゴ”。




バルセロナのカサ・ミラにあったガウディの掛け時計。



1736年のマイセンの像。


マイセンのスワン・シリーズ。

メキシコのテチチはどこの美術館、博物館でも見掛けます。

600年ほど前のメキシコのテラコッタの像ですが、まるでタイムボカンシリーズに出て来そうなフォルム。


ノーマン・ロックウェルの代表作の1つ、1943年の"Thanksgiving"。





アイスクリームのコーンは万博会場の屋台から始まったという説もあるので、外の暑さもあり珍しくアイスクリーム屋さんに立ち寄ったのですが、コーンを頼まずにカップにしてしまった。。

ちょうどカーディナルスのホームゲームがあったので、ヌートバーを応援すべくゲーム観戦に。



ヌートバーは現地でも人気者。 カーディナルスは負けてしまいましたが、メジャーリーグの雰囲気は好きです。

オープニングの次の週は一気に北上してデトロイトへ。


世界中の美術館の中でもお気に入りの一つ”デトロイト美術館”。




ここの美術館の素晴らしさは、テーマに応じて教会やチャペル、出窓ごと移築していたり、ディエゴ・リベラの壁画のように、移動不可能な作品が数多くあること。 収蔵品の秀逸さや数、素敵な中庭のカフェなど、一日中歩き回れる場所です。




1450-1455 フラアンジェリコの受胎告知。


アメリカの、しかもデトロイトにこのような作品があるのは驚きです。




1480年 ボッティチェリの"The Resurrected Christ(キリストの復活)" 。


1500年代 サルバトール・ムンディ。 ダ・ヴィンチで有名なムンディ(救世主)。



1598年 カラヴァッジョ”マルタとマグダラのマリア”。







巨大なディエゴ・リベラの壁画”デトロイトの産業”。


1888年 ゴッホの”ルーランの郵便夫”。


1887年 ゴッホの”自画像”。


1888年 セントルイスにあったリンゴにも似ていますが、こちらは”バスケットとオレンジ”。


1886年 ゴッホ”花瓶とカーネーション”。


1893年 ゴーギャン”自画像”。







マイセンの数々。

デトロイトは知り合いも多く観に来てくれ無事終了。