近年になく長くいた日本を離れ、十数年振りに中国へやって来ました。 移動の距離も短くて楽々到着。
ネット環境が随分と違うので、VPNを操作してもちょっと不便なところはありますが、何とかブログはアップできそうです。
以前来た時には、文化的なものを除いては全くいい印象を受けなかった北京ですが、時代も過ぎたのか、ちゃんと今どきなオシャレをした人達も多くなってるし、多少は公共マナーも改善されているようで、ホテルの外に出るのも嫌だった前回よりは好印象でした。それでも英語の理解できる人はホテルの従業員でもほとんどいないし、理解しようと試みることもナシ。。。ウェルカムな雰囲気はないです。
が、一日はお休みもあったので天安門広場へ。
セキュリティーが厳しいようで、このエリアに入るには身分証のチェックが必要。 パスポートのコピーしか持ち歩いていなかったのですが、それでも通過できました。
天安門広場の西側にあるのが人民大会堂。
しかし、この青空。 北京は随分空気がよくないと聞いていたので、マスクも箱で持ってきていたのに、それも全然必要ないくらいきれいな空気。 と、あとで聞いた話ですが、つい先日トランプ大統領が訪中したということで、付近の工場は一か月も操業を停止していたのだとか。。。 やはり中国!行動も大胆。
ここで中華人民共和国の建国宣言を行った毛沢東氏の大きな肖像画のある天安門をくぐって、紫禁城へ入ります。
現在の天安門は1651年に再建されたもので、紫禁城の正門になります。
紫禁城は72万㎡もある巨大な城で、明が1421年に都を南京から北京に遷してから、100年前の清朝滅亡まで宮殿として使われていた場所です。
清朝滅亡のあたりは”蒼穹の昴”や”ラストエンペラー”などでドラマティックに描かれていますが、大国清の消滅は、日本の幕末以上に国が揺れ動き、怒号と共に時代の波に飲み込まれます。
西太后と光緒帝、幼い溥儀だけが残された閑散とした巨大な宮殿。
まさにラストエンペラーな眺め。
壮観な景色です。
”太和殿”
ここは即位式なども行われた、最も重要な建物で、現存する中国の木造建築の中では最大。
これが玉座。九頭の竜が彫刻されたクスノキで出来た九竜竜椅。
この玉座の上には、竜に銅珠が加えられていて、皇帝に不適合な人が座るとその玉が落ちて死ぬいう迷信があるそうで、自らを中華帝国皇帝として即位した袁世凱は、この玉座をずらして座ったそうで、現在もその位置のままになっているそうです。
乾隆帝の宸筆。
建物のランクによって屋根に並ぶ神獣の数が違うのですが、この建物が一番多くて10体並んでいます。
瓦も最高級なものが使われていて、制作には半年も掛かるそうです。
京劇の行われた劇場。 つい先日にはトランプ大統領も訪れたようです。
ここに座って観劇していたのでしょうか?
珍妃の井戸。
光緒帝に寵愛された妃でしたが、1900年に西太后によって幽閉され、その後この小さな井戸に落とされ殺害されます。遺体が引き上げられたのはなんと一年後だったとか。。
その9年後には光緒帝も西太后の死の直前に砒素によって毒殺。 紫禁城が暗雲に覆われます。
王府井にあるマーケットには。。。 本当に食べる人いるのかぁ?
やはり甘栗??
No comments:
Post a Comment