Wednesday, May 6, 2009

el yunque

リハーサルがリンクの関係でキャンセルになったため、2日間のエキストラのオフがもらえました。


夕方の雨上がりの美しいサンファンの夕暮れ時です。

今日はサンファンから車で50分ほどのところにある熱帯雨林の自然公園”エル・ユンケ”へ行って来ました。 ここにはいくつかのトレッキングがあるのですが、ほとんどの人の目当てはここの滝。 滝つぼでは泳ぐことも出来るのですが、ちょっと分かり難いトレッキング・ルートの入り口を探してグルグル・・・。

迷っては引き返して何とか入り口発見。
滝までのトレッキングは20分ほどの坂道。 さすがに熱帯雨林だけあって椰子や木のように大きくなったシダなどが多い茂っています。 湿気も多いのかコケも多く、山道は滑りやすいです。
所々こんな美しい花にも出会います。

山の下は暑くても、山の中はちょっと気温が下がるので、いくら20分歩いても滝つぼに飛び込もうと思うほどは汗もかいていなくて、いざ水の中に入るのはかなりの勇気・・・。
みんな結構寒がっていたのですが、ここまで来たなら入るまで!
一度入ってしまえば慣れるのですが、やっぱり水は冷たかったです。 滝の下まで行ったものの、しぶきは痛いわコンタクトレンズは取れそうだわで、一瞬で引き返す・・・。



こんな大きなカタツムリも。
ここの自然公園を出て、夕方前には次の目的地Fajardo(ファハルド)へ。
ここへは世界的にも珍しくなった”夜光虫”を見に行ったのですが、まだ時間があったので、ビーチでしばらく水遊び。
ファハルドの半島の端っこまで行くと、そこから2時間程度のカヤック・ツアーに出るのですが、日が暮れる前にはいくつかのグループが来ていました。
自分たちはカヤック4艘でのグループ。
日が暮れてから出発するのですが、砂浜からそのまま滑り出します。 海は波があって結構押し流されるのですが、自分は3人一組で息を合わせながら漕いで行きました。
岸の横にはマングローブの林があるのですが、暗く、月明かりだけを頼りにそのマングローブの林に進入。
林に入るとまさに別世界で、波は凪ぎ、静寂の林を、カヤックが滑るように海面を進みます。 天上は木々を縫って月明かりの空。 オールを漕ぐ波も静かに両岸に向かって波紋を描きます。
夢のような世界です。
10分ほどで林を抜けてカヤックは広大なラグーンへ。 ここの波も大変穏やかで、いくつかのグループの目印の明かりがあるだけ。
その広大なラグーンを進んでいたその時、漕ぐたびにオールが輝くのが目に入りました。 ”夜光虫”です。 
ひとかき、ひとかき・・・その度にオールから湯気が出ているかのように光が尾を引きます。 手や足を浸けてみると光はひときわ輝いて、とっても幻想的!!
時々魚が飛び跳ねたり、泳ぐのが見えますが、その度に魚と一緒に波が輝きます。まるで光る魚が飛び跳ねるように。
これが月夜ではなく、真夏だったらもっと輝くらしいのですが、今ですら目を疑うほど美しい光景でした。
残念ながらカヤックでのツアーだったので写真は撮れませんでしたが、この幻想的な風景に触れてみたい人はぜひ訪れてみて下さい。

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