Wednesday, December 30, 2009

shigoto-osame

2009年今日で仕事納めです。
ボストンの会場もほぼ毎回上まで客が入り、不況の中でも盛況に終わりました。
自分もそこそこな調子で、今日はよそのショーからも何人かスケーターが観に来ていたのですが、新しくカンパニーに入った子が”一言ちょっと話がしたかったんだけど、本当にピノキオのスケートは素晴らしかった。いつもあなたの噂を聞いてたから一度見てみたかったんだけど、でも本当に良かった!”と声をかけて来てくれました。
最近お客さんや、初めて自分のスケートを見る人がどう感じているのとか、ちょっと鈍感になったせいか感じる機会が少なかったので、こうやって声をかけて来てくれると本当にうれしく、まだまだ頑張らなきゃなという気になります。

2009年も大きなけがもなく舞台で活躍することが出来たことに大きな感謝です。
来年の仕事始めは1月2日の3回ショーからです!

Saturday, December 26, 2009

NYC

さて、NYでの短い休みから再びボストンへ帰って来ました。

NYーボストン間の移動は、中国系のバス会社が格安で片道$15。 火曜の早朝2時のバスでボストンを発ったら、5時半にはチャイナタウンに到着、寒いし真っ暗で、友達を叩き起こすには早過ぎたのでどうしようかと思っていたのですが、幸いスタバが5時半から営業だったので、そこで7時まで時間をつぶしてブルックリンの友達のアパートへ。 美容師の彼女は休みなしで夜遅くまで働いているのを聞いていたので、久し振りに会うのに朝お邪魔するのは申し訳ないなぁと思いつつ行ったら、もう彼女、寒い雪の積もった中ランニングを終えたところでした。 よく頑張るよなぁ・・・。


去年の今頃のブログでも紹介しましたが、今年もやはり"Kiehl's"の本店でお買いもの。 3rd Ave.と13th St.の角にあるのですが、自分はやはりここのプロダクトが付け心地よくていい感じ。 ショーで痛めつけた肌の回復にも効果ありです。 日本でも東京の新宿伊勢丹にはあるようなので興味のある方はどうぞ。^^

昼過ぎに友達のなほちゃんのサロンでヘア・カット!
もう友達歴も随分長いのに、彼女のサロンに行くのはこれが初めて・・・。 
ブルックリンのDeKalbから歩いてちょっとの所にあるのですが、想像していた通りかわいくオシャレな美容院でいい感じ。
自分のカットもとっても上手に乾かすだけで形が整うくらい綺麗に切ってもらいました。
なかなかアメリカで思うように切ってもらうことは難しいので、本当に助かりました!
なほちゃんありがと~っ!

http://www.yelp.com/biz/dvir-hair-salon-brooklyn


さて、夜は久し振りに会う自分の大切な友達、いろんな意味ですごいピアニストの悟平くんと食事。
悟平くんとはもう5年来の付き合いだけど、彼の人柄と生き方には真似できないものがあって、いつも話す度に新鮮な驚きがあるし、面白いし・・・ww 本当に時間を忘れてしまいます。

今夜行ったのは自分が興味があって行きたかった"the spotted pig"へ。 ここはGreenwichにある、一見ローカル・バーと言った感じなところなのですが、何年も連続でミシュランの星を獲得しているし、各メディアでも取り上げられるレストラン。 毎日行列が出来るそうなのですが、自分達が行った時は
15分街程度。 珍しくバーにドイツのホット・スパイス・ワイン、グリュー・ヴァインがあったのでそれを飲みつつテーブル待ち。
2階に上がるとやはり客でいっぱいで、狭いので自分たちもカウチに横並びに座る形に・・・。 しかしまぁ・・・さすがにミシュランの星が付くだけあってウエイターの接客のスマートさは納得ものでした。 (最近アメリカの地方ばかりで、こういうサービスを受けてなかったからそう感じるのかもしれないけど・・・)
食事はと言うと、アペタイザーの羊のリコッタ・チーズのバター・ソースはまた絶妙な舌触りとソースの旨味で”う~~ん!” 
メインはお勧めの写真のバーガーにしたのですが、これがケチャップやマスタードなんてものは不必要。 全く野菜は入っていない代わりにこれまた羊のブルー・チーズ、ロックフォール・チーズが入っていて“う~~~ん!!新境地”。
サイドのポテトのフライもハーブと共に揚げてあって絶妙でした。
また1月に絶対戻って来ます!

