バトン・ルージュからアトランタを経由してシンシナティへ、そこからバスで1時間、久し振りのケンタッキーはレキシントンへやって来ました。 よく行くルイビルではケンタッキー・ダービーが行われていますが、ここレキシントンも馬の町。
ついに今期アメリカ・ツアーも最終公演先です!
ケンタッキーは言わずと知れたバーボン・ウイスキーの産地ですが、長旅の後、早速バーへ。
バーボンのカクテルと言えばオールド・ファッション、
またはマンハッタン。 この写真を撮ったのが夜の8時過ぎ。 遅くまで明るいし、気温もちょうどよく、オープンエアなバーが心地いい!!
今まで認識がなかったのですが、ここはリンカーン大統領の奥さん、メアリーの生まれ育った場所。
彼女の生まれた家はここの1ブロック先なのですが、この家へ移ったのは彼女が13歳の時で、21歳まで過ごしました。 もともとは1806年に宿屋として建てられた建物だそうです。
当時ここで使われていた食器類。
この銀の燭台はリンカーン大統領がホワイトハウスにいる間に購入したものだそうです。
彼女の父側の別腹の姉妹エミリー。 旦那さんは南軍の将軍として南北戦争を戦い亡くなったそうです。
彼女がスクラップブックにしていたリンカーン大統領に関する記事。
エミリーが彼女の夫の命を奪ったと信じていた大砲のフラグメント。
メアリーの肖像。
メアリーが1870年にドイツへ旅行をした際に購入したであろうマイセンの香水瓶。
彼女の部屋。
マスター・ベッド・ルーム。
ゲスト・ルーム。
リンカーン大統領が亡くなってから被るようになっていた彼女のボンネット。
1862年に撮られた彼女のティンタイプ写真で、1882年の彼女の葬儀の際に使われたであろうもの。
シングルバレルで、お店が樽を購入して販売している種類もいくつかあって、ユニークなボトルが揃っています。 このボトルはお土産に購入しましたが、2日後に行ったら全て売り切れになっていました。 樽買いなので、無くなった時点で終わり。
数百ドルから手が出ない値段のものまで、100年以上前のものまで並んでいます。
この日はダウンタウン近くのバーボンの醸造所"James E Pepper"へ。
ここはケンタッキーでも5番目に古い醸造所だそうですが、オーナーが変わったり、一時廃業して廃墟となっていたものを最近になって再建、復活させた場所。 古いボトルを参考に当時の味を再現したそうです。
ツアーで内部を見学することも出来ます。
当時はアメリカで最大のウィスキー工場だったそうです。 その後ウォッカやテキーラなど、様々なリカーがアメリカに入るようになり、ウィスキーは時代遅れなおじいちゃんの飲み物的な存在になってしまい、ビジネスは下火になったそうです。
以前もバーボン・ウィスキーの決まりについて書いたことがあると思いますが、大前提としてアメリカ国内で製造されていないといけないのですが、9割以上はケンタッキー州で造られています。 トウモロコシは51%以上使用していること、内側を焦がしたオーク樽を使用していることなどがあります。 ライムギを使用したものはスパーシーで独特です。
お酒は原材料は何を使用していても、微生物が糖を分解してアルコールを作ることは一緒。
このマシンで蒸留して無色透明な80度くらいのアルコールにします。 62.5度以下に加水して樽に詰めて熟成します。 この無力透明なものもホワイト・ドッグをして販売していますが、口に入れた時点でぽわ~っと熱くなって蒸発してしまいます。
醸造されたものを樽からそのまま試飲させてもらえます。
ツアーの後はオールド・ファッション。
No comments:
Post a Comment