Thursday, June 18, 2015

ouro preto

数年前に来てから、いつも思い出しては戻って来たかったこの小さな山間部にある”黒い金”と言う名の街オーロ・プレット。
今週は近郊の町ベロ・オリゾンチで公演で、ラッキーなことに2連休をもらえたので、一泊二日で行って来ました。 バスで2時間ちょっと。 一眠りしている間に到着です。
頻繁にこの景色が頭の中に浮かんでいた為、長い間離れていた気がしないのが不思議なくらい。
丘のてっぺんが街の中心となるチラデンチス広場。
1639年にこの場所に金鉱が発見されると、その後凄まじい勢いでゴールドラッシュが起こり、こんな小さな山奥に10万人もの人が住んだそうです。 18世紀の100年間に、世界の金の半分を産出、一時期は世界の金の80%を産出していたそうです。 金1200トン、ダイヤ300万カラットを算出したそうです。 想像もできないような量ですね・・・。
これらの金はポルトガルへ送られるのですが、最終的にはイギリスとの貿易赤字のため、金はイギリスへと流出したそうです。 イギリス国内を彩る黄金のほとんどはここの金なのでしょうか?


かなりな急な坂ばかりの街ですが、小雨が降った後はつるつる滑ってちょっと危険・・・。
夢に見るほど戻ってきたかったこのレストラン"Casa do Ouvidor"。 前回もディナーに2度訪れましたが、世界中旅して来た自分に言い切れることは”世界で一番美味しいローカルレストラン”と言うこと。
特に大好きなのがこの"Frango com Quiabo"。
数十本のオクラに埋もれたチキンで、大量のオクラと塩っ気のある独特なスープをライスの上にかけてしみしみさせて食べると最高です! チキンも煮込んであるのに香ばしさもあって絶品。
ちょっと塩分は気になるけど、うまみがこれでもかと溢れる逸品です!!




栄華を偲ぶ美しい教会が点在します。



以前のブログにも書きましたが、ここは今でも宝石の産地。 現地だからと言ってクオリティーのいいものがあったり、安かったりというわけではありませんが、このような原石が手に入るのは現地ならでしょう。 これは世界でもここでしか産出しないインペリアル・トパーズ。 オレンジ味を帯びたシャンパン色がいいとされますが、このようにピンク色になってくると値段が跳ね上がります。
こちらの3.5センチくらいの結晶で400万円くらいです。 ははは・・・。
チラデンチス広場から歩いて3分の宿に泊まったのですが、一泊$25で、朝目覚めると窓の外はこの密林。 鳥の声でお目覚め。
この日はとにかくのんびりとカフェでお茶をしたり、街をプラプラ。
この景色を胸いっぱいに吸い込みました。




はぁ・・・。 やはりランチにも戻って来てしまいました。。。 食べおさめ! 一人分には量が多すぎてオクラが残ってしまった。





今回何も買わなかったかというとウソで、この2センチ程度のインペリアル・トパーズの結晶をトップに加工してもらいました。 先にかけてピンク色が入っていて、インクルージョンも安かった割には少なくて、いい買い物だったかな。 シルバーの加工賃は材料含めて3000円くらい。
後は、先日サンパウロのイタコロールで購入していた0.33カラットのエメラルドを、18Kのピンキーに加工してもらいました。 お店に持ち込むと”こんないいクオリティーのエメラルドはうちの店にも置いてない。。。いい石持ってるね”とのこと。 イタコロールでおススメの石を買って来てよかった! エメラルドはコロンビアが有名ですが、これはここミナス産で、インクルージョンもなく色も深く照りが美しく、小さいものの気に入っていたので、褒めてもらえると嬉しいね。
本当はシルバーで加工してもらおうと思ったのですが、それでは石がもったいないということだったので、余り加工賃に大差がないということでイエローゴールドにしてもらいました。 3時間くらいで加工してくれて、金の代金含めて1万円くらい。 日本でやったら数万円飛びますね・・・。
いのちの洗濯をした2日間でした。
ホテルの近所のモールの寿司。 寿司ごとまるごと揚げたものや、パッションフルーツ、トマトとクリームチーズの乗ったサーモン。。。 いろいろと不思議なネタがあって面白い・・・。
美味しいかどうかは別にして、興味深いです。。 しかもお安い。^^
さて、ブラジル最後の一週間頑張りますか!

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