天気予報の通り夜中から風が強くなって、朝にはホテルのバルコニーに雪。 日中も吹雪になるほど大荒れ。 真夏の陽気からいっぺんに冬です。 日本に全部ジャケット送ってなくてよかった・・・。
そんな大荒れな天気の中、縁あって崇人くんのコロラドでのホスト・ファミリーのデモスさんが、日中観光に連れて行って下さいました。

自分は全く知らなかったのですが、ここにはアメリカのオリンピック委員会の本部+トレーニング・センターがあるんですね。 確かに標高高いし、トレーニングには最適でしょう。

細かくは見て回りませんでしたが、プールがあったり宿泊施設もあったり、随分と大掛かりな施設のようです。

過去のアメリカでのオリンピックのトーチなども並んでいます。 長野五輪の際にトーチを持って走ったのを思い出します。

山の方に向かって走って、突如姿を現すのがこの"Garden of the Gods"。 特異な岩の板が何枚も突き刺さってそびえているような場所で、ちょっと異様なエリア。

デモスさん曰く、ロック・クライミングをする人たちも多い様で、垂直に立つその岩の壁に納得。


バランス・ロック。 う~ん・・。 押したら転がりそう。 天気がよかったら一日中遊んでいられそうな場所でした。

夜はデモスさん一家がディナーに招待して下さいました。 女の子4人の楽しく明るい一家で、とっても和やかな時間を過ごすことが出来ました。
デモスさん、一日ありがとうございました!

さて、昨日の天気がウソのように晴れ渡った今日。 選手の頃から気になっていて一度も足を運ばなかった、世界で唯一ここだけにある"Figure Skating Museum and Hall of Fame"へ行って来ました。

建物の前の花も満開! 博物館自体はそんなに広くないのですが、スケートの歴史や技術的な説明、ショー・スケートなどの展示がありました。

アンディ・ウォーホール、ドロシー・ハミルもペイントしてたんですね。

19世紀後半のこ~んなエレガントなスケート。 靴ひも締めるの大変そう・・・。

伝統的なアイス・ショー"Ice Follies"。 現在はその姿を消していますが、自分は会社に入った頃には傘下に入っていたIce FolliesとHoliday on Iceの名前が移動のトラックに書いてあったのを思い出します。 当時の映像がモニターに流れているのですが、今では考えられない滑りだし、テクニックだし、随分と楽しみました。 しかし、この犬ぞりにはビックリ。

ソニア・ヘニーのポスター。

ソニア・ヘニーのコスチュームと靴も展示してあります。 世界選手権10連覇、オリンピック3連覇の現在では不可能な記録保持者。

一昨年殿堂入りした信夫先生。 でも・・・殿堂入りしてもこのちょっと安っぽいパネル一枚・・・。 もうちょっとシルバー・プレートか何かで壁に名前でも彫られていてもいいのにね。

日本人で殿堂入りを果たしているのはみどりちゃんと信夫先生のたった2人。 自分もディズニーの殿堂があったら入ってるんだけどなぁ・・・。

このコスチュームを見るとピンとくる人も多いはず。 タラ・リピンスキー、クリスティー・ヤマグチ、ミッシェル・クワンのオリンピックのコスチュームですね。

さて、とっても天気のいい中、歩いてすぐのところにある"The Broadmoor"へ。 5スターで5ダイヤモンドを獲得している1918年建造の総合ホテル・レジャー施設。

車寄せからアメリカにはあまり見ない豪華な造り。

宿泊してるわけでもないのにスタッフがみんな笑顔で、ぜったい挨拶してくれる、まさにアメリカには皆無と思われたサービス。

ホテルの正面の建物の裏に出ると、この豪華な景色! 昨日の雪で山もほんのり白くなって絶景。

サン・ルームには陽の光もたっぷり入って気持ちいい~!

こんなヨーロピアンな雰囲気な建物がコロラドにあったなんてね。 驚きです。



ホテルの正面に庭。 ちょっぴりヴェルサイユ。。

ボール・ダンス・ルーム。


気持ちのいいバーでみんなで午後の一杯w こんな気持ちのいい午後を過ごすのは久し振り。

このベンチは1961年に世界選手権に向かう途中だったアメリカ選手団の乗った飛行機が墜落、選手、関係者全員が亡くなった悲劇のメモリアル。 その年の世界選手権は中止され、それ以上に当時スケート大国だったアメリカが全ての選手を失った為、その後数年間アメリカからは選手が排出されなかったという大惨事。
気持ちの良い1日を過ごすことが出来ました。
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