Thursday, June 27, 2013

arabian nights

ブログの更新が随分と遅れてしまいましたが、無事初の中東ツアーから戻って来ました。
今回はディズニー初めての試みでしたが、カタールのロイヤル・ファミリーはじめ、連日満席で、あり得ないほど高価なチケットも売れたようです。
最終日にはプロモーターによるパーティーもあって、お酒の飲めないイスラムの国にして飲み放題の大サービスでした。 プロモーターも会社も大喜びのうちに短かった公演日程も終了。

さて、名残惜しいホテルとカタールを後に、6日間の休暇を過ごすべく一路アラブ首長国連邦のアブダビへ。
UAEにはメジャーな航空会社が2社あるのですが、そのうちアブダビを拠点にしているのがEtihad Airways。 アブダビとドバイは車で1時間ちょっとの場所なのですが、このエティハド航空に搭乗している人は、そのまま無料のバスでドバイまで移動することが出来ます。 ただ、アブダビ空港でのバス停の表示が曖昧すぎて、猛暑の中スーツケースを持ってさまよう羽目にはなりましたが・・・。
バスから見える奇抜な高層ビルに胸の高まりを覚えつつホテルへチェックインすると、午後は世界最高の828mの高さを誇るビル"Burj Khalifa(ブルジュ・ハリファ)"のある、ドバイ・モールへ。
もちろんここは世界でもトップクラスな金の浮いた国と言うのは分かっていても、モールの前にこんな高級車が並んでいるのは圧巻です。
総面積世界最大のショッピング・モールとあって、内部にあるこの水族館の水槽の大きさも半端じゃない! これも世界最大! しかもこっちから見るのは無料。 ドバイやることが違う!
天井もキラキラ。
これは有名ですが奇抜な滝も。
この写真ではよく見えませんが、天井からは無数の鳥の羽根で出来た蝶。 ホールにあるのはアルマーニ・カフェとフォーション・カフェ。
さて、本日のハイライトはThe Address Hotel内にあるバー"Neos"。 モールからもアクセスできるのですが、バーへ行くには特別な通路があって、ホテル内を通ってエレベーターでダイレクトにバーのある63階へ行くことが出来ます。
かなりファンシーなバーでちゃんとドレス・コードもあるので服装には注意。 席は予約をして行っていたのですが、そんなに込んでもなくて、窓際の席で外の風景を満喫!
ドバイについて初日にこの景色を眺めながらのんびりなんて最高! ちょっと贅沢すぎます。 と言うことでその風景をおすそ分け。

