ついにフランスでの公演も終わり、今朝は早くからフライトで久し振りのベルギーはアントワープへやって来ました。 ここへ来るのももう3度目ですが、ブログを始めてからももう2度目ですね。 休みのなかった忙しいスケジュールも今週末で終わり! あともう少しの辛抱です。
前回のブログでも登場したノートルダム大聖堂。
前回も書いたとおり、ここが“フランダースの犬”のネロ少年が天に召された教会ですが、教会の前にはこんな記念碑も建っています。
ルーベンスの工房は街の中心部にありますが、これがネロ少年の憧れ”キリストの降架(1612)”。 表裏5面からなる大きな作品です。
これも中央祭壇に描かれたルーベンスの“聖母被昇天(1626)”。 この絵の制作のほとんどはここで行われたそうで、臨場感あふれるダイナミックな作品です。
こちらもルーベンスの“キリストの昇架(1610)”。 こちらの方が反対側のキリストの降架よりもドラマチックに描かれていて、ゴルゴタの丘でのカオスが伝わりますね。
ノートルダム寺院とこのアントワープの名前の由来でもあるこの“腕を投げる“銅像の後ろの建物は、どちらも世界遺産です。
ここアントワープは驚くほどユダヤ人の人口が多くて、正統派ユダヤ人のコミュニティーがあって“西のエルサレム”とも呼ばれているそうです。 しかもみんな黒い服装に黒いシルクハットの様な帽子、もみ上げだけ伸ばして捲いているので、本当にエルサレムのその人達の様です。 よその国ではユダヤ人もみんな普通の格好をしているので、別の宗教の人と見た目は変わりませんが、ここのその人口の多さにはちょっと驚きます。
あと、そのコミュニティーの中からダイヤモンドを研磨する円盤を発明した人が出たことによって、ここアントワープは世界最大のダイヤモンドの集散地にもなりました。 現在は取引の数もそこまで多くないらしいのですが、それでも駅前にはダイヤの小売店も並びます。 結婚指輪を買う人など、日本から航空券代を出してでもここで買う方が安いなどと言いますが、素人にはダイヤの良しあしなんて分かりませんね・・・。 ダイヤはダイヤ、どこで買っても高いです。
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