Wednesday, October 20, 2010

british museum


ここへ来るのももう3度目になりますが、言わずと知れたNYのメトロポリタンと同じく世界最大の博物館の1つです。


この博物館がオープンしたのはなんと1759年。 その当時の様子を残した展示室もあるのですが、所蔵品1つ1つがガラス張りの本棚のような中に収納されていて興味深いです。
ここの収蔵品の多くは大英帝国が日の沈まない国だった当時に、世界各地から収集(強奪?!)して来たものも多いのですが、未だに各国から返還運動が起こっているのはよくニュースでも見ますよね。


ここの最大の呼び物と言っていいのがこの“ロゼッタ・ストーン”。 1799年、ナポレオンがエジプト遠征に行った際にロゼッタで発見されたものですが、この石碑には同じ内容の文章が3つの文字(エジプト神聖文字、エジプト民衆文字、古代ギリシャ文字)で書かれていて、ギリシャ語は読めたので、それをもとに1822年、解読に成功したそうです。


気になる内容はと言うと紀元前196年に開かれたメンフィスの宗教会議の布告を書き写したものだそうです。


普段見ることのないロゼッタ・ストーンの裏側。


さて、ここはアテネのパルテノン神殿の展示室。 実はパルテノン神殿にあった彫刻等美術品は、すべてここに展示してあります。


なぜそういった貴重な文化財がここ大英博物館に展示されるに至ったかと言うと、1687年にオスマン帝国の火薬庫として使用されていた神殿がヴェネチア共和国の攻撃によって爆発炎上、彫刻等はひどい損傷を受けたそうです。その後1806年に、オスマン帝国の了承を得たエルギン伯が焼け残りの彫刻を持ち帰り、1816年に大英博物館に売却されたそうです。
確かに文化財の保存の意味では大英博物館は多大な貢献をしているのですが、ギリシャからの返還要求には応じていないのが現在です。
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TVの”世界不思議発見”では必ずと言っていいほどここの展示物が出て来ますが、エジプトの出土品、ミイラ等の数はかなりです。


これがあのイギリス一の陶器メーカーだったウェッジウッドのマークにもなっている”ポートランドの壺”のオリジナルです。 西暦25年頃にローマで作られたカメオ・ガラスで、18世紀にイギリスの外交官によってイタリアからイギリスに渡りました。 そして1790年にジョサイア・ウェッジウッドがジャスパーの焼き物として再現に成功しました。



実はこの壺1845年に展示中、見学者に割られてしまい125の破片になってしまったそうです。 それを5カ月で修復したそうなのですが、その参考になったのがウェッジウッドのコピーだったそうです。


雨上がりの夜のコベント・ガーデン。


地下鉄に沢山貼ってあるショーのポスター。 ありました"LoveNeverDies"と隣り合わせ!

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そして今夜再びLoveNeverDiesを観に行きました。
それと言うのも前回は残念なことにファントムが代役だったので、どうしてもCDで聞き尽くしているオリジナルな本人のファントムが見たかったんです。
まぁ驚きでした。 このファントム役のRaminKarimlooのパワフルさとエネルギーにはビックリ。 彼だけでショーが持っているのではと思うほど素晴らしかったです。 声量はともかく声も歌も演技も全て揃っていました。 歌の初めの一声だけでも鳥肌が立つほどです。
彼は生れはイランで育ちはカナダのトロントだそうです。
いやぁ。。。もう一度観に行った甲斐がありました。

2 comments:

Chiaki said...

昔パルテノン神殿を観光した時、ガイドさんが彫刻は大英博物館とルーブル美術館にあると言っていたのを思い出しました。
返還問題は多様な側面がある複雑な問題ですが、良い形で落着するといいですね。

ISAO said...

確かに難しい問題ではありますが、日本の文化遺産も随分海外に流出してますよね。 日本の文化を知ってもらうためにはそれもよい一面を持っているのですが・・・。