ホント、昔のアニメに描かれた近未来都市がそのまま現実化したよう。
マーティーニはバーにちなんで"Level 63"。 しかも9時まではハッピー・アワーで全て半額! この景色で普通のバーと同じくらいの値段で飲めるなんて考えられない!
日の沈むのを眺めて暗くなると、今度は下の噴水ショー!
こちらはライトのフラッシュもあって、ラスベガスのそれよりも迫力満点!
これがバーからの様子。 大体30分おきくらいにショーをやっていましたが、毎回パターンが違っていて楽しめました。
http://www.theaddress.com/en/dining/neos-1
数時間をバーで過ごした後、外に出るとこんな感じ。 まさに天にも届きそうな塔です。
これがバーのある"The Address Hotel"。
次の日、朝はドバイ・モールで優雅な朝食。 これがそのテラスからの眺め。
テラスは暑すぎるので、食事は中で摂ったのですが、この眺めはにはため息です。
写真では高さが伝わりにくいかもしれませんが、例えるなら東京スカイツリーよりも200mも高いです。
古代バビロンでバベルの塔が築かれたなら、まさにこれは現代のバベルの塔。 神への挑戦ではないにしても、天には届きそう。
朝食の後は昨日回り切れなかったモール内を散策。 こんなスークのエリアも。
そして公式サイズのスケート・リンク。 この日は特別に子供の遊技場と化していましたが、普段はリンクとして営業しているそうです。 5名ほどレッスンをしているコーチはいるそうなのですが、みんな無名っぽい・・・。 ここに移住して来てひと稼ぎするかなぁ・・・ いや、この暑さには耐えられない!
さて、この日のランチはBurj Khalifaの122階"At. Atmosphere"にて。
このビルの展望台に上がるにも結構な金額がかかるのですが、この世界で一番高いところにあるレストランを予約するれば上がるのはタダ! もちろんドレス・コードとレストランでの最低料金の設定はありますが、それでも当日券を買って上がるより安い! しかも展望台だけに上がる人はモールからのアクセスのみなのですが、レストランへ行く人はこの塔の世界に2つしかない、予約客しか入ることのできない"Armani Hotel"からアクセスできるんです!!
敷地内へ入る際から長ズボン、襟付きシャツ、革靴なので暑さこの上なし!
ついにビルに最接近!!
特別なエレベーターから一気に地上442mへ。 予約リストを見られながらチェックポイントを通過するのは気持ちいい!! 特別感満載!!
ランチはすでコースになっていてアルコール込み! こんな景色を楽しみながらのランチだったら全然高くない! しかもランチ中お客さんは自分達を含めて3,4組。 穴場中の穴場でしょ!
下を見るとまだまだ建設中の建物が沢山見えて、数年後の景色がどうなるのか想像不可能。 その先は砂漠。
実はこのBurj Khalifaは完成時の高さは非公開で建設されたそうで、構想段階で世界一を目指していたスカイツリーは200mの差をつけて負けたそうです。

雲が横を流れるその高さ。
ご覧の通りランチタイムなのにラウンジはがらがら! ウエイターさんも”写真撮って回ってもいいよ”とのことで展望台に着た如くに散策。


今回もたっぷり2時間余りを過ごして優雅なランチ終了。
http://www.atmosphereburjkhalifa.com/

下に降りるとアルマーニ・ホテルとアルマーニ・レジデンス。 こんなアパートに住んでいる人達ってどんな人達なんだ?? セレブ感たっぷり。
夕方からはスークの探索へ。
そこへ行くにはクリークと呼ばれる川を渡らなければいけないのですが、それにはこの”アブラ”と呼ばれる乗合舟を使います。 料金は1ディラハム(3.5円程)で、人数がいっぱいになると出るのですが、大体5分もしないうちにいっぱいになりました。
ドバイはドーハと違って随分と湿気が多く、暑いこと極まりないのですが、舟で走ると風が気持ちよく、異国情緒もたっぷりでした。

新旧織り交ざる不思議な景色。
すぐに反対側の岸に到着。 伝わりにくいですが・・・暑い!!
スークの入口がまずはスパイス・スークなのですが、かなり強引な片言の日本語での売り込み(+中国語の単語でのたたみ掛け)に暑さ倍増で絶句・・・。 ここでは未だに日本人はカモなのか? だったら日本人と中国人の違いくらい覚えておけ!!
完全無視とつかまれる腕も振りほどき一体を脱出。
そして脱出先はもうちょっと落ち着いた、そしてドバイに来たら絶対訪れたかった“ゴールド・スーク”!!!
なぜみんなドバイに来たら金を買うのか? 観光客だけではなく、地元の人達もわんさと押し掛けて金を買っているのですが、その目的の一つは国の情勢によって貨幣価値の変動の激しい国々の人にとっては、時代の流れに変動されずに価値の安定した金を財産として身に付けるというもの。 あとは富の象徴。 金はその純度によって14K(58.5%)、18K(75.0%)、21K(90.0%)、22K(91.6%)、24K(純金)に分かれるのですが、普通の国で一般的なのはイエロー・ゴールド、ピンク・ゴールド、ホワイト・ゴールドなど18K。
ここドバイでは高純度の21K、22Kが主で、ショー・ウィンドーの輝きは眩しいばかり。

