Sunday, December 30, 2018

christmas in boston

NYから戻って来てボストンに年末の2週間滞在。 今回はいつものように雪も寒くもなく、ボストン川も凍ってません。
この日はクリスマス・イブと言うこともあって、バックベイのニューベリー・ストリートも賑やか。


プラプラと歩きながらクインシー・マーケットへ。
ここもクリスマス一色。



オイスターを食べるべく、有名なお店ネプチューン・オイスターを目指して行ったのですがこの日はお休み。。。 と言うことで隣のイタリアンのオイスター・バーへ。
なかなかお高いオイスターですが、せっかくボストンに来ているので。。 こっちの牡蠣も美味しいけど、やっぱり日本の岩ガキが懐かしいかな。
街の灯りもクリスマス色。
26日の2回ショーの後、終わったのが早かったので、ボストン・バレエのくるみ割り人形を観に行って来ました。
くるみ割り人形はクリスマスの風物詩的なところがありますが、わざわざ行くこともないかなぁ。。と思っていたところ、友人も行きたいと言うこと足を運んでみました。
ここの劇場に来たのは初めてでしたが、外から見るのと中に入るのは大違い! まるでヨーロッパの劇場に来たかのような豪華さ。

ダンサーのレベルなど関係なく、普通にシアターのミュージカルを見ているかのように単純に楽しい舞台でした。 ステージもまるで北欧の絵本のようで、コスチュームもクラシックでありながらも淡くカラフルな色どりもあって素敵でした。
あと、あまりダンサーの人種が混ざりすぎると全く話に入り込めないのですが、まぁ。。。ここは許容範囲内でした。

Wednesday, December 26, 2018

new york, new york

ボストンに移動したらそのまま朝からバスでニューヨークへ。
別々のショーに離れてしまったたくちゃんと合流して、そのままチャイナタウンの、今まで幾度と登場している"Joe's Shanghai"へ。
 やはりここは美味しいね。 去年上海でも有名店をいくつか回ったけど、ここの小籠包が一番。
その後自分は一人でお久し振りのメトロポリタン劇場へ。

今夜の演目はヴェルディの”オテロ”。
ヴェルディ最晩年の作品ですが、策略によって妻に対する愛が憎悪に変化、ついには妻を絞殺、直後に全ては自分が策に嵌められていたことが分かって自害するオテロ。 感情が泥沼にはまり込んでいく様子が激しい作品です。 有名な曲はありませんが、無実な妻が夫の疑いと殺意を感じていく部分や、嫉妬に狂うオテロ、まんまと策に嵌めていくイアーゴのコントラストが見ものかな。
がしかし。。。ちょっとオテロが太り過ぎで。。。 自ら絞殺して横たわる妻に、自分自身もナイフを自らに突き立てて”もう一度最後のキスを。。。”と近寄って行くシーンがぁぁ。。。 目を半分閉じて観ないと滑稽に見えてしまう残念さ。
が、ともかく、作品自体はクラシックとモダンが融合してていいものでした。
今年話題になっていたのが、これまた有名な指揮者のGustavo Dudamelがメトロポリタンにデビューしたと言うこと。 なかなかインテンスで、感情を揺さぶる演奏でした。 メットは大御所指揮者のセクハラ問題で波が立ってしまったので、世代交代かな?

いつもオペラが終わると、その余韻に浸りながらセントラルパークを東にのんびり歩いて帰るのが習慣。
次の日もマンハッタンは快晴。 気温もここにきて寒さがひと段落。
次の日の舞台のチケットを買いにウォール・ストリートまで下りて来て、そのままいつもの通りCentury21でお買い物~!
夕方からはSt.Rigesホテルのバーでオペラの時間まで飲み会。

ここはBloody Maryの発祥の地。 ここのレッド・スナッパーというのがそれ。 結構強いです。
で、ここのバーを離れて劇場に向かおうかといったその時、一緒に飲んでいたたくちゃんと、彼女のまりちゃんが婚約したとのこと。。。 一時間近く一緒に話していたのにその話には全く触れず、バーを出る時に聞かされてビックリ。 クリスマス前のサプライズでした。
今夜は今シーズンのメットの新作”椿姫”。 今までのメットの椿姫はモダンな演出でしたが、今年はディレクターがミュージカルの"American Idiot" "Spring Awakening"などを手掛けたMichael Mayerとそのチームで、どちらのミュージカルも好きだったので、大変楽しみ。
しかもソプラノはDiana DamrauでテノールがJuan Diego Florez! 指揮はお馴染みYannick Nezet-Seguin。 作品が悪くなりようのない面々です。

緞帳には真っ白な椿の花。


序奏のシーンから最後までずーっとベッドが舞台の中心にあるのは不思議な気はしましたが、社交界のシーンは舞台もドレスも大変華やか。 ヴィオレッタの感情の移り変わりにドラマティックさも加わって、見ごたえのある舞台でした。


次の日はマチネで"Torch Song"を観に行って来ました。
これは1980年代に映画にもなっていますが、作者がかの有名なHarvey Fierstein。 彼の手掛けた舞台やミュージカルは数知れず。 主演も結構好きな俳優さんMichael Urie。 日本ではドラマのアグリー・ベティで有名なのかな?


