ここ数日で急に冬らしくなってきて、ここクリーブランドの今朝の気温はマイナス9度。 一日中プラスになることはなかったです。 エリー湖に面しているので、いつも来る度に風の強さに閉口してしまいます。
この建物は1930年に建てられたクリーブランドのシンボル、ターミナル・タワー。 なんとアメリカでは1967年までニューヨーク以外で一番高いビルだったとか。
今回初めて来たのですが、ここには全米有数の規模を誇るクリーブランド美術館かあります。
建物の正面の池はすっかり凍りついています。
と。。。 これって桜??
先週までかなり暖かかったから咲いてしまったのか。。。 でも今日は極寒ですが・・・。
かなり贅沢に大理石を使った建物。 アメリカとは思えない庭と建物です。
これは言わずと知れたロダンの”考える人”ですが、1917年の開館時に寄贈されたもので、この像はロダンが生前最後に鋳造を直接指示した作品だそうです。
よく見ると分かると思うのですが、1970年に破壊行為を受け損傷。 しかし、ロダン自身が鋳造に立ち会った作品と言うことで修復はされていないそうです。
ここの美術館、かなりの数の秀逸な作品が並んでいるにも関わらず、なんと入場料は無料! 街の文化レベルを上げるには大変素晴らしいことだと思います。
ボッティッチェリによる聖母子(1475-80)
大好きなフィリッポ・リッピによる”聖母子と天使”(1460)と”聖アンソニー”と”大天使ミカエル”(1458)。
これはフィレンツェのコジモ・メディチがアラゴンのアルフォンソ5世に贈ったもので、元々中心にあった聖母子は紛失してしまっていて、それに一番近いであろうものをあてがったのですが、これは紛失したオリジナルをコピーしたものであろうと思われているようです。
フラ・アンジェリコの”聖母の戴冠”(1420年代)
大変繊細な金の模様が細部にまで施されているのですが、これはフラ・アンジェリコの初期の作品だとされているようで、題材と絵のサイズからして、個人的なお祈りの為に描かれたようです。
ボッティッエリとその工房による”聖母子と洗礼者ヨハネ”(1490)
なんと、かなり大きなフィリッポ・リッピがありました。
”聖家族と洗礼者ヨハネと聖マーガレット”1495。
って言うか、自分が知識不足なので、このヨハネを抱く聖マーガレットさんが誰か分からない・・・ ヨハネの母はマリアの親類のエリザベスなはず。。
聖人である登場人物がとっても人間的。 色彩もとても豊かだし、こんな所にこんな素敵な絵があるとは思いませんでした。
これは未だに議論の続いている、2004年にこの美術館の入手したブロンズ”トカゲを殺すアポロン”。
2011年での正式発表では、これはアテネのプラクシテレス(紀元前4世紀の最も有名な彫刻家)の”ほぼ完璧な現存唯一のオリジナル”とされています。
2007年には、ルーブル美術館でこの作品が展示される予定でしたが、ギリシャからの圧力が入って取りやめになったそうです。
この大彫刻家プラクシテレスですが、複製は沢山残されているものの、彼自身の作品が現存しないのは不思議な話しですね。 さて、このアポロンはどうなのでしょうか?
作者不明の”死せるアドニスを発見するヴィーナス”1650。
とてもダイナミックなシーンで、すでに生気を失って蒼白になって横たわるアドニスとヴィーナスの驚きが印象的。
ティントレットによる”洗礼を受けるキリスト”1580’s
色を使って、鮮やかに描いた作品。 イエスがとってもたくましくて健康的。
甘美なで愛らしい、柔らかな作品の多いスペインのムリーリョの”原罪の御宿り”1680。
ムリーリョはいくつかこの題材の作品がありますね。
存在の初めからマリアの原罪は免れたの意するところを、愛に溢れた雰囲気で伝わってきますね。
ここ地元の館にあったティファニーのステンドグラス。
2011年にリノベーションの後再オープンして、現在はとってもモダンな美術館となっています。
これでも入場料が無料だなんて、びっくりポン。
ゴーギャンの”波の中”1889。
この緑色。。。 自分の大好きな緑色。 ただそれだけで惹かれた。。
ゴッホが、その死の月に完成させた”Adeline Ravoux"1890。
ゴッホの滞在していた宿屋の13歳の娘さんを描いた作品です。
ピカソの青の時代の中でも最高傑作の”人生”1903は、なんとこの美術館にあるんです。
美術館の近辺には大学やアートなたてものも多く、近代美術館もあります。
この建物は1930年に建てられたクリーブランドのシンボル、ターミナル・タワー。 なんとアメリカでは1967年までニューヨーク以外で一番高いビルだったとか。
今回初めて来たのですが、ここには全米有数の規模を誇るクリーブランド美術館かあります。
建物の正面の池はすっかり凍りついています。
と。。。 これって桜??
