朝はアパートでみんなと朝ごはん。みんなそんなに食べないので、自分ひとりが食べているようで、これまたとっても気が引けました・・・。 やっぱりちょっとお客さん用に色々用意してくれてて、どうやってお礼をしたらいいのか分からず・・・。
昼前からいよいよメディナへ。ちょっと手前にユダヤ人の居住地区から散策開始。 細ーい路地の人ごみの中を、時々ロバや馬が通るのを避けつつ延々歩いてブー・ジュルード門の前の広場へ。 城壁に囲まれたこの空間だけでも異次元の世界で、最近どこへ行っても新鮮味に欠けていた自分にとっては、とっても新しい経験でした。
道の両端には所狭しといろいろなものが売られていて、日用品に混ざってこんなハリネズミやカメなんかも売られています。
この門がブー・ジュルード門。 正面が青色で、裏側は緑色をしています。
この門をくぐると、いよいよ混沌としたメディナへ。 それまで以上に道も狭く、人も沢山。 Fezではお土産にミント・ティー用のポットとバブーシュと呼ばれるサンダルを買って帰ろうと思っていたので、時々色んな店に足を止めつつ、独特なイスラム建築を楽しんで歩きました。 自分は現地の友達と歩いていたのでそこまで色々な勧誘は来なかったものの、ちょっと友達と離れた瞬間に数人は日本語で話し掛けてきて、お店やガイドの誘いを始めます。 ホントこれだけは友達がいてくれて助かります。
メディナの細い路地のあちこちには、このように鮮やかな色をした水飲み場(手洗い場?)が沢山点在しています。
これがモロッコのサンダル”バブーシュ”。 結構革の匂いがきつく、これで1つ80DH。 得してるんだか損してるんだか・・・。
これはモロッコの焼き物。 青色はフェス・ブルーと言われるそうで、陶器コレクターの自分としては一点は購入しておかないと・・・。 お皿一枚で120DH。 これも価値が全く分からない・・・。 まぁ、ちょっと多めにお金払ってる気はするけど、少々な金額けんか腰で値切らなくてもね。
メディナも後半に差し掛かるところに以前は宿だった”ウード博物館”があって、外観もさることながら、20DHで内部に入るとなかなか美しく、漆喰の壁と木のコントラストが美しく、展示物はさることながら、建築を見るだけでも入ってみる価値はあります。 屋上のテラスがこれまた美しく、そこからFezの町並みを眺めることもできます。 カフェも大変気持ちがよく、ここで初のミント・ティーを飲みました。 かなりミントの匂いがきつく、それでもさっぱりして美味しい飲み物でした。 グラスに入って出てくるので、自分はてっきり冷たい飲み物だと思っていたら、実はホット・ティーでした。
ここを出ると、次は有名なタンネリと呼ばれる革の染色をしている場所へ。 細い入り組んだ路地を抜けて革製品屋さんの迷路のような店内を抜けて屋上に出るとそこは動物の死臭とアンモニアの混ざったようないような匂いに包まれていて、ここに出る前にミントの葉っぱを渡された理由を納得・・・。 嘔吐をもようしそうにもなるこの匂い。 お店の人の説明は親切で興味深かったのですが・・・。 うぅ。。。店内に戻って製品の説明を聞くものの、言い値を値切る気も起こらず店外へ。その後帰り道にサンダルは購入したもののいいポットは見つからなかったので、また明日以降かな・・・。
2 comments:
異国情緒たっぷりですねぇ。
バブーシュは羊の皮なんですよね?
20代~40代を中心とした一部の手芸ファン(いわゆる「ほっこりすと」)の間では、バブーシュ風室内履きを布で作るのがここ数年流行っています。
私はほっこりすとでは無いのですが、手芸雑誌やブログの作品があまりに可愛いので去年作ってみました。
わざわざかかとを作っておいて、踏んづけるために縫い付けるのは理不尽だと思ったのですが、革製は縫い付けていないのでしょうか。
どれもかかとは踏みつけて履くようですが、縫い付けてはないですね。 ここに並んでいる革製のものは全て牛革なのですが、写真のタンネリでは色々な皮をなめしていて、グレード的にはラクダ、ゴートなどがいいそうです。 でも、難点なのはこの革製品、とっても臭いということ!! スーツケースに一晩入れておいただけで、服にまで動物の死臭が移りました・・・。 日本に持って帰ったらしばらく陰干しです。
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