http://thespottedpig.com/index.php


さて次の日。 
ちょっと5thAveをウィンドー・ショッピングしてから友達とのランチへ。


今日会ったのはスケートの幼なじみのなっちゃん!
お互いこんなNYで会うのも不思議な話ですが、ここ長い間会ってなかった+子供が出来てからも会っていなかったので、いきなり本人の横にこんな大きな子供がいて“息子です。”なんて言われても驚くばかりです・・・。
随分いいお母さんぶりを発揮していたのを見れてとっても嬉しかったです。
また1月にはショー観に来てね!!
ランチの場所は86thと5thAve.のコーナーにあるCafeSabarsky。 ここは以前他の友達とも行ったことがあるのですが、美術館に併設された、オーストリアから調度品の全てを運び込んだというオーストリア・カフェ。 ウィンナ・コーヒーやアップル・ストゥードルももちろんあります!
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やはり今日も飲んでたグリュー・ヴァイン。 ヨーローッパ系カフェにはこれがあるから嬉しいね。

http://www.cafesabarsky.com/
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先日のブログの話題に乗せたミュージカル映画"nine"ですが、ここが先週ニコール・キッドマン、ソフィアーローレン、ケイト・ハドソン、ペネロペ。クルスはじめ、最近売れっ子のスターが勢ぞろいしてプレミアが行われた場所。 そこでそのまま全米公開の前の上映が行われていて、トニー賞を取ったミュージカルの大ファンになった自分的には、これはやはり他の人よりお先にチェックするほかはないでしょう。^^
大体出演者がみんなこの場所でこの映画を見たと思うだけでもちょっと興奮ものですが、映画の出来はと言うと、根本的なストーリーは一緒なのですが、舞台設定の場所が全く違っていたり、名前は一緒なのに役が全く違っていたり、新しい歌が入っていたり、逆に削除されていたり・・・。ミュージカルはもっと主役の奥さんに焦点が多く当ててあったのが、映画では他の女の人たちにも多く当たっていたり。 それなりに色々違う部分は多かったですが、映画だからこそ出来たことも沢山入っていたし、踊りもよかったし4.5~5つ星と言ったところでしょうか。 でもまた劇場に観に行くかも^^
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日本での公開はまだ来年の春になると思うので、もうしばらくのお待ちを!
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クリスマス・イヴはナターリアとチャイナ・タウンでランチをしてからSOHOを散策。
夜は日本人3人で、ミート・パッキングにあるspice marketでクリスマス・ディナー。
写真は右から悟平くんとなほちゃん。 このメンバーでクリスマスなんて4年振りとかかぁ?! とっても楽しいいい時間が過ごせました。

http://www.spicemarketnewyork.com/
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ディナーの後は10時半からBlueNoteでChrisBottiのコンサート。
ナターリアも合流したのですが、会場の電気が落ちたとかで寒い中外で行列を作ったままの待ち・・・。 ふと隣の小さなジャパニーズ・レストランの中を見ると、本人ChrisBottiがおちょこで酒を飲んでる最中・・・。 このままコンサートのホールディングが長く続いたら彼は酔ってしまうぞ・・・。
多分これが日本とかだったらみんな写メ攻撃か、レストランに乱入してサインの嵐になるんだろうけど、こっちじゃ世界的スター目の前でもミーハーにはならないよね・・・。
さて、45分ほど遅れてコンサートはスタート。
彼のクリスマス・コンサートをここで聞くのはもうこれで2度目ですが、今回は選曲もよかったし、今年のグラミー賞にも沢山ノミネートされたDVDコンサートの"Boston"からも2人ゲスト出演があったし、時間はあっという間に過ぎたけど、随分内容は濃かったです。 各楽器のレベルもかなり高く、ピアノの人は5回くらいグラミー賞にノミネートされてるって言ってたかな?
そのあと1時に再び悟平くんに付き合ってもらって、結局朝の6時までほとんど酒も飲まず話に付き合ってもらいました。^^; いろいろ興味深く楽しい話を出来て楽しいクリスマスの夜を過ごすことが出来ました。
なほちゃん、悟平くん、みんなありがと~っ!!

Tuesday, December 22, 2009

X'mas break

やっと小さな街での公演も終わって、これからしばらくは都市巡りです。
先週末随分と大雪に見舞われた東海岸ですが、心配していた飛行機も無事に飛んでくれて、今日ボストンに入りました。
まだ雪が残っていますが、気温は現在ー3度とそんなに低くはないものの、体感温度はー11度。今外から帰って来たけけど、芯まで底冷えしそうな寒さです。 (いっそ先日みたいにー15度くらいまで下がっても雪がっ降ってる方が寒く感じない・・・。) 今日は-9度まで下がるようですが、自分は今夜の深夜バスでNYCへ向かいます。

イヴをNYで過ごして25日には帰ってくる予定なので、またその後ブログはアップします。

Thursday, December 17, 2009

nine

オハイオのど田舎へ来ていますが、今日は郵便局を求めて1時間半歩いたら寒さのあまりに顔は痛いは頭まで痛くなるは、悲惨な思いをしました。
来週NYに出てからしばらくは都会暮らしになるので、とりあえず今週でこんな生活ともおさらばです。

