Wednesday, January 5, 2011

lyon

今シーズン最後の英語公演を終えて、昨日再びフランスへ戻って来ました。
今週が最後のフランスでの休日があって、来週から4週間休みなしです。 ということでフランス第2の都市リヨンへやって来ました。
 

 

ここは旧市街を中心に“リヨン歴史地区”として世界遺産にも登録されているのですが、街の中心部には広大な、1715年以来マロニエの木で囲まれた“ベルクール広場”があって、中央にはルイ14世の像、端っこにここが生まれの星の王子様とサンテグ・ジュペリの像が立っています。  


この丘は“フルヴィエールの丘”と呼ばれ、頂上には“フルヴィエール大聖堂”がそびえています。
 


 
細い路地や長い階段を歩いて頂上を目指します。
 
 
なんとなくイタリアかポルトガルの様な景色が広がります。

 
なんだか霞んでいますが、これが頂上からの景色。 町中が見渡せます。
 
 
石の柵に座って撮ったのはいいものの、表面が凍っててちょっと怖かったです・・・。 今日もずっと氷点下だったのかな?
 
 
これがフルヴィエール大聖堂(ノートルダム寺院)。 建築は1872年から1896年にかけてと、そんなに古くはありませんが、大変豪華なロマネスク様式・ビザンチン様式の建物です。
 
 
リヨンの紋章はライオンなのですが、"lyon"と"lion"の発音が似てるから?なんて、そんな単純な発想じゃないよね・・・。 このライオン、ちょっとエジプトチックでもあり、ヴェネチアチックでもあります。
 


 
内部は精巧なモザイクで覆われていて、大変豪華です。 柱や細部の彫刻に至るまで細工が細かく目を奪われます。
 
 
ステンドグラスも色鮮やかで大変美しいです。
 

 
このバジリカには沢山の鳩の彫刻や絵が描かれているのですが、これには何か特別な意味があるのでしょうか?
 

 
大聖堂を少し下った所には、この紀元前43年建造のローマ劇場があります。 もともとリヨンはローマの植民地ルグドゥヌムとして紀元前43年に建設された町ですが、当時のローマ帝国の強大さを今に示す建造物ですね。 
 
 
ヨーロッパのあちこちに建設されたローマ劇場ですが、2000年以上前の人もここに座って色々なイベントを楽しんでいたのでしょうか。
 
 
沢山文字の刻まれた柱も残っています。 まるでローマの遺跡そのままです。
 
 
丘を下りて、ソーヌ川のほとりにある“サン・ジャン大聖堂”。 1180年から300年間をかけて建設された聖堂です。 ここは今回のツアーで何度も登場しているあのアンリ4世がメディチ家のマリー・ド・メディシスと1600年に結婚式を行った教会でもあります。
 
 
内装は至って簡素なのですが、こんな美しい14世紀作の天文時計があります。
 
 
太陽と月、十二宮の星座の位置を示す装置を備えた時計ですが、装飾の細工が大変美しいです。
 
今でもカタカタと音がしていたということは動いているのでしょうか?
 
 
リヨンにはソーヌ川とローヌ川が流れているのですが、これはソーヌ川。
 
 
市庁舎の前に広がる”テロー広場”。 ここも世界遺産に含まれるのですが、ここにはあの“自由の女神”の作者“フレデリック・バルトルディ”の代表作の1つの噴水があります。
 

 
巨大な4頭の馬にはなんとも言えない圧倒的な迫力があり、今にも動いて飛び出してきそうです。
 
 
甲高い嘶きが聞こえてきそうです。
フランス革命時にはギロチンの処刑場だったそうですね・・・。
 
 
市庁舎も美しいです。
 
 
あちこちにショーのポスター。 フランスのポスターはピノキオがとっても大きくてお気に入り!

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