Wednesday, April 1, 2015

sevilla

スペインでも一番大好きな町セビリア。 カルメンやセビリアの理髪師はじめ、数々の文化作品の題材にもなっている通り、この街の中に立っていると、自分自身の物語が展開してくる感じ。
以前のブログにはもう少し詳しい写真を載せましたが、映画スターウォーズのエピソード1にも登場する場所、スペイン広場。

タイルの大変美しい半円の広場ですが、焼き物大好き人間にはいいねぇ~。
不朽の名作カルメンの舞台”旧タバコ工場”。 いつも学生さんでいっぱい。 カルメンのイメージでは町工場で働いているような感じですが、実際はかなり大きく豪勢な建物。
歌で有名な”マカレナ”の異名を持つ聖母マリア。 以前のブログにはここの教会を尋ねた様子も書いてあるのでご参照を!
以前から雑誌などではよく見ていて一度来てみたかったこの場所"Metropol Parasol"。
これは2011年に完成した木製の建築物で、当初65億円程度の建築予算だったのですが、数々の問題を解決した結果、倍の120億円程度の費用が掛かったそうです・・・。 確かに話題にはなっているけど、そこまでお金を掛けた意味はあったのか・・・。
一階部分にはカフェやマーケットなどが入っているのですが、特にこんなモダンな建物に入るほどでもないスーパーのような感じ。
建物全体の構造は、ミツバチの巣かワッフルのよう。
地下から丈夫の展望エリアにエレベーターで出られます。
この古い町並みにはとても異次元な建築物ですが、そのコントラストがなんとも不思議。 全体を巡ることの出来る遊歩道は、まるでジェットコースター。
遠くには大聖堂。


セビリアは16世紀から続くタイルの有名な生産地の1つ。 しかし、なかなか当時のタイルを扱うお店は少なく、その中でも取り揃えがいいのがカテドラルのすぐ近くのこの"Populart"。 セビリアを中心に各地で生産されたタイルや陶器を数々扱っていて、店員さんの知識も豊かで、色々と教えてもらえました。 イスラムに征服されてからその歴史が始まりますが、ここでは1500年代初めに生産されたタイルを一枚購入。
http://www.populartsevilla.com/
街は細い路地が入り組んでいます。
今回は今まで来た事のなかったこの"Casa de Pilatos(ピラトの家)"へやって来ました。
暑いくらいの日差しに照らされてブーゲンビリアが綺麗です。
ここは16世紀の美しいタイルで壁が埋め尽くされているのですが、15世紀から16世紀に掛けて、ペドロ・エンリケと、その息子のファドリケ・エンリケによって建てられた、イタリアン・ルネッサンスとスパニッシュ・ムデハル様式をミックスした建築物です。
当時の貴重なタイルのカタログのようです。

噴水のある中庭を取り囲むように建物が建っています。





当時のタイルの色合いのお奥深さは素晴らしいです。 こんなに深い味わいのある色は現代ではないですね。。






夜空を表現する天井。

中庭には陽の光が集まります。






ピラトの家のほど近くにあるお土産屋さん件タイル屋さん。
ここのご主人の昔のタイルを随分と集めていて、ネットでも紹介されていなかったお店を発見してちょっと興奮。 しかも値段が安い! 数百年前のタイルの在庫は少ないものの、16世紀のタイルを見付けて購入。 安くしてもらったものの、重くて持ち帰るのが大変・・・。 セビリアのタイルを探している人にはここはおススメ、。 "Coco Sevilla"。 店主もなかなか味のある人。 
そしてカテドラルへ。
前回行って気に入っていたルーフトップ・バーへ。 ここからの大聖堂の眺めが最高!

日暮れ前から、街全体がオレンジ色の明かりに照らし出されるまで、ドリンク一杯で粘りました! 


下に降りてタパスで食事をした後は、以前にも入った雰囲気のあるバーで一杯。

やっぱりセビリアは大好きです!

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