ところでです!! 自分は今までに数えきれないくらいのミュージカルをブロードウェイ、ロンドンのウエスト・エンドはもちろん、あちこちで観て来ましたが、その数々の舞台の中で総合1位をつけるなら”9nine"という、NYで期間限定でアントニオ・バンデラス、チタ・リベラ等豪華キャストでリバイバル公演したミュージカルなのですが、ストーリーはイタリアの映画監督と奥さんと数々の女性との関係を、9歳の本人と39歳の現在の自分を重ね合いながら描くのですが、この舞台の演出構成は神業的で、キャスティングとの相性も完璧で、本当に素晴らしい舞台でした。

そんな"nine"がニコール・キッドマン、ソフィア・ローレンなどハリウッド豪華キャストで映画になりました。 今日NYでのプレミアがあったのですが、今からどんな出来栄えなのか観るのが待ち遠しいです。
http://www.apple.com/trailers/weinstein/nine/

Thursday, December 10, 2009

let it snow

シカゴから東に1時間ほどのRockfordへ来ましたが、ここ2日ほどで豪雪地帯と化しました・・・。
先日まで暖かい南にいたのに、ここに来て一気に真冬になりました。 今日も1日中雪が降り続けたのですが、ここへの移動が飛行機だった為に重いスノー・ブーツを持ち運べなかった自分は、30センチは靴を雪に埋めつつここのスターバックスまで15分ほど歩いて来ました。
たぶん今から歩いて帰ると遭難するのでホテルのシャトルで帰ります。
今週はー15度まで下がる予定です。

Saturday, December 5, 2009

bye bye my nokia n81

3度目のノース・キャロライナはGreensboroへ来ていますが、前回ここに来た時にはIceStormと言うのを経験したのですが、朝起きたら屋外の全てのものが凍りついていて、その氷の重みで電柱は倒れ、その後2週間くらい経っても何万世帯も電気が通らなかったのを覚えています。
今回はそんなに寒くはないのですが、休みの日にひどい雨にあって、傘をさしていたのにバックパックに入っていた携帯電話が濡れてしまい、その後いくら乾かしても無反応・・・。まだ1年ちょっとしか使っていなかったのに。。。 完全に壊れてしまいました。 あぁ・・・もったいない。

以前カリフォルニアでオープンさせていた定期預金が満期になったので、これを機会に全米各州に点々と作ってしまった定期預金を1つにまとめようと思って銀行へ。 新たに1つの定期預金に入れようと思ったのですが、自分が10年前に来た時には1年定期で利息が5%とか平気であったのに、去年作った時に7か月定期で3%強、前回の更新時で1.5%、今回更新しようと思ったら0.55%まで落ちていました。 今年の9月に作った3カ月の短期定期でも1%あったのに、ここ最近急激に利息が落ちて来ました。 誰にも今後景気がどう変化するか分からないので、とりあえずいつでも引き出せる9カ月の定期(0.50%)にまとめたのですが、いまだに景気の回復しない状況を実感します。

Friday, November 27, 2009

turkey day

あまりに田舎にいるので書く話題ナシ・・・。 今はカンザスの州都Topeka(トペカ)に来ています。
先週までは半袖で外を歩いていたのに、ここに来て一気に冬に突入。いきなりダウンジャケット登場です。
なんだかこの街ユニークな名前ですが、ネイティブの言葉で“適切なポテトを育てる場所”といった意味だそうです。 ま、=畑だらけ。。 畑と言っても日本のような狭い耕作地のイメージとは全く異なり、地平線まで畑です。

ところで今日はThanksgivingです。 日本語的には感謝祭ですが、アメリカとカナダでは日にちが異なります。
事の起こりは、とあるイギリス人がマサチューセッツに移住した時に、インディアンのおかげで作物の収穫が多くなり生き延びられたことに感謝して、この原住民を招待して御馳走したことが起源だそうです。 もっとも、はじめは神様に感謝する宗教的意味合いが多かったようですが、今はもっぱら家族一同集まって七面鳥を食べるというのが一般的なようです。
明日の朝はBlackFridayと呼ばれて、どこのショッピングセンターも朝の4,5時から開店して大セールを展開します。 これから1ヶ月、クリスマスまでが小売店は稼ぎ時で、話によれば、この1ヶ月で年間の総売り上げの半分を稼ぐそうです。