ここでは金は量り売りで、単純に重さに明確なその日の金のレートを掛けて計算します。 金はインドやその他の国から来ているそうですが、この場所では純度を誤魔化した粗悪品の扱いは厳禁だそうで、そのクオリティーは信頼していいそうです。
お店は無数にあるのですが、デザインなどは様々で、気に入ったものが見つかるまで歩き回るのがいいです。 値段も度のお店も大差はないと思いますが、いい値からは随分と下がります。 交渉は根気よく!(一度お店を出てから戻ると確実に下がります。)
そこで自分が買ったのが22Kの3.8gのリング。 金のレート+US$20と破格値! 市価の3分の1、もしくは4分の1の値段で買えるというのはウソではないです。 しかもリンクなどサイズが合わなかったら5分程で直してくれます。(持ち込みの物もUS$10程度で即直してくれます。驚き価格!)
再び言葉攻めに遭うスパイス・マーケットを切り抜けて反対岸へ。
夕食を食べようとオールド・スークへ。 この辺りは布を扱うお店がひしめいているのですが、ここへ入ったのが大きな間違い!! 片言日本語と売り込み凄まじさは半端なく、値段の吹っかけ具合も呆れるほど・・・。 もちろん食べるところなどなく、全員が全員頭に布を被せて売ってこようとするのを振り払い"Don't you dear touch meeeeeeee!!!"と暑さが半端ない中奔走。
結局近くのクーラーのきいたケンタに入って一安心。
次の日。 ドバイは海岸線に沿って随分と横に長い町で、端から端まで25km。 その間は高速がとメトロが走っているので、移動にはさほど時間はかからないものの、移動距離は長いです。 当初移動はメトロを活用しようと思っていたのですが、外を5分も歩けない猛暑・・・ 結局全てタクシー移動になりました。
毎日何度もタクシーで長距離を走っても大丈夫なのがこの国。 20km走っても料金はUS$15程度。 なぜにそんなに安いかと言うと、答えはもちろんガス料金。 ガスは1リットルたったUS$0.25!!! 日本の5分の1と言ったところでしょうか。 安い!!!!
と言うことで、この日の始まりは西の中心地ジュメイラから。
ここはマディナ・ジュメイラと呼ばれる、昔のスークを模して出来た新しいエリア。
近くにドバイの代名詞的存在、幻の7つ星ホテル"Burj Al Arab"を眺め朝食+散策。

こちらで有名な砂絵。
手際良く名前も入れてくれ、小さな瓶だと5分ほどで完成です。 以前”世界不思議発見”で作っているのを見たことはありましたが、お見事!
こちらではシーシャ(欧米ではフッカー)と呼ばれる水煙草。 日暮れ時になるとみんなこれを”ポコポコポコ”とやっているのですが、普通の紙たばこよりも安全と言われているコレ、WHOによると体への影響は数倍にも及ぶそうなので、実は良くないみたい・・・。(←この事実、あちらでは紙たばこより全然安全と聞いていたので、今知ってびっくり・・・ もうやりません!)
しかもみんなで回して吸うので経口感染も怖いらしい・・・。 うぅぅぅ。 一度しかやらなかったけど早く知りたかったぞ!
さてさて、先ほどの写真でもちらっと出た7つ星ホテル"Burj Al Arab(アラブの塔)"。
以前ここに泊ったことのある東京の開業医の御曹司曰く、ここは全ての部屋が2階建てのスイートで、宿泊客一人一人にバトラーが付くとのこと。 部屋のアメニティーは全てエルメス! 1人当たりの最低宿泊料金は15万円也!
宿泊客、もしくはレストランの利用客以外は島への橋を渡ることも出来ません。
その関所がここ。
お~っと・・・ 関所を通過して橋を渡って禁断の"Burj Al Arab"へ接近!!
っと! ホテルへ到着!!
ちょっとセレブっぷりを発揮?!
一泊15万も払って泊るわけもなく、偽セレブはタダの探検目的!
ここへ潜入する一番の方法はAfternoon Teaを利用すること! もちろん事前の予約とドレス・コードは必要ですが、ホテルのトップ・フロアの"Sky View"で、450ディラハム(US$120)でセレブ気分を味わえます。

