Saturday, March 30, 2019

spring is just around the corner

日曜日のショーがカナダのオタワで終わって、そのまま深夜に国境を越えてアメリカへ戻って来て、次の公演先、マサチューセッツのスプリング・フィールドへ到着。
そのまま朝のバスで3時間かけてマンハッタンへ。 まだまだ寒く雪原の広がっていたカナダとは打って変って、さすがにNYは暖かくはないものの春の気配を感じます。
デリの店先にも春の球根花が並んでいます。

今日観る予定の長丁場のオペラの前にカロリー補給^^

今日はワーグナーの超大作、”ニーベルングの指環”の中でも一番ポピュラーな”ワルキューレの騎行(Die Walkure)”。
このニーベルングの指環は、ワーグナーが途中時間を挟みながら35歳から61歳までかけて制作した壮大なオペラ。 全部上演するには正味15時間以上を要するので、4日間に分けて上演されるのが通例。 自分のイメージ的にはロードオブザリングのオペラ版。
単独での公演ももちろん可能ですが、このワルキューレの騎行も開演が18:30で、終演が23:30と、演者も大変なら観ている方も過酷。。
全四部作のダイジェストがこんな感じ。
開演時にはいつも日が暮れて真っ暗なのが普通でしたが、まだ陽があるのが不思議。
あらすじに関しては随分と長いので、ウィキペディアでもご参照を!
Conductor : Philippe Jordan
Siegmund : Stuart Skelton
Sieglinde : Eva-Maria Westbroek
Hunding : Gunther Groissbock
Wotan : Greer Grimsley
Brunnhilde : Christine Goerke
ワルキューレの騎行と言えば大変有名な曲がありますが、それが登場するのは長~い第一幕と第二幕を終えて第三幕の導入部でワルキューレの姉妹が天馬に乗って登場するシーン。

さすがに長編なので、途中で飽きてしまうかなぁという心配もあったのですが、この舞台を演出したのが、かのシルク・ド・ソレイユの演出家Robert Lepageが手掛けたと言うこともあって、まるでラスベガスのKaを観ているかのよう。
映像にもあるように舞台上の何本もの柱が自在に動いて、そこにプロジェクション・マッピングをすることによって、そこが深い森の中になったり溶岩の流れる岩山、はたまた雪崩の起こる雪山やワルキューレの乗る天馬に変化。 歌手も柱を上ったり宙づりになったりと、なかなかの重労働。 これだけの舞台変化をオーケストレーションに合わせて行う苦労やどんなものでしょう。。 自分達のようなショーでも毎回のように何かのトラブルが起こっているのに、失敗の許されない、しかも評論厳しい音楽の世界、責任感の強いバックステージ・クルーも揃っているのでしょう。
次の日は朝から友人のなほちゃんが営業前に髪を切ってくれると言うことでブルックリンへ。 日本では数年前からブルックリン・ブーム的なものが起こっているようですが、日本で起こっているようなブームのイメージよりもかなりカオスな場所です(笑)。 確かにどんどんと地価は高騰して高層ビルも建ち始めてはいますが、同じくらいのマンハッタンからの距離でカオスなんだったら、自分だったらクイーンズやブロンクスに住むかも。。
この日はとっても天気が良くて、センチュリー21に寄ってからプラプラとチャイナタウンへ散歩。

いつものJoe's Shanghaiで小籠包を頂いた後は、ずーっと欲していたマッサージへ。
始めは1時間だけ足のマッサージをお願いしていたのですが、肩もガチガチだったので、身体もやってもらうことに。 15分だけと言っていたのが結局30分になり、ちょっと高くついたかなぁと思って会計したらなんと90分で$55!! チャイナタウン万歳です。


Sohoのシャレさんカフェでのんびりしてから再びリンカーン・センターへ。

こんやはただただ楽しみなトスカ。
もう何度となく観ているトスカで、メットのトスカも以前観ていますが、このプロダクションは先シーズンオープンした新しいもの。 以前の作品はステージ右側から観ていたのですが、なんと第三幕の重要なサンタンジェロ城が右の端に設定されていて、大切な場面がな~んにも見えず。。 演出家はともかく、誰も設定がおかしいと言うことを指摘しなかったのかが超疑問な演出で、メットにしては珍しいがっかり作品でした。
が、今作品はかなりクラシカルな演出になっていて、写真などを見るだけでも超豪華。 モダンな演出もいいけれど、やはりオペラはクラシカルな演出が最高。


緞帳からサンタンジェロ城のベルリーニの彫刻が真っ赤に描かれていて、これからここを舞台に繰り広げられる血なまぐさいドラマを想像させられてテンションも上がります。



幕開けから久し振りのプッチーニのメロディにアルファー波MAX.
これぞ悪役というスカルピアとトスカ、カヴァラドッシの激しくドラマティックなやり取りが、豪華な舞台セットと相まって最高でした!

この三幕のサンタンジェロ城、下界の街並みもあって、平面の舞台のはずなのに本当に城の屋上にいる感じで、トスカが絶望の果てに追い詰められて飛び降りるシーンも臨場感たっぷり。 秀逸な演出でした!