自分たちも普段なら七面鳥のディナーがあるのですが、今年は経費削減のため無くなりました・・・。 ま、日本人な自分には思い入れがないからいいんだけど。。

Monday, November 23, 2009

crawfish

本当は今夜は外食はしない予定だったのに、結局友達に誘われて最後のルイジアナ料理を食べに行って来ました。


これはアリゲーターなのですが、自分も何度かルイジアナに来た時に食べたことがありましたが、味は鶏肉とそっくりで、どちらかと言うと鶏肉よりも旨味があって好きかも。 イメージ的に硬い肉と言う感じがあるかもしれませんが、とっても柔らかくて美味しいです。


さて、これが今夜の最大の目的“ザリガニ”^^
スパイスがかなり効いていて、食べている間に唇が腫れてきそうなくらいピリピリしているのですが、結構クセになる味。 ザリガニは頭ばかり大きくて、しっぽの部分が小さく、1匹の食べる量が少ないのでとにかく剥くのが忙しいです。
上に写っているのが“ソフト・シェル・クラブ”といってからまで食べれるカニのフライ。 これはかなり美味です。 カニの爪でも甲羅でも全て食べられて残すところなし。 


見ての通り普通のアメリカ・ザリガニです。


多分日本の田んぼの畦にいるヤツは農薬とかあるから食べれないかもしれないけど、ここのは臭みも全然なくてデリシャスです。
手をびちゃびちゃにしならが、口を真っ赤に腫らして食べるのもルイジアナならではです!

Sunday, November 22, 2009

blue bog cafe

今日はショーの後日本人の友達の誕生日ディナーへ行って来ました。
自分が場所に選んだのは、前回のブログにも書いたblue bogのレストランがここラファイエットだけにあって、ちょっと興味をそそられたのでそこにしました。


昔に買ったblue dogのカードがまだ2枚だけ残っていたので、その1枚をバースデー・カードにしたのですが、予約をして連れて行かれた席に掛っていたのが偶然にも全く同じ絵でした。(星条旗に犬の絵)


ここもケイジャン料理のレストランなのですが、今夜もいつもの通りガンボを頼んで、メインはザリガニのエトフィー。 これもガンボとほぼ同じような食べ物なのですが、ここルイジアナではザリガニを沢山食べます。 日本の用水路にいる、まさにあのアメリカザリガニです。 味はと言うと、歯触りはエビとカニの中間と言った感じで、身はそんなに大きくはないです。
食するにはぜんぜん抵抗なく美味しいので、日本で食不足になったら用水路でザリガニ釣りでもして食べようかなぁ・・・。
こんな何もないラファイエットですが、知る人ぞ知るblue bogが生まれた場所と言うのはちょっとした発見です。


店内にはあちこちに絵のコピーが掛っているのですが、レーガン大統領やクリントン大統領に絵を渡している写真や、あのハリウッド・スターMatthew McConaughey(カタカナになるとマシュー・マコノヒーになるらしい・・・)がここに来ている写真なども飾ってありました。

http://www.bluedogcafe.com/

Thursday, November 19, 2009

new orleans

久し振りのルイジアナへやって来ました。
公演先はラファイエットと言うところなのですが、ここはあの南部アメリカの誇る調味料“タバスコ”の産地。 10年前に友達と一緒に工場まで行った覚えはあるのですが、この調味料が生まれたのは南北戦争の頃までさかのぼって、はじめ香水の瓶に入れて売られていたことが今の瓶の形にも受け継がれているそうです。
ルイジアナなど南部にはこれに似たスパイシー・ソースの種類が無限にあります。

さて、今週はなんと3日も休みがあるので、昨日の火曜日は友達を連れてここから2時間離れたニュー・オリンズまで1日行って来ました。
久し振りのドライブでしたが、多少肌寒かったものの、天気は快晴!とっても気持ちのいい日帰り旅行になりました。


ニュー・オリンズに来るのはこれで3度目でしょうか? あのハリケーン”カタリーナ”では随分と被害を受けた地域ですが、こうやって訪れるに関しては街の様子に変化は感じなかったです。
ここニュー・オリンズでの目的は大きく4つ。 
1 その美しいアイアン・レースを巡らしたフレンチ・クオーターの街並み。
2 南部料理”ケイジャン・フード”、オイスターを満喫!
3 デキシーランド・ジャズのジャズ・バーめぐり。
4 夜更けのバーボン・ストリート
短い1日でこの全てを制覇するべく歩き回りました。

まずはケイジャン料理の“ガンボ”。
これはシチューの様なものなのですが、米の上にたっぷりかかってくるので、見た目はスープ。 オクラが入ってとろっとしているのですが、カニなどの出汁がしっかり利いていてなかなかの逸品。 これだけで結構おなかいっぱいになります。

ガンボを食べたのはここ"johnny's po boys"。 Po-Boyとはこれもルイジアナのフレンチ・ブレッドのサンドウィッチのことなのですが、ここは地元の人でも賑わっている庶民派の店です。