先週までかなり暖かかったから咲いてしまったのか。。。 でも今日は極寒ですが・・・。
かなり贅沢に大理石を使った建物。 アメリカとは思えない庭と建物です。
これは言わずと知れたロダンの”考える人”ですが、1917年の開館時に寄贈されたもので、この像はロダンが生前最後に鋳造を直接指示した作品だそうです。
よく見ると分かると思うのですが、1970年に破壊行為を受け損傷。 しかし、ロダン自身が鋳造に立ち会った作品と言うことで修復はされていないそうです。
ここの美術館、かなりの数の秀逸な作品が並んでいるにも関わらず、なんと入場料は無料! 街の文化レベルを上げるには大変素晴らしいことだと思います。
ボッティッチェリによる聖母子(1475-80)
大好きなフィリッポ・リッピによる”聖母子と天使”(1460)と”聖アンソニー”と”大天使ミカエル”(1458)。
これはフィレンツェのコジモ・メディチがアラゴンのアルフォンソ5世に贈ったもので、元々中心にあった聖母子は紛失してしまっていて、それに一番近いであろうものをあてがったのですが、これは紛失したオリジナルをコピーしたものであろうと思われているようです。
フラ・アンジェリコの”聖母の戴冠”(1420年代)
大変繊細な金の模様が細部にまで施されているのですが、これはフラ・アンジェリコの初期の作品だとされているようで、題材と絵のサイズからして、個人的なお祈りの為に描かれたようです。
ボッティッエリとその工房による”聖母子と洗礼者ヨハネ”(1490)
なんと、かなり大きなフィリッポ・リッピがありました。
”聖家族と洗礼者ヨハネと聖マーガレット”1495。
って言うか、自分が知識不足なので、このヨハネを抱く聖マーガレットさんが誰か分からない・・・ ヨハネの母はマリアの親類のエリザベスなはず。。
聖人である登場人物がとっても人間的。 色彩もとても豊かだし、こんな所にこんな素敵な絵があるとは思いませんでした。
これは未だに議論の続いている、2004年にこの美術館の入手したブロンズ”トカゲを殺すアポロン”。
2011年での正式発表では、これはアテネのプラクシテレス(紀元前4世紀の最も有名な彫刻家)の”ほぼ完璧な現存唯一のオリジナル”とされています。
2007年には、ルーブル美術館でこの作品が展示される予定でしたが、ギリシャからの圧力が入って取りやめになったそうです。
この大彫刻家プラクシテレスですが、複製は沢山残されているものの、彼自身の作品が現存しないのは不思議な話しですね。 さて、このアポロンはどうなのでしょうか?
作者不明の”死せるアドニスを発見するヴィーナス”1650。
とてもダイナミックなシーンで、すでに生気を失って蒼白になって横たわるアドニスとヴィーナスの驚きが印象的。
ティントレットによる”洗礼を受けるキリスト”1580’s
色を使って、鮮やかに描いた作品。 イエスがとってもたくましくて健康的。
甘美なで愛らしい、柔らかな作品の多いスペインのムリーリョの”原罪の御宿り”1680。
ムリーリョはいくつかこの題材の作品がありますね。
存在の初めからマリアの原罪は免れたの意するところを、愛に溢れた雰囲気で伝わってきますね。
ここ地元の館にあったティファニーのステンドグラス。
2011年にリノベーションの後再オープンして、現在はとってもモダンな美術館となっています。
これでも入場料が無料だなんて、びっくりポン。
ゴーギャンの”波の中”1889。
この緑色。。。 自分の大好きな緑色。 ただそれだけで惹かれた。。
ゴッホが、その死の月に完成させた”Adeline Ravoux"1890。
ゴッホの滞在していた宿屋の13歳の娘さんを描いた作品です。
ピカソの青の時代の中でも最高傑作の”人生”1903は、なんとこの美術館にあるんです。
美術館の近辺には大学やアートなたてものも多く、近代美術館もあります。
No comments:
Post a Comment