
NYのカーネギー・ホールや、世界大学ランキング21位のカーネギー・メロン大学(ちなみに日本のトップ東京大学は30位)に名を残す鉄鋼王カーネギーでも有名な鉄鋼の町、有名プロ・スポーツや、有名美術館・博物館を有する文化レベルの高い町ピッツバーグ。 なかなか来る機会がなかったのですが、今回が2度目の公演です。

ここは桑田も来た野球チームパイレーツの本拠地。

ダウンタウンはちょうど三角形で、2つの川が合流してオハイオ川のなる場所なので、街にあちこちに橋が架かっています

アメリカン・ポップアートと言えばやはりAndy Warhol(アンディー・ウォーホール)。 そんな彼が生まれたのもここピッツバーグ。 前衛的なアートを発信していた彼は敬虔なスロヴァキア移民のカトリックの家庭に育ちました。
ここには1人の美術館としては全米一の規模を誇る彼の美術館があります。

カーネギー・メロン大学で美術を学んだ後はNYへ出て、イラストレーターとして成功するのですが、その後The Factoryと呼ばれるアトリエで、シルク・スクリーンを用いたよく知られたアートを発信することになります。

60年代から80年代を象徴するようなポップなアートを生みだし、スタジオ52などNYのカルチャーの中心、アイコンのような彼ですが、絵だけではなく、かなり前衛的な実験的映画なども数多く残しています。

アンディーは車(や交通事故)に関する作品も多く残していますが、これはBMWの依頼したレース・カーをハンド・ペインティングしたもの。 ペイント中のドキュメンタリーも放送していて、なかなか興味深かったです。 世界に一台しかないし、オークションにかけたら凄い値段になりそう・・・。

一見でたらめにペイントしたように見えますが、ちゃんと小型モデルを作ってから、デザイン通りにペイントしてます。

展示スペースもかなりユニークで、彼の人生観などまでよく理解できます。


有名人を扱った作品が数多くありますが、その世相を象徴するような社会的出来事を扱ったり、色々とショッキングな題材も多くあります。


これは映画Lupeの一場面ですが、ここには書けない様な題材や不思議なテーマな物も多いです。 いくつもの映画を同じ部屋のスクリーンで流す展示があるのですが、ノスタルジックなようなシュールな、なんとも言えない60,70年代の空気が流れています。

さて、彼のシルク・スクリーンを使ったアートですが、以前から一度自分でもやってみたいと思っていたのですが、なんと2時から5時まで美術館のThe Factoryで無料で(自分でTシャツなどを作りたい場合は$10ほど必要)体験することが出来ます。
こんな制作が出来るとは思っていなかったので、そんなにクリエイティブなアイディアを持たずに行ったのですが、とりあえず挑戦!
シルク・スクリーンは基本巨大”プリントごっこ”と思ったらいい感じ。 柄を選んでイメージを浮かべてアクリル絵の具を乗せたらさぁ開始!

台紙なども色々工夫をしたら面白そうなのですが、まずはベイシックな感じで。
インクを刷ると・・・

こ~んな感じにまずはベース。

さて次は彼も好きな車! ギャラリーを2時間ほどかけて見て歩いた後なのでイメージは沸きやすいです。

まずはやはりポップな色で。

こ~んな感じになりました。 さて次は何色にしようかなぁ・・・。

コントラストを出すにはやはり黒かな。

うん。なかなかいい感じ!

で、やはりウォーホールっぽくするには崩さないといけないので上からドットを。 しかも斜めなイメージを2つ重ねたので、ここは真っ直ぐに!

完成! ウォーホールの愛した銀色の紙の上に印刷完了。 初めてにしてはなかなかいい感じかな?

あまりに面白かったし、体験している人が自分一人だったのでもう一枚挑戦。 今度はそこにあった台紙を切ってもらってまっすぐに張り付けて、その上にプリントしてみました。 これはシンプルに仕上げてみました。 面白~い!!

今度は万年筆で書いた絵を転写する作品。 その後色づけ。
めちゃめちゃ面白い! これだけの道具があったらカードとか色々作るんだけどなぁ・・・。
時間の経つのを忘れてアートな時間を過ごせました。

夜はハードロック・カフェで潤の誕生日ディナー。 街の反対側からの夜景もきれいです。

1859年にこの場所の近くで鉄鋼業が始まったようなのですが、そんな溶鉱炉がでで~んと置いてあります。

なかなか楽しい1日でした。