ニュー・オリンズの中心はここ”フレンチ・クオーター”。 ここの建物の多くはここがアメリカに属する以前のフランスやスペインの植民地時代のものがほとんどなのですが、フランス時代の建物の多くは1794年の大火災で焼失したらしく、ほとんどのものはスペイン統治時代のものだそうです。 


アメリカとは思えないような、なかなか趣のある建物が多いです。


ここがジャクソン・スクエアと呼ばれる中心地。 このセント・ルイス大聖堂は1727年の建造で、北米最古の大聖堂です。


そのジャクソン・スクエアの角にあるのが、これまた有名なカフェ”カフェ・デュ・モンド”です。
1862年開業のカフェですが、ここで有名なのがベニエ(beignet)と呼ばれる粉砂糖をこれでもかと振りかけた角型ドーナツとカフェ・オレ。


このベニエ、あまりの粉砂糖の多さにのどに引っかかって咳でもしたら大変なことに。 そうなくても風で吹かれたりこぼしたりでズボンやカバンは粉だらけ・・・。 ウエイターのおばちゃんは”そんなの叩けばいいのよ”なんて言うものの叩けば浸み込むだけで逆効果。。。
公園ではストリート・ミュージシャンがデキシーランド・ジャズを演奏していたりするので、緑の多いこの公園を眺めつつお茶するのは気持ちのいいものです。
しかしこの”カフェ・デュ・モンド”、10年前に初めて来たときには珍しくコーヒーをお土産に日本まで持って帰ったこともありましたが、なんと地元にもチェーン店があってちょっとがっかりしたのを覚えていますが、どうやら日本にも20店舗以上はあるそうです。 
日本のベニエの味はちょっと上品過ぎたのを覚えていますが、味の気になる人はぜひ近所でもお店があるか調べてみてください。



このアイアン・レースの美しい建物はあちこちにありますが、どこも花や緑に縁どられていて気持ちがいいです。


この愛らしい青い犬。 その名も"blue dog"というのですが、10年前に初めてここに来た時からなんだか好きで、いつも気になっている絵なのですが、この作家さん"George Rodrigue"は地元ルイジアナの出身で、すでに随分と知名度も上がっていて、その作品はあちこちの美術館をはじめ、ホワイトハウスやフランス大統領の官邸などにも収められています。
この犬の表情が何とも言えないのですが、その値段はシルク・スクリーンでも10万から40万・・・。 ここのギャラリーで見せてもらうだけで十分です。ww
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ここがなく子も黙る“バーボン・ストリート”! 
夜が更けるごとにまさにCRAZYになっていくのですが、ここはアメリカでも珍しく屋外でも飲酒が許可せれていて、ま、言ってみればオープンな歓楽街なのですが、ライブ・バー、ジャズ・バー、ストリップ・バーが軒を連ねているのですが、このバルコニーの2階から男の人たちは道行く女の子達に野次を飛ばして、その子が胸をめくって見せたらキラキラしたビーズ・ネックレスを投げると言うが伝統。^^; 昨日はかなり寒い夜だったので見せている子達は見ませんでしたが、ここではこんな光景も日常茶飯事です。


日暮れ時、まだ夜の喧騒を知る前の通り。


ここニュー・オリンズではこの別名“海のミルク”牡蠣もとっても有名。 世界あちこちの生ガキを食べましたが、ここのは大ぶりでプリッとした感じ。 1ダースで$9と随分お得。 12個なんてあっという間に平らげてしまいます。
ピノ・グリと生ガキの組み合わせ・・・”あぁ。幸せ!”


う~ん。 美味! (台北で生ガキ食って救急車で運ばれた経験があってもこれだけはやめられません!)


さて著名なジャズ・ホール"preservation hall"。
自分は何度となくこの街に来ておきながら、まだ一度もこの有名なジャズの殿堂へ来たことがなかったのですが、この建物はニュー・オリンズ最古の建物の1つで、1750年の建造。何度も火災から逃れ、1812年の南北戦争時代には酒場として営業していたそうです。


演奏は夜の8時過ぎから3セッション。 入場料は$10なのですが、かなり狭い部屋に立ち見状態。 開場前から外には長い列が出来ます。
自分たちは最前列に座って見たのですが、演奏中はなかなかの熱気。


何ともノスタルジックな、まるでセピア色の写真の中にいるような雰囲気。
演奏もデキシーランド・ジャズらしく笑いに溢れた楽しい和気あいあいとした感じ。 場所の狭さもあってお客さんと一体感になって盛り上がりました。
時間の関係で1セッションしかステイしませんでしたか、時間のある人はじっくり楽しめる場所だと思います。 南部の雰囲気に溢れた時間でした。


