バスで1時間45分、ここヴァルパライソには現在国会が移転されていて、立法首都になっているのですが、バスはこの国会議事堂の前に着きます。ヴァルパライソは1500年代初頭に開港された歴史ある港町。 パナマ運河が出来るまでは重要な港として栄えたそうですが、現在は重要度が低下して人口も減少しているそうです。
バス停から観光の中心地の丘までは歩いて20分ほど。 丘に沿って歩くのですが往時を偲ばせる建物が並びます。港町と言えば坂と丘。 この丘の登るのに作られたのがアセンソールと呼ばれるケーブルカーの様な傾斜を登るエレベーター。 現在でも現役なのは5台。 観光用のみではなく、今でも庶民の足だそうです。ソトマヨール広場。 ここが観光の拠点になります。広場のすぐ裏にあるアセンソールで丘に上がります。100ペソ(US20セント)を払って古風なゲートを抜けると、おじちゃんがドアを開けてくれて箱に乗り込みます。
とってもスムースに丘を登るのですが、ちょっと上がると景色が一変して素晴らしいパノラマ!あっという間に丘を登るとまるでスタジオ・ジブリな世界。 急に空気が変わってカラフルでかわいらしい建物が並びます。ここはとってもアートな街で、あちこちにアーティストやアート・ギャラリーが並んでいて、あちこちにポップな壁画が。 チリを代表するアーティストの作品もあるそうで、壁を見ながら歩くだけでもとっても楽しいです。ジャスミンの花が満開で、あちこちから甘い香りが漂って来ます。 日差しも気持ちがいいし、小春日和と言った感じです。坂道を歩くのはなかなか大変ですが、あちこちにオシャレなお店やカフェ、楽しい壁画が並んでいるので、疲れるのを忘れて歩き回ってしまいます。右端のレストランが分かりますか? こーんな崖っぷちに建物が並んでいるので景色は最高。 ほんとジブリな世界が広がっていて、これも”耳を澄ませば”に出てくる家っぽいでしょ?先日のフライトのエア・マガジンに載っていた”世界で行くべき場所100”の記事、その中にあった写真がこのレストランからの景色。 写真を見てからは必ずヴァルパラソには来ようと思っていたのですが、ここがそのレストランだとは来るまで気が付きませんでした。と言うことで、ランチはチリ・ワインと景色をおかずに。日が陰って来て寒くなってきたら猫が接近! これも“耳を澄ませば”だ! ムーンのように太ってはないものの、食事中ずっと自分の膝の上に座ってくれていたので、温かく過ごせました。海軍もあるので軍艦の姿も見えます。景色のほんの一部ですが、なかなか楽しいでしょ?この階段、一体何段あるんだろう・・・? 上がって確かめる気にはなりませんでした。汗。街の西の方へ歩くとちょっと治安がよくないかな・・・。ここのアンセソールは300ペソ(US70セント)。どの景色を見てもジブリの映画に出てきそう。 丘の上の家。 いいですね。1893年から現役のこのアセンソール。 頑張ってます。立派な建物は航海博物館。この展望台からは街が一望できます。 潮風が気持ちいいです。チリも地震大国。 ちゃんと津波の避難路の表示もありますね。
あとここは映画イル・ポスティーノの舞台にもなったパブロ・ネルーダの邸宅もあります。 エンニオ・モリコーネの名曲は有名ですが、自分はまだ映画を見たことがありません。 帰ったらちゃんと見ないと。
映画のクリップより。
映画のクリップより。
ただ一つ無数の犬のフンには閉口しましたが、それでも大変美しい町で、もっとのんびり色々なカフェなど訪ねてみたかったです。
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