Tuesday, January 31, 2017

luxembourg ルクセンブルグ 観光

フランスを斜めに飛んで、月曜のお昼には次の街Amnevilleまで来ました。 半日休みがあったのでどこへ行こうかと考えていたところ、お隣の国ルクセンブルグまでは電車で40分ということが分かったので、いつかは行ってみたいと思っていたこともあって、ポンッと電車に飛び乗って行って来ました。
ついに訪問国50ヵ国目達成!!
これだけ常に旅をしていても、行くのは同じ国ばかりで、なかなか新しい国に行くことは少なくなっているのですが、ついに大きな数字に到達。
ルクセンブルグはの正式名称は”ルクセンブルグ大公国”ということで、立憲君主制。 現在君主制のとられている国は世界でもルクセンブルグのみだそうです。
面積は神奈川県とほぼ同じで、人口も60万人いません。 そんな小さな国なのに国内の経済レベルは世界のトップクラスだそうで、大変豊かなようです。
市庁舎。
GDPの高いせいか、規模の小さい町の中には、高級なブティックなども並んでいます。

ここがパレス。 意外とこじんまりとしています。 夏の間は見学も可能だそうです。

旧市街は世界遺産にも登録されているそうです。

旧市街はかなり険しい丘の上に築かれていているので、町からの眺めは壮観です。
もともと963年に丘の上に城を気付いたのが始まりだそうで、その砦が”lucilinburhu”と呼ばれていたものがルクセンブルグという名前になったそうです。
遠くからもよく見える尖塔を持つノートルダム寺院。




ステンドグラスの大変美しい寺院です。
ワインも生産されているのですが、規模が小さいのでほとんど輸出もされていないそうで、ということで、帰る前にスーパーで白ワイン買って帰りました。

carcassonne カルカソンヌ

3度目のトゥールーズへ深夜に移動して来ましたが、さて、1日の休みをどう使おうかと思っていたところ、ニームの友達が勧めてくれたのがカルカソンヌ。
カルカソンヌ?? いまいち聞いたことが無いしどうなんだろう。。。と、疑心暗鬼で次の朝早くから電車に乗って行って来ました。
45分程度で駅に着いてから、シテと呼ばれるエリアに足を運ぶと。。。 見えてきたのがこの景色。
丘をすっぽりと囲うように延びる城壁!
 まるで中世に迷い込んだような雰囲気。


丘の上まで上がると、その城壁の大きさと壮観さに息をのみます。

こんな巨大な城塞都市がこんなところにあるなんて。。。
前日にネットで調べても、そこまで情報が載ってなかったし、フランスではモンサンミッシェルに次いで観光客が多いらしいのですが。。。
要塞の正門。
正門に据えてあるのが女領主カルカスの像。
この要塞がカール大帝の軍に包囲され6年も過ぎた頃、ついに城内の食料も底をついてき始めましたが、 彼女は豚一頭に小麦をたっぷり与え太らせた後、城外に放り捨てたそうです。
これを見たカール大帝の軍は、まだまだ城内には食料が十分にあると考え兵を撤退させたそうです。
カルカスは勝利に町中の鐘を鳴らしましたが、それが”カルカスが鐘を鳴らしている(Carcas sonne)"が街の名前の由来となったそうです。

 銃眼が沢山開いていて物々しいゲート。

要塞都市なので、城壁の中には町が広がっています。
ここがお城への入り口。




城壁は周囲3キロで52の塔があります。 全体はこんな感じ。

2500年の歴史のあるカルカソンヌですが、城壁もその時代時代のものが残っています。
ここから見える城壁も4世紀のものと13世紀のものがあります。
13世紀の防塁建築。

城壁の上にあるのが跳ね出し櫓。 木製の回廊で、ここから石などを落とすそうです。 歩いているだけでもちょっと怖い。。



 こちらがオリジナルのカルカスの像。
要塞の重要性が薄れてからは、どんどんと荒廃が進み、建材として城壁の石も取り去られるようになります。 それを危惧した国の命によって1844年から修復作業が始まりました。
ただの要塞ではなく、美しい装飾が施されていた様子も伝わります。


15世紀の石灰岩で彫られた十字架。
 もともとは彩色されていたようです。






要塞内の通りも往時のままといった雰囲気。
本当に今がいつの時代か錯覚してしまいそうな街並み。
サン・ナゼール大聖堂。










ステンドグラスが荘厳な雰囲気を醸し出しています。

要塞内の広場。 ここでランチ。
フレンチ・オニオン・スープと。。
 このカスールがカスレのルーツなんだそうです。 豆にソーセージ、チキンが入っていて、かなりのボリューム。 お腹パンパン。






いやぁ・・・ かなり壮大な要塞都市でした。
フェイスブックに載せたここの写真を見て、みんなどこに行ったのか聞いてきましたが、フランスでは有名なのかもしれませんが、やはりあまり知名度はないのかな。 オフ・シーズンとあって人も少なく、昔の都市の様子に思いを馳せることが出来ました。