ケイジャン料理の締めは”ジャンバラヤ”。 スパイスが利いたこの料理。 汗をかきながらかき込みました。^^
最近はニュー・オリンズも結構不況のあおりを受けているようで、状態はハリケーンの後よりも悪いとか・・・。 平日なのにバーボン・ストリートは賑わっていましたが、やはりどこの景気も底までうるわしくはないようです。
ラファイエットのホテルに戻ったのは深夜3時前。 随分と楽しい1日が過ごせました。

Friday, November 13, 2009

reliant stadium

昨日ヒューストンでの公演も始まりましたが、なんと今回はいつも使っていたアリーナではなく、なんとアメリカン・フットボールのスタジアム。 まず日本ではお目にかかれないこのジャイガンティックな建物は動員数が71500人! よく大きな建物の比較にされる東京ドームの動員数が55000人なので、その大きさが想像してもらえるでしょうか?
今まで野球場などでは公演したことはありますが、さすがにフットボール場を普通に使うことは出来ないので、全体を半分に分割して特設シートを作ってショーをやっています。

もちろん氷も特設なのですが、オープニングの昨日その氷に異常が起こって、普段ショーの前にあるはずの練習は全てキャンセル・・・。 2日の休みの後氷に一度も上がらずいきなり本番。 10年のショー人生でも初めてのことでしたが、昨日の客が7000人。 さすがにそれを理由にジャンプを跳ばないとプロじゃないなぁ・・・と意地で3つトリプル・ジャンプを跳びました。 バックステージではジャンプ禁止なので、本当に一発勝負でしたが、結構自分でも出来るもんだなぁ・・・とちょっと新しい発見でした。 

まだまだ若い子たちには負けれません!

Wednesday, November 11, 2009

houston


数年振り、3度目のヒューストンへ来ています。
今回の移動は久し振りにフライトだったので、実質の休みは今日の火曜日のみ。 随分と南に下りてきたこともあって、今日の最高気温はなんと27度! 涼しい風は吹いていたものの、しばらく歩いてくると汗ばんでくるくらい暑かったです。
今回は会場の近くに泊っているので、ダウンタウンからはちょっと離れているのですが、それでも驚くほどこの街も近代化が進んで公共の交通機関も発達しているので、どこへ行くのも移動が大変楽になっています。

最近どうも文化的というか、アートに触れる機会があまりに少なくて、ちょっとのどの渇いてきたような感覚になっていたので、今日の休みはヒューストン美術館(MFAH)へ行って来ました。
そんな大作家の作品が並ぶような美術館ではないですが、それでもなかなか充実した美術館で、一通りの美術史と著名作家の作品は網羅されています。
やはり16世紀から19世紀まで頃のヨーロッパの作品は心を癒してくれるようで、そんな巨大なキャンバスの整然と並んだ凛とした空気の中に座っていると”ふ~っ”っと気持ちを楽にさせてくれます。 もともと歴史的なもの、アンティークな感じが好きですが、あの時間を経てますます画面に重みを増した落ち着きがしっくりくるようで、やはり自分はヨーロッパが好きな。
そういえば、ここの日本のコーナーには運慶の彫刻もあるそうなのですが、そのセクションは改装中な為に見ることが出来ませんでした。 残念。
しかし、アフリカやその他民族的なコレクションも多いので、寄ってみる価値はある美術館です。


今週末は自分の誕生日。 なんだか時間はどんどんと過ぎていくようで、その流れの速さにほんとに取り残されてしまいそうです。
ところで、週末は仕事が忙しくて外食をする間もないので、今日の休み、日本人だけでささやかなディナーへ行って来ました。
ここのレストランはなかなか雰囲気もよくて、ジャズのライブ付きで食事もアメリカにしてはいいものを出してくれました。


せっかくテキサスだし、あまり関係ないかもしれないけどリブアイのステーキ。
普段全くと言っていいほど赤い肉を食べないので、せっかくの誕生日ディナー、たまにはガッツリ食べてもいいかな。



肉一枚でかなりお腹いっぱいだったけど、最後はキャンドルを付けてくれたクランブリュレで締め。
久し振りに贅沢に美味しいものをたらふく食いました。

sambuca houston
http://sambucarestaurant.com/restaurant_home.php?1257918109

Sunday, November 8, 2009

joshua james


今日は自分の3回ショーが終わってから友達を誘って初ライブへ行って来ました。
シンガーは"Joshua James"で、それと言うのも先日暇だった時に本屋のCDの視聴のコーナーでなかなかいいなぁ・・・と思うCDがあって、ま、買うまでもないからと思ってダウンロードしていたアルバムがあったのですが、今週コーヒー屋に行ったらその彼のポスターが貼ってあって、日にちを見たら土曜日の9時から。 なんと今週は珍しく土曜の3回目のショーが6時半からだったので、ショーの後に掛けこんだら間に合う計算! これも何かの縁かもと思いつつ$10のチケット(ちなみに彼の日本公演のチケットは5000円。。。アメリカでこんなに安くていいんだろうか・・・)を購入。 楽しみに週末を待っていました。