始めから終わりまで笑ったり泣いたり笑ったり泣いたり。 最後には、人生どんなことがあろうとも自分らしく前を向いて生きて行こうというところに辿り着きます。
性的マイノリティをテーマの中心に置いてはいますが、人の生き方そのものに訴えた素敵な舞台でした。
長年の友人が地下鉄のアートプロジェクトのポスターを描いていたのを発見。
NYの地下鉄ではず~っとイラストレーターのアートプロジェクトをやっていて、いつも素敵だなぁと思いつつ、絶対この友人のイラストもピッタリなのにと思っていたら今年依頼が来たそうで、山のようにいるNYのイラストレーターの中から本当に選ばれたなんて、凄いことです。

 この日の夜は大好きなレストラン"The Soptted Pig"でちょっと早いクリスマス。



その後はヴィレッジ・ヴァンガードでジャズ三昧。
次の日はブルックリンに友人のなほちゃんに髪を切ってもらいに。
しばらく会っていない間に彼女にも赤ちゃんが生まれ、アメリカでの生活の基盤も固まって来ているんだなぁと嬉しくなりました。
NY最後の夜はそのイラストレーターの友人がFacebookで自分がNYに来ていることを知って連絡して来てくれたので、一緒に食事に。
次の日の早朝、季節外れに10度を超えた暴風の中バスに乗ってボストンへ。
今日はクリスマスの25日。 お休みなのでブログの更新。 つつがなくボストンでの公演も進んでいます。

Thursday, December 13, 2018

norman rockwell

NYのアルバニー。
ここへ来たら、車で1時間ほどのところのStockbridgeに大好きなノーマン・ロックウェルを訪ねて日帰り旅行。
前回数年前に来た時には大雪で大変なドライブでしたが、今回はいたって晴天! 田舎を走るには気持ちのいい天気。
ハイウェイを降りるとロックウェルの絵の中に入り込んだような景色が今でも広がっていて、テンション上がりながら2度目の"Norman Rockwell Museum"へ。

"Boy with Baby Carriage 1916"
1916年のロックウェル最初のSaturday Evening Postの表紙。
自分の家にもこれのオリジナルの雑誌をコレクションしていますが、ロックウェルにとってはとっても大切な作品。
以前のブログにも書いたと思いますが、当時は雑誌には3色しか使われていなかったので、黒と白と赤で構成されています。
ロックウェルの作品はどれもユニークで、眺めれば眺めるほどふっと微笑んでしまうようなストーリーのディテールが満載で、これも日曜の教会から赤ちゃんを乳母車で押して出てくる友人に”自分たちはこれから野球に行くからバ~イ!手伝い頑張れよ!”と言ったセリフが聞こえてくるようです。
ちなみに作品の中の男の子はみんな同一人物で、ロックウェルは近所の彼を何度も作品に登場させていますが、彼はしばらく後に不慮の事故で亡くなってしまいます。
Veterans of Two Wars 1918
赤十字の雑誌の表紙。
第一次世界大戦のアメリカの兵士と南北戦争のベテランの兵士が並んでいる作品。
時代を感じます。
Christman Trio 1923

Girl at Mirror 1954
ロックウェルのメジャーな作品の1つですが、 左端にある人形を卒業して、雑誌の中の女優さんに憧れて母親の口紅とブラシ使って鏡に向かってポーズをとる、甘酸っぱい作品。
Before the Shot 1958
ペニシリン注射を受ける前不安に、信用できる医者なのか、理解も出来ない医者の免状をのぞき込む感じかな? 赤の帽子と赤のラインで自然と子供の視線にフォーカスするように構成されています。
この美術館が設計された時に、このホールは4枚の"Four Freedom"の為につくられました。
ワシントンからの依頼で1943年に描かれたものですが、第二次大戦の戦争基金の為にも使われました。
もちろん作品の中の人達は近所の人達なのですが、中にはロックウェル自身も紛れ込んでいます。
 Boy Painting Girl's Slicker 1927

Life of a Little Girl 1952 (Study)
ロックウェルは年に6,7冊のペースでSaturday Evening Postの表紙を描いていたそうなのですが、1作品にかかる時間は4,5か月くらいだったそうで、依頼されてからテーマ、構成を練って描いていたそうです。 ロックウェルはテーマが決まると近所からモデルを選んで、自ら演技指導をして写真を何枚も撮って、そこから作品を描いていました。


どれも表情豊かで、日常の幸せに溢れています。
長年連れ添った奥さんを亡くし、かなり落ち込んでしまっていたロックウェル、しばらくして未婚だった学校の先生を再再婚。 そこから今までの作風とは全く違った辛辣さも込めた作品を4つ描いたそうです。
白人ばかりの住宅街に引っ越してきた黒人の家族。 興味津々に白人の近所の子たちが眺めていますが、作品を見ると色々と気が付くところが多いと思います。 白猫と黒犬、スニーカーとローファー、ピッチャーのグラブとキャッチャーミット。
ロックウェルならではの平和の描き方ですね。

地下にはロックウェルの描いた322冊のSaturday Evening Postが並んでいます。 最後の作品は1963年のJFケネディの追悼の回。
美術館の外には彼のアトリエ。
美術館から5分ほどで、彼が長年暮らしたストックブリッジがあります。 一番右がThe Red Lion Inn。 ロックウェルはこの街が世界で一番好きだったそうです。
今も描かれている建物全て残っています。
1773年オープンのThe Red Lion Inn。
 中には天皇皇后両陛下、小澤征爾、ヨーヨーマの写真。

時間の止まったような古いアメリカの温かなクリスマスの雰囲気。

今はキャンドルやさんになっている昔のタウンオフィス。
Marriage License 1955
タウンオフィスで婚姻届けを出すカップル。
現在絵の中の窓はドアになっていますが、 同じ場所が残っています。
ストックブリッジから数分離れたところにあるのがLeeというエリア。
そこにある"Joe's Diner"も絵の中に登場する有名な場所。
The Runnaway  1958
絵の参考にここで撮影された写真。
店員さんにどの椅子だったのか聞いて混ざってみました。。ははは。。。
 店内の壁には数十年後にモデルの二人が再び同じポーズをした写真も。

ミルクシェイクでお腹もたっぽたぽ。
丸一日趣味に浸って楽しい時間でした。