Tuesday, November 30, 2010

moulin rouge


休み2日目も朝早くから行動開始。 朝もやのセーヌ川です。

せむし男で有名なノートルダム大聖堂です。 
もともとローマ時代からここは聖域だったそうなのですが、ローマ崩壊後はキリスト教徒がバジリカを建設、1163年に現在の様な建物が施工され1225年に完成。 彫刻や屋根、その他の装飾は19世紀に入って改装されたものだそうです。

ここのこのバラ窓は有名ですね。 その他のステンドクラスはそこまででもないのですが、このバラ窓は巨大で美しいです。 しかし。やはり先日行ったランスのノートルダム大聖堂の方が格段に美しいです。



聖堂の塔には普段上がることが出来て、間近に“鐘”を見ることが出来るのですが、今現在上がることが出来ないようです。 上から眺めるパリの景色は素晴らしいのですが、どうやら今回はお預けですね。


ノートルダム大聖堂の近く、壁の大部分をステンドグラスが占める美しい教会“サント・チャペル”。 ゴシック建築が最も輝かしかった時代の傑作です。

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13世紀中期に建造されたのですが、ここには聖遺物の中でもキリストのかぶった荊の冠と十字架のかけらが納められています。 なんとこの教会をたてる費用が40,000リーブル、荊の冠の値段が135,000リーブル・・・。 驚きの額を支払って荊の冠を手に入れたんですね・・・。


これらのステンドグラスは当時そのままのものです。 700年以上の時を経てもその輝くを失いません。



このバラ窓は15世紀に付け加えられました。

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なお、この教会は裁判所と入り口が同じな為、入るのにセキュリティーチェックをしなければいけません。


”コンシェルジュリー”。 もともとフィリップ4世の宮殿だったものが14世紀後半に牢獄として使用され、18世紀のフランス革命時には多くの王族や貴族が収容されました。

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これは処刑される前にマリー・アントワネットが使った水差し。 彼女は2ヶ月半をここの独房で過ごしギロチンの刑に処されたのですが、直前にこの水差しの水を飲んで出て行ったそうです。


現在彼女のいた部屋はチャペルになっているのですが、別の場所にこの彼女の幽閉されていた部屋が再現されています。


"sex and the city"ファンならこの橋がどこか分かるはず。 ドラマシリーズ最後のエピソードでMr.Bigがキャリーに愛を告げてNYへ連れて帰るシーンの場所です。 ルーヴル美術館の横くらいのセーヌ川に架かる橋です。



”オルセー美術館”。 ここも数々の名作をそろえた美術館ですが、ここには自分と因縁のある絵画があります。
というのも、遡ること7年前。 小学校の教科書で見てからずっと好きだったマネの“笛を吹く少年”。 やっとここパリで対面することが出来ると思って来たオルセー美術館。 どれだけ歩き回っても発見できず、インフォメーションで聞いたらスペインの“プラド美術館”へ出張中とのこと・・・。 その後ツアーでマドリッドへ行ったので、早速プラド美術館へ。 大きなエキシビジョンの為にこの“笛を吹く少年”が来ていたらしく、あちこちにポスターが貼ってあったのですが、やはりどこを見てもこの絵が見つからず・・・。 ポスターの日付を見たら自分の来る直前に終わって、すでに絵がオルセーに戻ったとのこと・・・。 うぅぅぅぅぅ。。。 縁がない。
そして今回! 再びオルセーに戻って来ました。 今度こそこの絵と対面です。
と、あちこち歩いたのですが、やはり見つからず・・・。 嫌な予感を抱えてインフォメーションで聞いたら
”あ、今ドイツに貸し出し中で1月末まで帰って来ないのよ。ごめんなさい。”
”。。。。。。。。。。”
まさかとは思ったものの、やはり縁がありません。 この絵に対面出来るのはいつの日か・・・。

“コンコルド広場” ここでマリー・アントワネットは処刑されました。 現在は広く美しい広間になっています。 

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凱旋門からまっすぐシャンゼリゼ大通りが延び、反対側がルーヴルに続く公園。

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遠くにはエッフェル塔が見えます。 ここは映画“プラダを着た悪魔”の最後のシーンでも有名ですね。


日本では高島屋の中に入っている“フォーション”の本店。 以前はこちらの建物の上がオシャレなレストラン兼カフェになっていたのですが、現在は斜め前の建物に移動。 その代り、今はここはもう少し気軽なカフェになっています。
高島屋でバイトをしていた頃には、よく期限切れ前のここのミルク・ペーストをもらっていたのですが、今これを毎日朝バゲットにぬって食べてます。

普通のパティシエよりは高めですが、やはりフォーション、美味しいです。 このブランデーしみしみなデザートも絶品でした。


夜はショーの関係10人で“ムーラン・ルージュ”へ。 前回来た時にもタダで入れてもらったのですが、今回もお安く入れて頂くことが出来ました。 普通に入ると100ユーロ以上するので、こういうメリットはショー・ビジネスをしているおかげです。
中では写真等全く禁止なので写真を見せることが出来ませんが、とにかくモデルの様な人達がみんなトップレスで羽をまとって踊り続けます。(ほとんど裸に近いです) ショーのスタイルはちょっと80年代ですが、それでもパリの夜をこれ以上に華やかにするものはないでしょう。
途中曲芸なども入るのですが、中でも腹話術のおじさんは最高!! 7年前にも笑い転げたのを覚えていますが、今回も涙が出るほど笑いました。^^ 腐っても“ムーラン・ルージュ”です。

ルーラン・ルージュはロートレックなど芸術家が通っていたことでも分かる通り、モンマルトルの丘の麓にあります。 ショーがはけて凍えるような寒さの中頂上まで上がって夜景を眺めました。 っていうか寒い・・・。 今ヨーロッパは寒波です。

Monday, November 29, 2010

bonjour paris

インターネットがホテルから出来ない為にブログの更新にかなりの時間がかかってしまいますが、なんとか頑張ってみます・・・。
”花の都パリ”。 美しい白い石壁にアイアンレースの建物が続く華やかな都市。 ちょっとエレガント過ぎる向きはあるものの、やはりはパリです!


