Monday, March 2, 2020

bordeaux

一度は訪ねてみたいと思っていたワインの街”ボルドー”。
紀元前1世紀にはローマ人が占領して港町となったのですが、その頃にはすでにワインの生産が盛んだったそうで、その後様々な民族に占領され、18世紀には貿易の利益で黄金期を迎えます。
このサン=タンドレ大聖堂は11世紀の建造ですが、中心部以外は13世紀から15世紀の建造。











 1137年にはルイ7世の結婚式も行われています。
大聖堂に隣接している鐘楼の”ペイ・ベルラン塔”は、鐘の振動から教会を守るために別棟として1440年から60年を掛けて建設されたのですが、その時には鐘を鋳造する資金が無く1790年まで住まいとして使用、1851年になってやっと鐘が入り、400年果たせなかった元の役割を担うことになったそうです。

街の中心にあるこの鐘楼はフランスでも最も古いものの1つで、1775年の鋳造で、重量は7.7トンもあります。


サン=ミッシェル大聖堂。
15世紀末から16世紀に建てられた教会で、手前にある鐘楼は15世紀に建てられたもの。








ボルドーはパリのように美しい街でありながら、そこまで広くはないのでどこへでも歩くことが出来て、大変気に入りました。


街を流れる広いガロンヌ川。 ナポレオン・ボナパルト橋を架けるまでこの川には橋は架かっていなかったそうです。

1730年から1775年にかけて建てられた、当時は王国広場と呼ばれた”ブルス広場”。
この日は年末から続く大規模なデモが行われていて、催涙弾の破裂音が激しい。。。
いつになったら収束するのか。。一般市民は辟易している様子。
このコメディ広場に建つ堂々とした大劇場は1750年に完成していて、シャルル・ガルニエがパリのオペラ座を設計する際にはこの大劇場に触発されたんだとか。
1日しかない休みは、ここで待ち合わせて、ボルドーワインのツアーへ。
このジロンド派の記念碑は43メートルもあって、なかなか豪華。


フランスのシンボル”雄鶏”。


さて、ボルドーには広大なワイン畑が広がっていますが、ここの代表的な場所はメドックと世界遺産にも登録されているサンテミリオン(Sant - Emilion)。
ボルドーのワインはブルゴーニュの様に1種類のブロウだけで造られるのではなく、全てブレンド。 味の幅もとっても広く、数限りないテイストのワインがあります。


ボルドーのワインと言えば全て”シャトー”の名前が付いていますが、それはドメインの事で、ボルドー全体では7000ものシャトーがあって、このサンテミリオンには850のシャトーがあるそうです。そんなに広大なエリアではないので、シャトーごとのワイン畑はそこまで広くはないそうです。





今回は2か所のワイナリーを巡りましたが、最近はオーガニックのワインも増えて、その手間のかかる様子など色々と教えてもらえました。


ここからはサンテミリオンの街へ。 2000人ほどの住む小さな街なのですが、50ものワイン屋さんがあるそうで、のんびりバケーションするには素敵な場所かも知れません。






丘の上からはこの景色。
広大なワイン畑が広がります。


このモノリスの教会は一枚岩で出来た珍しいもの。


16世紀の木の骨組みの残る家。
さて、半日のツアーを終えてボルドーの街へ戻って来てから、おススメのワインバーで教えてもらったのが、記念碑からもほど近い”Le Bar a Vin"。
https://baravin.bordeaux.com/fr/
この場所が最高でした!!
なんともオシャレな、美術館のような場所ですが、充実したボルドー産のワインのリストがあって、おススメを聞きながら赤、白、デザート・ワインと何杯もすすむ、すすむ。。 しかも一杯ごとの値段が安い!!
みんなでチーズやハムをつまみながら、楽しい時間でした。

日曜の仕事が終わったらホテルの近くのワイン・バーへ。
ワイン尽くしの街でした。

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