Friday, January 27, 2017

nimes ニーム 観光

夜にモンペリエへ移動して来ましたが、なぜか泊まっている先がかなり町はずれの港。。。
バケーションに来ているならこんな場所もいいんだろうけど。。。 明日は朝から隣町ニームへ行こうと思っているのでかなり不便。。
朝早くにホテルを出て、一時間に一本しかないバスにも無事に乗れて、歴史の古い街ニームへやって来ました。 ここも6年前のブログには登場していますが、友達に会うために再訪です。
紀元前からローマ帝国の植民地で、アウグストゥスの時代に街は城壁に囲まれ、繫栄しました。

このアリーナもその当時に建設されて、2万4千人を収容しました。
様々な猛獣との戦い、犯罪者同士の殺し合い、剣闘士の戦いが繰り返され、敷き詰められた砂は血に染められるため、何度も混ぜ返されたそうです。

荒廃した時代には、ほかの建物の建材として石が持ち去られたりしたそうなのですが、現在はユネスコの世界遺産登録を目指して復元作業も続いているそうです。
それでも、この時代のアリーナとしては最も保存状態の良いものの一つなんだそうです。

山から石を切り出しここまで積み上げた、当時のローマ人の土木技術はすごいですね。
遠く丘の上にマーニュの塔が見えます。

一つ一つの石が大きく、段を上がるのも大変!

中世の頃にはこの中に家が建っていたそうです。
ここは現在でもいろいろなイベントに使われていて現役。
紀元前16年頃に建てられた神殿、メゾン・カレ。
ここも古代の神殿としてはかなり保存状態が良いそうなのですが、4世紀にはキリスト教教会、その後馬小屋、現在は建物も修復され保存されています。

当時はこのような姿だったようです。
周囲にあった柱もところどころ残っています。
ここはアウグストゥス時代の城壁の門。



ニームの街の市章は、鎖に繋がれたワニとパーム・ツリーなのですが、これは当時エジプトとの戦争の勝利を意味しているそうです。




ここからは泉が湧いているのですが、これがニームの名前の由来、泉の守護神ネマウススになっているそうです。
その隣にあるのがこの寺院"le temple de diane"。

そして、そこから丘の上まで上がるとあるのがマーニュの塔。
アウグストゥスの巡らせた城壁の塔です。

天体観測所として使われていた時代もあったそうで、塔の上までの階段はその頃整備されています。
上からは街の様子がよく眺められます。

小さな広場にワニの噴水とヤシの木。


泊まったアパートの窓からは素敵な眺め。

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