次の日も気温は低いもののいい天気。
ブライアント・パークにも人が沢山出ていて春の予感。



日本のスーパーでツアー最後の日本食の買い出しをしてからスプリング・フィールドに帰りました。 いい休日になりました!!

Thursday, March 7, 2019

quebec city

今週もチャーターフライトで一路フランス語圏のケベック・シティへ。
随分と久し振りに来たような気がしますが、今年は随分と雪が多い!
初めてここに来た友達と歩いていると出てきた言葉が”なんだか外国に来たみたい!”。いや、いや、うちたちはずっと海外にいますけど。。 それだけフランスな雰囲気いっぱいな街です。

様々な戦いを経験した街だけあって、丘の上の部分は城壁で守られています。


まるでフランスの地方都市にでも来たかのようです。

ケベック・シティのランドマーク”シャトー・フロンテナック”。 以前もこの建物に関しては触れていますが、現在はフェアマウントのホテルになっています。
いつもこの時期に来てもここのウッドデッキが出ているのですが、今年は分厚い氷に覆われていました。
セントローレンス川も氷が張っています。 まるで極地にでも来たかのよう。


丘の下にあるかわいいお店の並んだエリアがプチ・シャンプラン。

フランスのスイス国境にでも来たかと錯覚してしまいそうです。

ロワイヤル広場は入植の礎となった場所。
ケベックの名物と言えばこのロシアの大統領のような名前のプーティン(Poutine)。
フライドポテトにチーズとグレイビーがかかっているのが基本形。 ケベックはどこでもこれを食べることが出来ますが、自分が今回行ったPoutinevilleではいろいろな種類のプーティンを食べることが出来ます。
これでレギュラーサイズですが、完食したらしばらく動けなくなります!
http://www.poutineville.com/en/home.html


街には坂が多いのですが、ここが凍っているのが一番怖い! 結構転倒している人を見ますが、坂道の氷の上にはせめて砂利を撒いておいて欲しい>< ちなみに自分はまだこの冬一度も転倒していません!!

ここの屋根の雪下ろしもなかなかの労働。 時々雪下ろしの風景を見ますが、落とし方が結構激しい。
北米で最古のカトリック教会”ノートルダム寺院”。
1647年にこの場所に教会が建てられますが、戦禍などに巻き込まれ2度焼失しています。 現在のような形になったのは1843年のこと。
教会内にあるこのお墓が、ケベックに入植した最初の宣教師Saint Francois de Laval。
1658年にビショップ任命されて、1659年にケベック・シティに到着。 85歳でケベックで亡くなっています。

ふと入ったのがこのスーパーなのですが、 1871年の創業だそうで、店内が昔のままの様でとっても素敵! まるで150年タイムスリップしたかの様です。
カナダも翡翠の軟玉がブリティッシュ・コロンビアで採れて、ネイティブな人たちの彫刻などがあちこちで売られていたりしますが、2年ほど前にここケベックでも軟玉が見付かったそうで、 ベスビアナイトに類似していますが、これは軟玉のネフライトなんだそうです。 キーリングになっているものをネックレスにしてみました。
前回来た時に、ここに住んでいたフランス人の友人が連れて来てくれたレストラン。 とってもローカルな感じで食事も美味しかったので、今回はフランス人のスケーター二人を連れてディナーへ。
やはり食事もとっても美味しくて、前回はダックでしたが、今回いただいたのはCerf(鹿)。 全く臭味もないし、C'etait bon!!
街の横の公園はスキー場と化していて、この日はクロスカントリーの大会中。 写真では分かりにくいですが、かなりの高低差。

この公園に面してあるのがケベック要塞”La Citadelle"。
そんな丘の坂道もソリ遊びには最適!
分厚い雪の壁のトンネルを通って要塞へ。
ここは今でも王立第22連隊の駐屯している現役の北米最大の要塞。 ここは軍事基地と同時にカナダ国王と総督の第二公邸としても使われています。
ん?”王立”?カナダ国王??
忘れがちですが、カナダは立憲君主制ですね。。 イギリス連邦の加盟国なので、エリザベス女王がカナダの女王を兼ねてましたね。
上から見た姿は星形要塞で、1820年から1831年にかけてイギリス軍によって築かれました。
分厚い城壁の間を歩いて、かなり物々しい雰囲気。

連帯のシンボルがビーバーなのは可愛らしい。
昔の火薬庫が博物館になっていて、ここから30分ごとに出ているツアーで見学します。 ガイドさんはフランス語英語の両方で説明してくれるので安心。 現役の要塞と言うことで、内部での写真の撮影は禁止。
ここの要塞は1672年から建設が始まったそうなのですが、1693年に建てられた建物も残っています。
セントローレンス川を見下ろすこの崖からだけ写真撮影がOK!
ここからの景色がケベック・シティではいちばん美しい! この日も外はマイナス13度で、丘の上とあって風がびゅーびゅー!! 凍え具合は半端なかったですが、この景色の為なら我慢できるかな。
ちなみに、”カナダ”という国名は、このセントローレンス川流域に暮らしていたネイティブの人達の言葉で村落を表す”カナタ(Kanata)" に由来しているそうです。