とにかくどこを見てもキラキラしてて、転倒注意の表示までキラキラ。

つい先日このホテルの話題がニュースになったのですが、宿泊客には全員に金のIpadが貸し出されます。 ホテルの売店では購入も可能です。 実際置いてあったのですが、さすがに写真は撮れません。 これは別のお店に並んでいたIphone。 螺鈿に金細工・・・ 金持ちのすることは違う。
これがニュース記事から拝借した実物の写真。 重そう・・・。
予約の30分前からホテルには入れるので、しばらく探検をして、いざこの奥の専用のエレベーターで最上階へ。
上ももれなく金ぴかしているのですが、ちょっとSFチック。

ぐるりと海を眺められる席でAfternoon Teaスタート。
まずはシャンパンで乾杯してスイーツとアペタイザー。 まるでコース・メニューの様な始まりで、やっと出て来たホテルの形を模したトレーにはサンドイッチ満載。
もちろん食べきれない量が乗っているのですが、それとは別にウエイターがお代わりを運んで来ます。
無数のセレクトされたお茶、紅茶、ハーブティー、コーヒーから好きなものを何杯でも注文可能。 お茶はもちろんポットで運ばれて来ますが、別のを飲みたかったら飲み途中でも交換してくれます。
サンドイッチの後はこのスコーンやデザートの乗ったトレー・・・。 普通Afternoon teaってトレー1つじゃなかったっけ?? どれも美味しそうなのにお腹がはちきれそう・・・。 すでにこの時点で2時間余りは経過。 紅茶のポット2つにカプチーノ・・・。 がんばれ~っ!
そして締めには凍ったバラの花びらの乗ったシャーベットにエスプレッソ、お土産のチョコレート。 掛った時間3時間! あまりに優雅すぎる時間でしょう・・・。
神様、こんなに贅沢な時間を経験させて下さってありがとうございます。。。
下には同じホテルの系列のジュメイラ・ビーチ・ホテル。
帰りお手洗いに寄ったのですが、そこにもエルメスのボディー・スプレー。 出た時には全身いい匂いになってました。
なんともエレガントなお時間でございました。
さて、この日は日暮れからディナー・クルーズの予定だったので、近くのエミレーツ・モールへ。
ここもドバイ・モールに近いセレブっぷりを発揮していて、しばらく時間をつぶす為エンポリオ・アルマーニ・カフェへ。
こんな砂漠の暑い国、雪なんて・・・ と思えばスキー場。 老若男女雪と戯れています。
金があったら不可能なんてないんですかね??
そこからクルーズのあるマリーナまでは近そうで離れていて、乗船時間に遅れそうになってちょっと焦りましたが、汗だくになって間に合いました。
Dhow(ダウ)と呼ばれるこちら特有の船に乗って夜景を見るのですが、景色のよい船上の蒸し暑さは半端ではなく、出航しても風もなく汗タラタラ・・・。
しかし人口のマリーナに林立するモダンなビルを眺めながらのクルーズは100万ドル!
しばし夜景のおすそ分け。


いやぁ・・・ 奇抜な建物の多いこと。
涼しい顔をしていますが、実は汗だく。
港を抜けて海まで出ると、金持ちがみんな自家用船でパーティー。 みなさんこの世の華を楽しんでいらっしゃるようで・・・。
ドバイの最終日は午後から砂漠ツアーへ。
普通の砂漠ツアーではなく、友達の要望でラクダのトレッキング・ツアー。 結局この選択が正解で、他のツアーは無数の4WDで回るのですが、自分達はたった3人ラクダに乗って、人のいない大地を歩くことが出来、砂漠感を満喫することが出来ました。

以前行ったサハラ砂漠では、ラクダに往復4時間も揺られる一泊キャラバンでしたが、1時間程度のトレッキングは余裕余裕! しかもここは結構平坦。 サハラ砂漠では砂丘を超えながらでかなりラフでした。(その時の様子を知りたい人はブログの過去のポストをご参照あれ)
ラクダの背中は結構な高さがあって、上から眺めるとこんな感じ。
色々植物も生えていて、これはスイカ??
人気のない場所に到着。 自分はこんな”大地に一人だけ”の様な場所が大好きです。
”地球”ですね。
最近ちょっと恒例化して来た”陸上バタフライ”!

