Monday, November 20, 2017

shizutani 閑谷

出発前の紅葉の時期、陶磁器大好きで地元に備前という有名な場所がありながら、一度としてゆっくりと訪ねたことが無かったのですが、この日は流れでこの地へ来ることに。
忌部神社。 伊部の地名の由来になっている神社だそうで、参道には北大窯跡という四基の古い窯跡が並んでいて、陶祖・天太玉命(あめのふとたまのみこと)が祀られているそうです。 参道の空気を吸い込んでいるだけで心が洗われるようです。

参道周辺には古い陶片が落ちていますが、持ち帰りは禁止されているそうです。 持ち帰ると祟りがあるんだとか。。。ちょっと俗っぽ過ぎる張り紙がありました。
煙突の並ぶ美しい伊部の風景。
さて、今回ここまで来た目的はここ”閑谷学校”。
閑谷学校は、江戸の前期に岡山藩の池田光政によって建てられた、日本最古の庶民学校。
広い岡山藩内見回って、岡山城からは随分と離れたこの地が一番学問に向いているということで建てられた学校。 この地に立ってみるとそれも納得。 四方を山に囲まれとても静か(閑)で心穏やかになれる場所。
講堂は国宝にも指定されています。

建物自体も大変ユニークで、曲線で出来た石塀が敷地を囲んでいて、建物には備前焼が使われています。 一枚一枚の色合いが違って、大変美しいものです。
普通の瓦の寿命が60年ほどらしいのですが、ここの瓦は300年の時を経ても割れないまま使用されているそうです。



この時は紅葉の一番美しい時期。

ひと際目を引くこの木は”楷の樹”。 この木は中国の孔子の墓所に植えられている櫂の樹の種から育ったものなのだとか。。。



閑谷学校よりちょっと山の中に入ったところにあるのがこのお茶室。 川の流れに挟まれた庵。

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