Friday, November 24, 2017

hangzhou 杭州 観光

北京から南にフライトで2時間余り、上海にも近い杭州へやって来ました。
800年ほど前には南宋の首都だった場所で、ここ河坊街には宋の街並みが残されています。

有名な漢方のお店があったり、まるで映画のセットの中にいるよう。


 土産屋や食べ物屋が並んでいるのですが、杭州で有名なお茶屋さんも多いです。












盆栽、茶、書、陶器、建物、金魚。
どれをとってもルーツはここにあるんだなぁということを感じます。
杭州孔廟。
孔子廟はあちこちにありますが、日本でいうと天神様的な立ち位置なのかな?

堂内に何げなく置いてあるのが銭元瓘という人のお墓の天井。 941年のものだそうで、今でも認識できる星座が彫られています。


ここからは町のど真ん中に広がる”西湖”
大変風光明媚な湖で、あの松尾芭蕉が松島を称するときに”西湖と比べても恥ずかしくない”と言ったとか。 かなり広い湖で、自分も3日に分けて歩いてみましたが、どこもよく整備してあって、一大観光地とあってかなりの税金が投じられているのがよく分かります。
税金と言えばここ杭州市、公共トイレの数が半端なく多くて、トイレに行くのには不自由をしないのですが、これのお陰か、十数年前にはそこここで見ていた木陰やごみ箱で用を足す人の姿を全く見ません。 随分と公共マナーについての成長が見られますが、それでもここぞとばかりに痰をまき散らす風景は変わりません。。。 中国の人たち、どうしてそんなに轟音を立てるほど痰が絡むんだ??

それはともかく、どこを切り取っても水墨画のようなこの西湖の風景。


いくつもの島もあって、おしゃれなレストランやカフェもあります。
歩いていて気になるのが、どこにも柵がないということ。
まっすぐじゃない場所も多いのに、よそ見してたら絶対に落ちると思うんだけど。。。
船も多く、$8くらいで周遊できます。

この日はこの”雷峰塔”へ。


975年から6年間をかけて完成した塔だそうで、16世紀に倭寇が杭州に侵入した際に火を放って、その際に木で出来た部分が焼失、その後このレンガが病気治癒などに効果があるということで持ち帰られ、ついにはその重みに耐えられず1924年に倒壊してしまったそうです。
2002年には完全復活。 往時の姿を取り戻したそうです。


塔の上からは湖の全景を見渡すことが出来ます。



こんな素敵なスタバも。

西湖に行く途中でふと見つけた美しい建物(承香堂)に誘われて入ってみると、そこにはお香の類がいっぱい。 よく部屋でもお香を焚くので、色々と物色をしていると”龍涎香”を発見! 日本では見ることが無いし、希少なのでほぼ合成の物しか出回らないのに、パッケージの裏を見ると天然純品香(越南沈香+龍涎香)。 さすが中国。
他にも名前が素敵なので、とりあえず全種類購入。 龍涎香以外は100円ほど。
多くは西湖にある景勝の名前なのですが、
断橋残雪、平湖秋月、星洲水沈、蘇堤春暁、恵安水沈、老山檀香、龍涎香。
焚いてみるのが今から楽しみ。


入場無料な浙江省博物館。
数千年前からの展示品があって、浙江省の歴史を追うことが出来るのですが、無料とは思えない展示品の数々。 古くから文明の花開いた国だけあって、日本人がまだ野山を駆け回っていた時代から発達した文化を持っていたことがよく分かります。




青磁をはじめ、陶磁器の数々も見ることが出来ます。
湖畔のおしゃれた建物に入ったCOSTA。
警備員も昼寝をしてしまうほど静かでいい場所。
目の前に柳越しの湖を眺めつつしばらくコーヒー・タイム。

目に景色が映るような名前。

漢文は俳句以上に文字数が少ないのに表現力豊か。

デパートで見つけたのがコレ!
携帯お茶セット!!
先日お茶屋さんで飲ませてもらった鉄観音やジャスミンティーの香りが半端なく素晴らしかったものの、今回は常滑で買った急須を持って来なかったので、丁度いいものを探していたところでした。
今回のツアーはこれでリラックスタイムを楽しみます。