今日は朝からなんとも気持ちのいい天気。 今までのブログを見てもらえば分かる通り、ワシントンの写真はいつも大雪。 こんなに暖かいのは初めてです。そんな天気に恵まれた今日はジョージタウンへ。 ここも以前のブログに登場しましたが、のんびりと半日を過ごすには格好の場所。今日は2月14日。 少なくとも過去3回ここに来た日はヴァレンタインでした。 コーヒーもトリプル・ハート。 街の全てのお店にはハートの紙が張り付けてありました。
ここも以前のブログで登場したお気に入りのカフェ"baked&wired"。 狭い店内はいつもお客さんでいっぱいです。ジョージタウンから歩いて20分ほどのところにあるのがこのフィリップ・コレクション(The Phillips Collection)。 今までいつかは訪れようと思いつつ、いつも後回しになっていた美術館。 今回やっと来れました。
ここは1921年にアメリカ初の近代美術館としてオープンしました。 鉄鋼会社の資産家に生まれたダンカン・フィリップが、ほぼ時を同じくして亡くなった父と兄の遺志をついで開館しました。
建物は彼の育った家と別の建物を合体させてあって、彼の家には音楽ホールなどもそのまま残っています。
個人のコレクションが拡大したものですが、なかなか秀逸な作品が多いです。(モダン・アートに関しては理解が出来ませんが・・・)
Luncheon of the Boating Party (1880-1881) by Renoir今日は代表的なこの絵だけ紹介。 ルノアールの大作”舟遊びの人々の昼食”です。 どこかで見たことのある人も多いと思いますが、有名ですよね。 まさにほのぼのと、和気あいあいと川辺で楽しむ昼の様子が伝わります。 ちなみに作品の左端で犬を抱く女性が、将来のルノアールの奥さんにあるアリーヌだそうです。ここがミュージック・ルーム。 ここで舞踏会なども開かれたのでしょうか?さて、今日の夜はフォード劇場での演劇。 題は"Necessary Sacrifices"(不可欠な犠牲)。 リンカーン大統領と黒人の奴隷解放運動家フレデリック・ダグラスが、どのように2人の共通点を見つけて南北戦争を終結に向かわせ黒人解放へと進めるのか・・・といった内容(なはず・・・英語が所々難しかったぁ・・・)。
日本人なので、そこまで詳しく南北戦争の裏事情や、リンカーン大統領の思惑までは知りませんが、実際のところ、リンカーン大統領は白人と黒人が平等であるという考えは持っていなかった様ですね。 しかし、フレデリックは生前リンカーンは合衆国内で話をした人物の中では最も優れていたし、彼は自分に対して人間性や皮膚の色の違いを全く感じさせなかったと言っているそうです。
日本人なので、そこまで詳しく南北戦争の裏事情や、リンカーン大統領の思惑までは知りませんが、実際のところ、リンカーン大統領は白人と黒人が平等であるという考えは持っていなかった様ですね。 しかし、フレデリックは生前リンカーンは合衆国内で話をした人物の中では最も優れていたし、彼は自分に対して人間性や皮膚の色の違いを全く感じさせなかったと言っているそうです。
以前のブログにも載せた通りですが、奥の国旗の掛っている席がリンカーン大統領が実際に狙撃をされた席。その場所でリンカーン大統領が主題の演劇を見るなんて、なかなかできる経験じゃないですね。前半、後半と2時間にわたる長い劇ですが、二人の冗談も交えた熱演にお客さんも見入っていました。 まるで歴史の授業を生で受けているようで、二人とも本物そっくり・・・。 あまりに似すぎていて怖いくらい。
夜の11時頃。 ちょっと空気も冷えて来た頃に散歩するのはとっても気持ちがいいです。 ホワイトハウスも人っ気がほとんどないし、豪勢な建物が立ち並ぶ中をひっそりと一人歩くのは異次元体験。
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