ボストンから一路フライトでピッツバーグへ。 ダウンタウンはオハイオ川の起点になる三角形の川の合流地点にあるので、いくつもの橋が架かっているのが独特の風景を作り出しています。
ピッツバーグは有名な鉄鋼王カーネギーをはじめ、ケチャップのHainz、石油会社のGulfなど様々な会社があります。
ダウンタウンでひと際目立つガラス会社のワン・PPG・プレイス。
ピッツバーグの名前の由来になったのはこの川の合流地点の三角形の部分で、はじめフランス人の探検家がオンタリオ湖、オハイオ川を渡る際にこの地を発見し入植地を建設、その後イギリスとの間で戦争が繰り広げられますが、その際に築かれたのがピット砦。
広場には砦の跡が残されています。
南北戦争の際には鉄や軍用品の需要で発展したそうです。
フランク・ロイド・ライトのピットの再開発イメージ。
ここに来るのももう3度目ですが、ピッツバーグの生んだ一番有名なアーティストと言えば、やはりアンディ・ウォーホール。
自画像 1943 15歳の頃の作品。
アンディのお母さん、ジュリアの作品。 お母さんからの影響がかなり大きいようで、カリグラフィーなど自分との作品とのコラボレーションも多いです。
1954年に自費出版したリトグラフの本で、190冊ほど自ら彩色して友人などに配ったそうです。 カリグラフィーはお母さんのジュリア。
Seated Boy 1950s
Portrait of Nick Kish 1942 ハイスクールに通っていた際に友人のニックを描いたもの。 二人ともスロヴァキアからの移民と言う共通点があって、何時間も一緒に絵を描いて過ごしていたそうです。
1950年代の屏風。 お母さんとのコラボレーションです。
大学卒業後はニューヨークで商業デザイナー、イラストレーターとして活躍します。
Girl Figures and Leaves 1950s 彼はとイラストを組み合わせた、ちょっと珍しい作品。
Elvis 11 Times 1963
NYのユニオンスクエアに面したビルにすべてを銀色にした”The Factory”を作り、そこで映像やシルクスクリーンなど沢山の作品を生み出します。
”Screen Tests”シリーズを体験できるコーナーも。
The Factoryには数々のアーティストが集まりますが、今でも人気のポップアーティストのバスキアやキース・へリングも常連。 この部屋に真ん中にはそんなキース・へリングの"Elephant" 1985。
動物の作品。
ポラロイドから作品を制作していましたが、これはその一部。
1979年のジュディ・ガーランドの作品に使用した写真。
犬の作品に使用されたスクリーン。 彼の作品はいわゆるプリントゴッコ方式なので、これを使って沢山制作することが出来ました。
彼は靴の作品も沢山残していますが、これらは彼が参考にしていたもの。
エルビスのシリーズに使われていたであろう映画"Flaming Star"のポストカード。
数々の彼のコレクション。
彼のトレードマークのシルバーのウィッグ。 かなりの数を持っていたそうです。
これらも彼のアイコニックな服装の一部。
ピッツバーグでもちょっと雰囲気の変わるストリップ・ディストリクト。 美味しいコーヒー豆の店や雑貨店、カフェなどの立ち並ぶ再開発エリア。
そんな場所にあるのがウィスキーの醸造所。
アメリカのウィスキーと言えばケンタッキーやテネシーなのですが、聞くところによるとライ麦を使ったライ・ウィスキーはここのエリアが発祥らしく、禁酒法に伴って税金の少ない南部に生産地が移動したそうなのですが、またここでウィスキーを作り始めたのが"Wigle Whiskey"。
醸造所の見学は週末のみらしいのですが、せっかくなのでテイスティングとライ・ウィスキーを使ったマンハッタンを注文。
この週もなかなか忙しい一週間でしたが、何とか滑りぬけてメンフィスへ移動。
No comments:
Post a Comment