Thursday, December 2, 2010

musee du louvre


NYのメトロポリタンと並んで、世界最大級の美術館“ルーヴル美術館”。 著名な作品の多さでは世界で一番有名な美術館ではないでしょうか?


この美術館はルーブル宮殿の大部分を占めていて、その起源は12世紀末に建設の始まった要塞で、それが時代と共にフランス王家の宮殿、そして美術館と変貌して来ました。 今現在でも地下には昔の要塞部分が残っています。


とにかく全部を歩いて回るだけでも大変な巨大な美術館です。


内部はここが宮殿であったことを伝える美しい装飾を残しています。
全ての印象に残った作品を紹介することはできませんが、ちょこちょこ写真を撮った中の一部を載せておきます。


1530年の作品。 夜に暗い教会で見たら震え上がりそうですよね・・・。


力強いキリスト。 これも1500年代の作品です。 他にも沢山フランスのキリスト教関連の彫刻や墓石が無数に並びます。





“サモトケラのニケ” 自分には成羽美術館の前に立っていた像としてのイメージが強いのですが、オリジナルはここルーヴルにあります。 
ギリシャのサモトケラ島で見付かった女神ニケの像で、発見は1863年。 全てバラバラに発見されたそうで、断片は118片にのぼったそうです。 その後復元され、1950年には右腕が発見されたそうです。 腕も保管されているそうですが本体にくっ付けてもらえないのはこの姿の方が美しいからでしょうか?? どうやら手は大きく広げられていたそうです。


大変ダイナミックな作品です。


自分のブログには度々登場するボッティッチェリ。 これはその彼のフレスコ画。 
これはメディチ家の館の1つに描かれていたそうなのですが、どうやってそれを運んできたのでしょう? 随分と割れたそうなのですが、失われた部分はあるものの上手に復元してあります。 

さすがボッティチェリですね。 美しい作品です。



ボッティチェリと並んで好きなルネッサンスの作家フィリッポ・リッピ。 もちろんボッティチェリの先生だったので画風は似ていますが、現実の世界を現実以上に美化して描くその世界は素晴らしいです。 これぞルネッサンスです。


これもボッティチェリ。 彼の作品も多く展示してあります。


世界で最も多くダ・ヴィンチの作品を有するここルーヴル。 これは“洗礼者ヨハネ”です。 背景を含め、彼の作品は独特ですよね。 

色々な経緯と背景を持つこの“岩窟の聖母”。 全く同じ作品が2枚あり、一枚はここルーヴル、もう一枚はロンドンのナショナル・ギャラリーにあります。 ミラノの教会から1483年に注文を受け完成させたものの、代金の支払いをめぐり裁判になり、依頼者の手に渡ったのはその25年後だったそうです。
で、なぜ絵が2枚あるかと言うと色々な説があるそうで、とりあえずパリ版が先に描かれたという説が強いそうです。 パリ版は本人の手によるもので、ロンドン版は弟子が描いたとも・・・。 
と言うのも始め描いたのが裁判のため売るのに時間がかかったので、別の人に売りさばき、注文者には弟子が描いたものを後で納めたのこと。 当時は注文さえあれば同じ絵を何枚でも書いて売っていたそうで、この絵には第3の絵の存在も信じられています。 
とにかく色々な説があります。

中央に描かれているのは間違いなく聖母マリアなのですが、ではどちらが幼児イエスなのかは議論が分かれているそうです。 他の一方は洗礼者ヨハネらしいのですが、さて真実はどうなのでしょう?? このエピソードはあの“ダ・ヴィンチ・コード”でも出て来ますね。

ここルーヴルでも一番の人だかり。 一体これは何でしょう?

常にこの意味深い微笑みを絶やさない“モナリザ”です。
以前は普通の展示室にあったはずなのに、今はこんな柵の中に展示してあります。 
この絵にも深い深いストーリーがあるので、興味がある人はウィキペディアで調べて下さい。 きっと”へぇ~~~!!”となるはず。 

この巨大な絵は有名な“ナポレオンの戴冠式”です。

この戴冠式はパリのノートルダム大聖堂で行われたものですが、完成まで3年を要したそうです。 



見学にはぜひオーディオガイドに利用を! 大変詳しい説明が聞けます。 もちろん日本語あり!


フランス絵画の中でもひときわ清楚な空気を放っていた作品。
フランソワ・ジェラルドの"Cupid and Psyche"。


いまさら詳しい説明は書きません。 ”ミロのビーナス”です。 数多くの芸術家に影響を与えた美しい彫刻です。 壁沿いに立ててあったそうで、見えない部分は結構雑に仕上げてあるようです。

自分は一番好きな彫刻家は間違いなくベルリーニなのですが、この作品もそれに負けないくらい美しい一瞬をとらえた作品です。
これも上記の絵画と同じく題材はキューピッドとプシュケ。 作品の背後にはキューピッドの矢や壺など、小物もちゃんとあります。 アントニオ・カノーヴァの1793年の作品です。



ミケランジェロの”瀕死の奴隷”。 奴隷は隣りあって2体あるのですが、もともとローマのサン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会のモーゼ像の隣にあったそうなのですが、縁あってここに移動してきたそうです。 この教会にも2度行ってますが、ここのモーゼ像凄いです。 肉体表現のダイナミックさはミケランジェロ独特ですね。



歴史の時間に必ず習うこのバビロンの”ハンムラビ法典”。 
楔形文字でびっしり法律について書いてありますが、上にはハンムラビ王が神から王の象徴を受け取っている彫刻が彫られています。 文章は3部構成で、生活に関してのあらゆる決まりが書いてあるそうです。 もちろん“目には目を・・・”も有名ですが、例えば養子の子供がその養父養母を父母と思わないと言ったらその子の耳を切り落としてもいいとか・・・そんなことが書いてあると解説してた気がすします・・・。
色々詳しく説明したかったのですが時間がないのでここで終了・・・。
ブログ書く時間がないほど忙しいですぅぅぅぅ。。。

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