今週はテキサスのダラス。 ここに来るのは随分と久し振りな気がしますが、随分と景気がいいのかおしゃれなエリアが随分と増えていました。
ここに来るといつも行っていたのがケネディ大統領の狙撃された"6th floor museum"ですが、行く度に暗い気持ちになるので、今回はパス。 ダウンタウンの中心にあるダラス美術館へ。
地域の人たちのアート活動を支えたり、美術に触れる機会を作る目的で設立された美術館ということで入場も無料。 コロナ禍ということで事前にネットで予約を入れていくのがベスト。
アンディ・ウォーホールやキース・へリングと並んでポップアートの代名詞のようなバスキア。
このサムは近所のアート・ディーラーを通してバスキアの知り合いになって、彼がここの美術館でのエキシビジョンで来た際、絵を描く道具も無かったのでこのドアにポートレイトを描いたというもの。
Cornelis Saftleven "College of Animals" 1655
まさにオランダの絵画なのですが、日本の鳥獣戯画のように描かれた動物たちが愛らしい。
Gustave Courbet "Fox in the Snow" 1860
Edouard Manet "The Bugler" 1882
未完成の作品とされているようですが、彼がどのように作品を描いていたかを見られる良い例だそうです。
Edouard Manet "Portrait of Isabella Lemonnier with Muff" 1879-1880
マネの晩年の一番のお気に入りモデルだったイザベラ。 6作品に登場しているそうです。
Pierre-Auguste Renoir "Roses and Peonies in a Vase" 1876
Claude Monet "Still Life, Tea Service" 1872
Claude Monet "Valle Buona, Near Bordighera" 1884
”富士” 川合玉堂 1928-1929
日本の展示もあって菩薩像や薬師如来像、ちょっと日本で馴染みのないものなどちょこちょこ並んでいました。
中南米の展示はどれもユニークなのですが、1800年くらい前のメキシコから出てきたこのマヤのジャー。 イノシシに乗っかったこの姿、どういうシチュエーション何だろう。。
巨大なテラコッタの像は700年くらい前のメキシコのオアハカのもので、ピラミッドのテラスに置かれていたものだとか。
ダウンタウンから30分ほど離れたところにあるBishop Arts District。 おしゃれなカフェやレストラン、ショップなどの並んだエリア。
さすがにテキサスのメキシカンは美味しい! ちょっとした旅気分が味わえていいです。
ダウンタウンの真ん中にある"Big Eye"。
観光地になっているのですが、公共の公園というわけではなく、私有地なので中には入ることが出来ません。 結構リアルな目。
ビッグ・アイの近くにある"thanks Giving Square"。
ちょうど自分の生まれた時に作られた、個人であり公共の感謝のお祈りの場所。 宗教や文化に関係なく入って静かに時間を過ごすことの出来る施設です。
ブラジルのブラジリアにも同じような建物がありましたが、街の喧騒から離れて瞑想をすることも出来ます。
自分の好きなノーマン・ロックウェルの作品をイタリアのムラノ島の工房がモザイク画にしたもの。
先週はミシシッピで雪まで降ったのですが、ここは日中は30度くらいになり気候も過ごしやすく、ダウンタウンのオシャレ広場には人もいっぱい。
ダラスもいくつかの有名な企業がありますが、ペガサスと言えばモービル石油。 その前身のマグノリア・カンパニーで、ダウンタウンにはそのマグノリア・ホテルがあり、1934年に設置されたのがこのネオンのペガサス。 1999年には屋根から降ろされ、現在はこの場所に落ち着いているそうです。
パイオニア・プラザにある実寸大の牛のブロンズ。 49頭もいるそうで、躍動感があってなかなかリアル。
現在は歴史的建造物にも指定されているマグノリア・ホテル。
隣には1912年創業の"The Adolphus Hotel"がありますが、ブティック・ホテルのようにオシャレにリノベーションがしてあって、カフェも素敵でおススメ。
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