Tuesday, July 29, 2014

central cape town

無事に南アフリカ公演も終了することが出来ました。 ピノキオはさて置いて、ライオンキングの盛り上がりはさすがアフリカと言った所だったでしょうか。 先シーズンからちょっと調子の悪さが続いていたのですが、ここアフリカとの相性が良かったせいか、ここではストレスを感じることなくまずまずの好調さを維持することが出来ました。
感謝感謝です。
さて、今日から10日間はここ南アフリカに滞在して休暇を楽しむことにしていますが、今日は疲れを癒す為に街をぷらぷら。 まだ時間がなくケープタウンの街を歩いていなかったので、今日はいろいろな発見がありました。
ダウンタウンのメインストリートとも言えるロング・ストリート。 ここにはいろいろなショップが並んでいて、アフリカのものを中心としたとてもユニークなインテリア・ショップがあったり、アンティーク・ショップ、オシャレなカフェ、北に上がるとバックパッカー用の宿があったり、時間を忘れてしまう通りです。
アフリカならではのお土産屋さんもいっぱい。 ほかでは見ることの出来ないようなものが沢山並んでいてキョロキョロしてしまいます。

テーブル・マウンテンをバックに建つのは”南アフリカ博物館”。 1825年創立の、この国で一番古く規模の大きな博物館。
南アフリカは人類発祥の地と言われる場所。 これらはブロンボス洞窟から出てきた、いづれも7万5千年から8万年前の石器など。

何を意図するものかは分かっていないそうですが、すでに人類はこの様なデザインをする能力を持っていたんですね。

これらの石は1000年から1万年前に削られたもの。 精神的世界との繋がりを求めて描かれたそうです。
1000年から2000年前に描かれた壁画。 そのデザインの素敵さもさることながら、これには死んだ男性 が描かれています。

人類最古の化学実験セットといわれているもの。 
ここの海辺の洞窟から発掘されています。
この博物館にはアフリカの文化を紹介するコーナーや、こんな鯨の全身骨格もあります。 顎の骨のあまりの巨大さにびっくりです。
博物館の前に広がるのはカンパニーズ・ガーデンズと呼ばれる縦長の緑地。
さまざまな植物が植えられていて大変気持ちのいい場所。


とても大きな声で鳴くガチョウの足が長くなったようなこの鳥。
公園を南まで下りるとあるのがこの”スレイブ・ロッジ”。 奴隷博物館です。
1679年に東インド会社の奴隷の宿舎として建設された建物ですが、現在は黒人の長きに渡る過酷な歴史を紹介する博物館になっています。
アパルトヘイト時代には現在では考えられないような悪法に縛られていた”カラード”の人たち。 中世から本当に大変な時代を過ごして来たんですね。。。
ちょっと気持ちの重くなるような展示が多いですが、伝えていくべき過去なのでしょうね。
この目立つ建物が市庁舎。
あまり治安の良い場所ではないそうなのですが、ネルソン・マンデラ氏が釈放されたときに演説をしたのがここのバルコニーだそうです。
市庁舎近くにあるのがこの五角形をした”キャッスル・オブ・グッド・ホープ”。
1666年から13年をかけて造られた東インド会社の総督の居城。



現在も陸軍司令部として使われているので、緊張感はないものの軍人さんがいっぱい歩いています。

内部には当時の東インド会社の様子をよく伝える絵画や生活用品などが展示してあって、大変興味深いです。 東インド会社の交易の広さを伝える伊万里焼の東インド会社のマーク入りのプレートなども並んでいます。

アフリカもコーヒーの産地は多いですが、美味しいオシャレなカフェが沢山。
町の中心に”グリーン・マーケット”と呼ばれるお土産屋などの並んだマーケットがあるのですが、この網籠とスプリングボックの皮を買いました。 籠はジンバブエのもので、日本だとすごく高価みたいです。。。 2つで$25。 スプリングボックはいい皮を選んで$23。

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