砂ばかりの世界にこんな花も。
ラクダさんどうもありがとう。
ディナーやエンターテイメントもある場所に戻ると、現地の人にヘナで絵を描いてもらえます。 2~4週間ほどは消えないそうで、ちょっとしたタトゥー気分を味わえます。 肩から肘まで描いてもらって3分程度だったかな。
今回の旅の3人組。
はじめこの現地の衣装は暑さと砂対策だと思っていたのですが、現地の人が言っていたのは“生地が化繊だから暑くて着てられない”とのこと。 実際着てみたら袖を通した時点で汗だく! 頭を被せて汗倍増! 5分で背中ぐっしょりです。
いやぁ・・・ ”心頭滅却火もまた涼し”なんですかねぇ・・・。 汗っかきの自分はイスラム教徒にはなれません。。。
大地に沈む夕日。
 で、そこからエンターテイメントの開始。
この踊りは昨日クルーズでも観ていたのですが、とにかくこの踊り、その場で回転し続けます。 踊り終わるまで何回転したのか覚えていませんが、スケーターでもこれはふらついてこけると思いました。
    
これが有名なベリー・ダンス。
エジプシャンの様な杖を持って踊ったり、かなり激しいダンスを5曲余りも踊って凄い迫力。 ただ艶めかしいだけだと思っていたベリー・ダンス。 激しい!
しかしこのダンス、特に女性が肌を出すのが厳禁なこのイスラム圏でどうしてこれは許されるのでしょうか?? 色々ネットで検索したところによると、この踊りはイスラム教以前の五穀豊穣を祈る祭事だったから、イスラム教は一応は禁止をしをしているので、敬虔な信者からは敬遠される、ただ男性が見たいから・・・ などなどはっきりしません。 答えの分かる人教えて下さい。
ともあれ砂漠の夜にベリー・ダンス。 ドバイの最後を締めるには最高でした。
さて、次の日は朝からアブダビへ移動。
宿泊先は5つ星のシャングリラ! なかなかロケーションがよさそうだったので選んだのですが、プールから眺めるモスクにしろプライベート・ビーチにしろ最高!
砂浜からもグランド・モスクが見えます。
エレベーターがアラビック?? ちゃんと普通の数字のボタンも隣にあります。
さて、ホテルをエンジョイする間も惜しんで、ひとまず世界最大の屋内テーマパークにしてアブダビ最大のアトラクション、泣く子も黙る"Ferrari World"へ。
ここはYASと言う島のサーキットの隣にあります。 巨大なモールも建設中で、今後もっと発展しそうなエリアです。
あまりに暑くて外では遊べないこの国ならではの屋内テーマパークです。 超高級車が園内のあちこちに並んでいるので、屋外じゃ無理だね。 これだけの車が並ぶと、車に興味のない自分でもテンションが上がります。
建物自体も大変奇抜なのですが、外見よりは中に入ってしまうと意外性はありません。
これがこの施設1番の呼びもの、世界最速のコースター"Formula Rossa"。
時速240kmに達するこのコースターはその速さもさることながら、スタートの早さ。
列に並んで他の人が乗るのを見ていると、出発までの準備が周到で、いざ出ると一瞬にして消えて、あっという間に2km走り切って戻ってくるということ。 出たと思ったら帰って来るその速さ・・・。
ここは普通のコースターのように頂上までガタガタと上がって行って落ちるのと共に加速するのではなく、ジェット戦闘機と同じ加速システムを使って、スタートから2秒で100kmに達します。
いざ自分の番が来てコースターに乗ると、目の保護の為にサングラスを着用。 走行中に手を上げるのはもってのほか。 スタートしたかと思ったらかなりのG・・・。一気に加速したままスピードを上げながら走り抜けました。 気が付いたらご帰還。 あっという間の出来事でした。
感想は・・・ 豪速でした。 気になる人はお試しあれ。
アトラクションは他2つの乗り物がダウンしていて乗れず・・・。 その他は家族全員で愉快に楽しむものがほとんどで、乗り物目当てで来ているとかなり物足りない施設。
車のコレクションのエリアには昔から現代に至るまでのモデルが並んでいて、それは圧巻。
町中では到底走れないであろう代物。
子供向けのゴーカートは2つもあって、出来れば大人用のフェラーリ・ゴーカートも作って欲しい!! 大人が遊べる施設がもっと必要!!
さて、この施設内でも別料金を払って予約をして乗るのがこのフェラーリのシュミレーション。 実際にレーサーも使う代物らしく、見るからに高価そう。 F1かF430が選べれるのですが、自分はF430。 ちょっと別料金は痛いけど、ここまできたらフェラーリには乗っておかないと!
と、自分の番になっていざ車内へ。 う~ん・・・カッコいい! シュミレーションはレーシング・コースを走るのですが、始まってすぐにクラッ~シュ! うぅぅ・・・運転が下手だw そしてカーブが曲がれずクラッ~シュ!! 2千万円の高級車ガンガンぶつけてますぅぅ・・・。
結果。 自分にはスピーディングは出来ません。 不甲斐ないですが安全運転が一番!