ライブ会場は田舎とあってそんなに広くもなく、何ともアットホームな感じ。 人数も50人程度だったかなぁ。 おかげでしっかり音楽を楽しむことが出来たのですが、彼の音楽は一言で言うとintense。でもタダ激しいだけじゃなくて、内容は人の生死から政治まで歌詞の幅が広く、まるで詩のよう。 メッセージ性が強いので、歌が歌であることを実感する、感情の波を直に感じるライブでした。

ライブの様子です。 曲は"coal war"



ライブでも歌ってくれた"weeds"




タクシーを待つ間ロビーに出て来ていたジョシュアとちょっと話が出来たのですが、100%人当たりのいい人で、あの歌の激しさと魂を歌とリズムに叩きつけるような感じは全くなし。 ちょっと前に日本に行った話なんかもしてくれました。 (自分のボサボサな見た目は気にしないでください・・・自分も3回ショーやった直後です。。。)


ダウンロードしただけじゃ申し訳ないので、ちゃんとCD買いました。(サインもね。)
みなさんも機会があったら彼の曲聞いてみてください。
タワーレコードの紹介です。
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1905041&GOODS_SORT_CD=101
AOLミュージックのインタビュー
http://music.aol.jp/artists/interview/541/
日本のライブを聞きに行った加藤紀子さんの感想
http://i-radio.cocolog-nifty.com/norikokato/2009/03/post-9b5c.html

Tuesday, November 3, 2009

flu season

日本もそうかもしれませんが、こちらもすでにインフルエンザのシーズンに入り、自分の周りでも風邪でアウトになる人たちも増えて来ています。 自分も何度か危ない状態まで陥ったのですが、なんとか早め早めに薬を飲んで対処しているので、とりあえずまだ一度も辛い状態にはなっていないです。
そん中、うちの会社のシアターでのショーのキャストの半分がインフルエンザで休むという事態が起きて、自分たちもフィナーレでのお客さんとの握手の削除、ルームメイトがインフルエンザになったらホテルの部屋の移動などの影響が出てきています。
まだまらこれからが本格的な風邪のシーズン。 自分はこっちで保険使っても$80もするタミフルを、前回帰国した時の事件でタダで処方してもらったのがあるので、それで何とかしのごうと思います。

昨夜アラバマのバーミンガムへ移動して来ました。

Sunday, November 1, 2009

halloween


今日はハロウィン。
どう見ても安いオカマ・バーの余興で出てきそうなカッコですが、ま、やるんだったらエンターテイナー、とことんやらなきゃ逆に恥ずかしいだけ! 我を捨てて今年のミスユニバースのコスチュームをまねて出て来ました。 さすがに外人は慣れているせいか、みんな面白いアイディアを出していましたが、年に一度変なカッコするのもまぁ・・・いいのかな。
でももう2度とここまではやらない・・・。

Thursday, October 29, 2009

bordeaux

美味しそうなワインな名前な場所ですが、ホテルの前にはエッフェル塔も立っていて、ここはその名もボルドーw フランスのボルドーとは似ても似つかない感じです。
今日のショーは貸切のショーだったのですが、ここは軍のベースメントがあるようで、町中軍服の人だらけ。 そういった関係で、軍関係の家族の子供たち、特に親が戦争に行っている子供たちや中には親を戦争で亡くした子供たちも来ていたようで、いつも以上にみんなに楽しんでもらおうと張り切ったショーでした。

Wednesday, October 21, 2009

edgar allan poe


深夜のワシントンDCの国会議事堂を横目に見ながらここヴァージニアの州都リッチモンドへやって来ました。
この写真は州議事堂ですが、歴史は古いようで、ポカホンタスもここの近くのジョージタウンに入植したジョン・スミスを助けたことで有名ですが、彼女はその後ここにタバコ栽培を定着させたジョン・ロルフと結婚していて、その後ここリッチモンドはたばこの集散地として栄えて、いまでもマルボロやパーラメントなどでも有名なたばこのフィリップ・モリスの本社があるのもここリッチモンドです。


また、ここの文化人として知られているのが作家で詩人のエドガー・アラン・ポー。 どちらかと言うと彼の名前をもじった江戸川乱歩の方が日本人にはなじみが深いかも知れませんが、ボストンで生まれて幼少時に両親を失った彼は、ここリッチモンドの豪商の養子となって育ちます。
27歳の時に13歳のヴァージニアと結婚しますが、彼女に死後2年半後に彼も40歳でこの世を去っています。

