会社に入って以来の大混乱な1週間を終えて、やっと騒動にも終止符が打たれつつここバルセロナにやって来ました。 ここへ来るのは随分久し振りですが、前回見たときからバルセロナのランドマーク的“サグラダ・ファミリア”がどのくらい建築が進んだのか見て来ました。 4本の大きな塔が西と東に4本ずつそびえているのが特徴的ですが、それぞれにデザインが全く変わっていて、この写真は西側の“受難のファザード”と呼ばれる側です。 東側より随分と近代的なデザインです。
最後の晩餐から復活までの場面が描かれています。
このドアを通って中に入ります。
見て下さい!この柱のも似に差し込む光を!! たとえをするならナウシカが腐海の森の奥深くに落下した時の風景でしょうか。 以前来た時にはこのエリアは建築資材で埋まっていて、柱も建設途中だったので、見学の時はこの周りの足場を歩いていたのですが、今ではフロアは完全に完成していて素晴らしく幻想的な空間が広がっています。
そこここの明かり窓から光が降り注ぎます。
中央祭壇のキリスト。
そのキリストの真上からも光が注いでいて、まるでキリストが降臨して来たかのようです。
こちらが東の”誕生のファザード”。 こちらは西と違って古典的で写実的な彫刻で、受胎告知から洗礼などの様子が彫られています。
建物の色の違いを見ると時代を分けて建設している様子が分かりますね。
このドアを通って中に入ります。
見て下さい!この柱のも似に差し込む光を!! たとえをするならナウシカが腐海の森の奥深くに落下した時の風景でしょうか。 以前来た時にはこのエリアは建築資材で埋まっていて、柱も建設途中だったので、見学の時はこの周りの足場を歩いていたのですが、今ではフロアは完全に完成していて素晴らしく幻想的な空間が広がっています。
そこここの明かり窓から光が降り注ぎます。
中央祭壇のキリスト。
そのキリストの真上からも光が注いでいて、まるでキリストが降臨して来たかのようです。
こちらが東の”誕生のファザード”。 こちらは西と違って古典的で写実的な彫刻で、受胎告知から洗礼などの様子が彫られています。
建物の色の違いを見ると時代を分けて建設している様子が分かりますね。
2.5ユーロで1時間くらい待つとエレベーターで上に上がれます。 以前は全部階段で上がったのを覚えているのですが、今はエレベーターが付いたんですね。 上からは街の景色がよく眺められて、風も気持ちがいいです。
下はほぼ完成に近いとは言っても、上はまだ随分工事中です。 1882年に着工してから完成までには300年かかる公算だったようですが、最近はスペインの経済状況の向上や入場料収入に支えられて工事も加速していて、公式の発表によるとガウディの没後100年目の2026年には完成が予定されているそうです。
塔の内部はこんな感じ。
こんなバルコニーがあったり、あちこちに螺旋階段が付いていたり、なんだか探検をしているようです。
現代ならこのような遊園地も多く、特に突飛な感じはしませんが、工事は1900年から1914年の間に行われたと言うので、100年前の人には狂気の沙汰にしか見えなかったかも知れませんね。
下りはこの巻貝の様な螺旋階段を永遠に降りるのですが、片方にしか手すりが付いていないので結構怖いです。
なお、このサグラダ・ファミリアは去年末にローマ教皇が訪れてミサを行い、聖堂に聖水を注いで聖別。
正式にバジリカとなったそうです。
正式にバジリカとなったそうです。
次に向かったのがこの“グエル公園”。 市内のちょっと北に位置するのですが、ガウディと同じ芸術センスを持ったグエル伯爵の夢が造り上げた分譲住宅地。 自然と芸術に囲まれて暮らす生活、自然との調和を目指した総合芸術を作ろうとしたそうなのですが、当時は誰にもそれを理解してもらえず、60区画のうち買い手が付いたのは2軒、ガウディ本人とグエル伯爵だけだったそうです。
グエル伯爵が亡くなった後に工事は中断され、市の公園として寄付されたそうです。
入口からしてガウディ色たっぷりです。
現代ならこのような遊園地も多く、特に突飛な感じはしませんが、工事は1900年から1914年の間に行われたと言うので、100年前の人には狂気の沙汰にしか見えなかったかも知れませんね。
入口を入ってすぐの所にあるのがこのモザイクのトカゲ。 随分と人気者のようで、これの置物は街のあちこちのお土産屋さんに並んでいます。
頂上付近からはサグラダ・ファミリアもこんな風に見えます。
写真では伝わらないかもしれないですが、この日も外はぽかぽか陽気。 風も心地よくてとっても気持ちがいいです。
ここがガウディが20年近くを過ごした家。 内部はそんなに広いわけでもないのですが博物館になっていて、彼の作品や生活の様子を垣間見ることが出来ます。
ここがガウディが20年近くを過ごした家。 内部はそんなに広いわけでもないのですが博物館になっていて、彼の作品や生活の様子を垣間見ることが出来ます。
タコの様な、人の様な、エイリアンのような・・・ ランプ・シェードでしょうか?
これまたとってもガウディっぽいランプです。 先日フランスのナンシーで行ったアール・ヌーボーのコレクターの家ほどコッテリはしてないですが、それでもふんだんに曲線が使われていて、独特の雰囲気を醸し出しています。
ガウディのデスクです。
あちこちに人口洞窟か人口鍾乳洞の様なアーチが張り巡らされています。 いろいろ遊べます!
まるでせり出しのテーブルの様になっていて、上の広場では大道芸の人や歌を歌う人たちで賑わっています。
こんなタイルのベンチですが、意外にすわり心地がよくって、なにより吹き抜ける風がとっても心地いいです。
この建物は大通り“グラシア通り“に面した、これまたガウディの“カサ・ミラ”と呼ばれる建築物。
1905年から2年間を掛けて実業家のペレ・ミラ夫妻の為に建てられた巨大な邸宅。 これも世界遺産に登録されているのですが、建設当時の評判は悪く”石切り場”というニックネームを付けられたそうです。
まるで表面が波打っているようですが、これは地中海の波をイメージしてつくられたそうです。 このバルコニーのうねうねとしたものは海藻のイメージでしょうか?
”カサ・バッリョ”。 ここも世界遺産に登録されていますが、 1877年に大繊維業者のバッリョの依頼を受けて建設されたようで、外見は骸骨や骨の様であったり、通りでもかなりの異色を放っています。
全てが曲線で構成されていますが、100年以上も前にこれを見た人はさぞ驚いたでしょう。
明かり窓も海面から射す光の様です。
暖炉には椅子もついていてます。 全部タイルなので実は熱かったのでは??
まるで日本の欄間の様に明かり窓が付いていて、奥の部屋まで通りの明かりがとりこめるようになっています。
天井も渦巻きになっています。 やはり海底の様ですね。
あちこちにこの取っ手が付いているのですが、これもガウディが人間の手に馴染むように計算してつくってあるそうです。
昔の部屋の中はこんな感じ。 部屋だけ見るよ異様な感じもしますが、こうやって家具が入った様子を見ると、それはそれでいい感じですね。
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