ノンストップで移動し続けているので、なかなかブログを更新する時間もありませんが、後手後手ですが少しずつ書き足していこうと思います。
まずは、ずーっと来たくてなかなか来られなかった公演先マラガ。
ここはスペインでもずっと南、地中海リゾートのコスタ・デル・ソルの中心の街です。 気温も随分と上がって、日中は半袖で十分です。
街の中心のカテドラルは随分と大きくて、まるで岩の壁のようです。
息を呑む天井の高さで、内部は異空間。
天井は鍵の装飾でしょうか？ １５２８年に工事が始まって１７８２年に完成した建物は様々な様式が混ざっていて、内装はゴシックになっています。
街の橋にあるのがこの城塞の”アルカサバ”。
元は紀元前１世紀、古代ローマの要塞で、その後イスラム支配下で１１世紀のはじめに建てられた城塞です。
かなり大きな建造物です。
オレンジの花の香りで満たされた一角で、深呼吸をすると、甘い香りが心にも染み渡るようです。
イスラム文化の色濃さも残ります。
１３世紀から１５世紀にかけてのイスラムの装飾タイル。
隣接するのがローマ時代の劇場跡。
マラガはピカソの生まれた町としても有名ですが、ここにもバルセロナのそれほどの規模はありませんが、ピカソ美術館があります。 ここにも数多くの作品が収蔵されていて、ピカソの世界に浸るには十分です。
公演が終わったら、みんなはセビリアに移動、自分はタクミと共に、明日グラナダに行く為にマラガにステイ。
のんびりタパスして、安宿でしたが割りといい部屋で安眠。
次の日、朝からバスで２時間半、ずーと来られる機会を探していながらも来られなかったグラナダに到着。 バス・ステーションは郊外にあるので、タクシーで中心部へ。
ここはカテドラルに隣接する王室礼拝堂で、イサベル１世とフェルナンド２世のお墓があります。 コロンブスにも援助を与えたイサベルですが、スペインの歴史に大きな影響を残した一人です。
礼拝堂内部は撮影禁止だったのですが、豪華な彫刻の配されたお墓の中に棺桶はなく、お墓の下に簡素なキャスケットが並んでいました。
ここもカテドラルに隣接した教会。
レースのような天井。
カテドラル。 １５０６年から２００年の歳月を掛けて建設された重厚で巨大なカテドラル。
自分と比べて、この柱の高さ分かります？ 内部は真っ白に統一。
巨大な二つのパイプオルガン。 細部まで意匠を凝らした細工。
街でランチを摂ってから、さて午後はお目当てのアルハンブラ宮殿へ。 ここは時間で予約しないといけないので、事前にウェブサイトからチケットを購入しておくのが安全。
なかなか急な坂をエントランスまで歩くこと１５分程度。
グラナダとはスペイン語で石榴。 石榴の印は街中で見かけますが、ここの門の上にも大きな石榴が二つ。
暑いくらいの天気の中アルハンブラ宮殿へ。 桜も満開。
丘の上の街のような様相で、中にはホテルも二つ入っています。
ここは要塞都市ですが、色々な施設の複合体で、もともとは９世紀末の砦で、１２３８年から１４９２年のナスル朝時代に大きく拡張されました。
ここははじめにあるお風呂の跡。
天井は星空のよう。
カルロス５世宮殿。
建物の中に入るとローマの円形劇場の様で、１４９２年、グラナダがキリスト教徒の手に渡った直後に、カルロス５世が避暑地の宮殿として建設。
スペインにおける純イタリア建築の傑作と言われているそうです。
ぶどう酒の門。
アルハンブラの中でも一番古い、軍事エリア”アルカサバ”。
カテドラル方面の眺め。
ここは初夏の陽気ですが、遠く山の上には雪が見えます。
入場時間の決まっている、アルハンブラの中でもメインのエリア”ナスル宮殿”。
イスラム時代のタイルの壁の中に双頭のワシの紋章。 文化が融合しています。
この宮殿群は１３１４年から１３９１年に掛けて建設されました。
鍾乳石を模した天井。
全ての細工が大変細やかですが、このタイルも色一枚一枚貼り付けています。
ここはコマレス宮のアラヤネスの中庭。 イスラム建築では水が大切な要素を持っているようですが、この乾燥したスペインの丘の上に水をなみなみと蓄えているのは、その当時の力の象徴ですね。
ここはアルハンブラ観光でもメインになる”ライオンの中庭”。 庭を取り囲む建物には１２４本の大理石の柱が立っています。
名前の由来にもなっているライオンの支える水盤。
まるで雪の結晶の様にも見える細密な装飾の天井。
ずっとここまでの写真も見ても分かる通り、この幾何学的な模様、全て八角形で構成されてますよね。
人も少なくなった日暮れ時。
夕暮れ時のカテドラルの前の広場。 ずーっと建物の壁にサッカーボールを蹴り続けている小学生にカップル・・・。 のんびりした時間が流れています。
食べすぎくらいいつも食べているタパス。 油っぽいし塩辛いし。。。 早くスペインを脱出しないと早死にしてしまう・・・。