Sunday, October 18, 2009

split


昨日は3公演の日でしたが、最後のショーの直前に会場のジェネレーターが故障して、一時ショーがオープンできないかもしれない状況になったものの、なんとか1時間遅れでスタート。 お客さんもよく待ってくれました・・・。
この写真、モントリオールで友達の知り合いが撮ったようなのですが、クオリティーが悪いものの見事なスプリットだったので載っけてみました。

Saturday, October 17, 2009

philadelphia

アメリカの歴史的な街フィラデルフィアでの公演中ですが、残念ながら今回はダウンタウンには泊まれず、街にある会場から30分以上離れたニュージャージーのホテルに宿泊しているために、せっかく素晴らしい美術館やインディペンデンス・ホールの様な歴史的建造物もあるのに、全然観光もできず・・・。 ま、これでここに来るのも3度目だから別にかまわないけど、あのロッキーの映画でも有名なフィラデルフィア美術館に行けないのはちょっと心残り。


今日は朝のショーと夜のショーまで時間があったので、今まで行ったことのなかった"Philly Cheese Stake"の発祥のスタンドへ行って来ました。
アメリカでこのフィリー・チーズ・ステーキはとても有名で、全米どこでも食べられるものなのですが、それを創めたのがこの"Pat's King of Steaks"。 
始まりが1930年と言うから歴史は随分古く、ここイタリア街の近くにオープンしたそうです。


今日は最高気温も10度以下でかなり冷たい雨の中、メトロの駅から15分ほど歩いてスタンドへ。 こんな悪天候の中でも結構の人があふれていて、スタンドの外で買ってみんな屋外のいすに座って食べる感じ。 中ではどんどこ肉が焼かれていて、注文と共に出てくるほどスピーディー。 これ1つで$8.25なので、ジャンク・フードにしては高級な方。


薄切りステーキにたっぷりチーズがかかっていてうまうま。 でも、あまりに外が寒かったのですぐ冷えてしまったのは残念。 ちょっとコショウを振って真っ赤なペッパーをかじりながら食べると最高でした。

Friday, October 9, 2009

bell center

ここでの公演は2回を除いてすべてフランス語での公演。
今朝は6時半にはホテルを出てピノキオはTVの生中継・・・。 
会場とホテルは歩くと15分は離れているので、自分はローラーブレード通勤。 ショーが終わって街の中心部の自転車道をローラーブレードでぶっ飛ばすのはかなり快感! 結構ここの車は強引に交差点を横切ってくるのでそれだけは注意。

montreal

今回のツアーで唯一のカナダの街、モントリオールへやって来ました。
ここはカナダでもフランス語圏のケベックですが、街の様子はまさにヨーロッパで、他の北米の街とは全く違う街の雰囲気です。 街を歩く人たちのオシャレ度も随分と増すし、カフェやレストランのバラエティーもとっても多いです。


地元の友達に教えられて朝食を食べに来たのがこのチェーンの"Cora"。
クレープのお店なのですが、おかず系からデザート系までいろいろ揃っていて、見ての通りかなりのボリューム! ファミレス感覚の店だけど、おなかいっぱいクレープを食べたい人にはお勧めかも。

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モントリオールの中心にはメインのショッピング・ストリートがあるのですが、そこから南北に延びる道にはオシャレなレストランなどが点在しています。
ここに来たら沢山買い物をしてしまうかと恐れていたのですが、カナダドルがアメリカドルとレートがほとんど一緒になってしまって、全くカナダドルのお得感が無くなってしまったので、購買欲旺盛な自分もさすがに手が出ず。。。 無駄な出費をまぬがれました。^^
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確か以前にもここのコーヒー・ショップに関しては触れたと思いますが、カナダの大手コーヒーチェーンはここ"SecondCup"。 もちろんスタバもあちこちにありますが、どうせカナダにいるならここがいいかな。^^ 


モントリオールには古いフランスの街並みを残した旧市街があるのですが、その端にあるのがこのノートルダム寺院。 パリのそれとはちょっと比べ物になりませんが、あのセリーヌ・ディオンもここで結婚式をしたくらいここのシンボル的存在です。


旧市街の街並みはまさにヨーロッパ。 歩いているだけでも気持ちがいいです。





この建物の中はマーケットになっていて、ショップやレストランなどが入っています。



ここの池は冬はスケートリンクになります。 以前真冬の雪の中をここまで歩いてきたことを思い出します。


街中では日本人の観光客を沢山見かけるのですが、やはり今がメープルリーフの紅葉の時期だからでしょうか? 自分は日本の紅葉の方が趣があるとは思うのですが、メープルリーフもモミジの様に真っ赤になります。


これがダウンタウンの眺めです。 会場のベルセンターもダウンタウンの中にあります。