夜遅くにリールからパリに着いたにもかかわらず、少ない休みを最大限利用すべく朝早くから観光開始! パリに来るのはもう2度目ですが、やはり一通り観光もやり直しです。
パリでどこから出発するかと言うと、やはりシャンゼリゼ大通りからでしょうか? 朝食はシャンゼリゼでもひときわ目立っているこのパティシエ"LADUREE"。 


なんとジョン・ガリアーノのマカロンなんかもあるんですぅぅぅぅ。


店内に入るとクラシックな内装に目を奪われ、カウンターにならずデザートやパンにこれまた目を奪われ、そしてそのプライスタグにも目を奪われます。
カフェで食べようと思ったのですが、店員に進められて奥のバーに行ってみることに。 まぁ、何とも独特な内装。 天井から床まで全てトータルにデザインされているのですが、ちょっとした異次元空間です。 まさかあんなにクラシックなお店の奥にこんな空間が広がっているとは思いませんでした。


バーのエリアには人が一人もいなくて、友達と2人きり。 ちょっとした貸し切り状態です。 マカロンとクロワッサン、カフェオレを注文。


こんな可愛い銀の容器にコーヒーとミルクが入って出て来ます。 スプーンもパンの容器も全て銀製です。 あぁ・・・贅沢。 店員さんもとっても親切で他のパリの店とは大違い。


ここがデザートなどが買えるカウンター。 全部いい値段。。。 
この雰囲気を味わって、美味しいものだ食べたかったら10ユーロ位で朝食は食べれます。
http://www.laduree.fr/v1/index.htm


ハイソなブレークファーストの後はシャンゼリゼを凱旋門方向に。 はい!日本人と中国人で溢れるルイ・ヴィトンです。 店内は随分広く、一回りするだけでも時間がかかりますが、店員を連れ回し片っ端から買い占める中国人に対し、ただウロウロしている日本人と日本人ギャル・・・。 今の世界の構図が出ています。



エッフェル塔と並んでパリのシンボルである”凱旋門”。 アウステルリッツの戦いに勝利したナポレオンが1806年に建設を始め、1836年に完成しました。 残念ながらこの門が完成する前にナポレオンは死去していて、彼がこの門をくぐったのは1840年にパリに埋葬された時だそうです。



この力強い彫刻は近くで見ると随分と大きいです。




シャンゼリゼ方向に冠を受けるナポレオンの彫刻があります。


先日バカラには行って来たばかりですが、ここパリには子爵夫人の私邸を改装したバカラのミュージアム/レストラン/ブティックの”メゾン・バカラ”と言うものが存在します。


入口を入ると目の前には巨大なシャンデリアが水槽に半分沈んでいて、両側には大きなミラー。 ここからバカラ色たっぷりです。

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中に入ると電飾付きのカーペットが続いて、二階へ上がる階段にはこれまた巨大なシャンデリア。 この写真はトイレの内部・・・。 こんなにピカピカです。


トイレに見えませんね・・・。

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と言うことで今日のランチはこのバカラの“クリスタル・ルーム”。 12時からの予約を入れていたのですが(もちろん行く際には予約を!)、着いた時はガラガラ。 なかなかディナーなど予約が入れにくいとのことですが、前日に予約をしたのに余裕でした。



もちろんフォークやナイフなど全てシルバー。 使われているグラスも全てバカラです。 3万6千円のアルクールがテーブルにずらりと並んでいます。 
高い天井からはいくつものシャンデリア、3面の大きな鏡と暖炉。 よくコーディネートされた空間です。 1つ欲を言うなら道路側のブラインドはベルベットのカーテンくらいにして欲しかったかな・・・。
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さすがにこんな所でディナーをする勇気はないのですが、ランチだったら29ユーロでメインとデザートのセットを食べれます。 水はタンブラーの方へ入れられるので、アルクールを使ってみたい場合はワインを注文して下さい。


メインは魚をチョイス。 うまし! フランス圏には何度も行っているし、フレンチも機会があれば食べているけど、納得しました。 あぁ・・・これがほんとのフレンチなんだな!と。 
とろけるような外がカリッと中が半分生のままの魚に程よいスパイス。シトラス系の甘酸っぱいソースが絡むと絶品に変身! お見事です。 ちょっと贅沢をし過ぎているような罪悪感を覚えるほどの味でした。 
29ユーロで1時間別世界を味わいたい方にはお勧めです。


階段の大シャンデリア。
残念ながらミュージアムの部分は写真が撮れないのですが、大変美しい部屋になっています。 昔からのコレクションの展示も逸品揃いです。


トイレもバカラ。



エッフェル塔。 パリの、フランスの象徴ですね。


友達の希望でシャネルの本店へ。 ここカンボン通りに初めて彼女は帽子の店をオープンさせ、その後目覚ましい活躍をし、現在のシャネルを築きました。 
シャネルは他のメジャーブランドとは一線を隔す値段の高さ。 店内でも奥様方はカウチに座りつつ服選びに余念がなかったですが、自分はコーヒーだけもらって友達の買い物のお付き合い。 ここに来る客はヴィトンへ行く客と違い金持ってます。 不景気でもある所にはあるものです。