そんなこんなでフェラーリ体験終了。 特に面白いフェラーリ・グッズも売ってなく、ここの施設、今後の改善多々必要。 もっと1日いても時間の足りない様な施設にして欲しいね。
ホテルに帰ってからプールへ直行。 夕日の沈むモスクにうっとり。 泳いでいるとプールと川が一体化して見えてため息。
綺麗過ぎ。
ホテルの人が暖かいタオルをベンチに敷いてくれるので、日が沈んで心地よくなったプールサイドで、この明かりに浮かびあがったホテルを見ながらモヒート飲んで団欒。

夕食もプールサイドでモスクを眺めつつ。
食後はプライベート・ビーチに置かれたカウチのバーで深夜まで。
せっかくだからシーシャもやったのですが、これは煙草の味は全く感じなくて、色々なフレーバー(今回はアップル)の味しかしません。 ちょっと吸いこみ過ぎてケホッ! 先にも書いた通り、やはり体にいい影響はないそうなので、皆さん味見程度にして下さい! もう一度、紙たばこより吸っている時間の長い水タバコは何倍も体に悪影響です!(WHOより)
UAE最後の日。 帰国のフライトは夜なので、それまで街の散策。 これはホテルのロビーの風景。
こちらではどこへ行っても“乳香“を焚いているのですが、それがこれ。
紀元前40世紀にはすでに香としてエジプトでは使用されていて、その後聖書にも神に捧げる香として記載されていて、東方三博士がキリストに捧げた3つの贈り物の1つです。
もともとはボスウェリアと言う木の樹脂なので、木のヤニの様な匂になんとも独特な甘い香りが混ざった感じです。 実家に持って帰って焚いてみたのですが、家の中だと凄い煙の量に驚きます。
あと、こちらにはエキゾチックなボトルを並べたパフュームのお店が多いのですが、そのどこでもこの香りをベースにした調合の物を売っていて、その人に合わせた調合もしてくれるようです。
あと、他の国では見ることのない有名ブランドの香水もあって、アルマーニやイヴ・サンローランなども、こちら用の香水を売っています。 ちょっと値段は高めですが、Armani PRIVE の"Rose D'Arabie"は正にアラビアン・ナイトを彷彿とさせるエキゾチックで、甘く妖艶な香りでした。 友達は悩んだ挙句購入しましたが、自分は値段を聞いた際に香りの夢からすっかり覚めてしまいました。
普通のお店では売っていないシリーズなので、運よくどこかで見付けた方は嗅いでみて下さい。
車でダウンタウンの端“エミレイツ・パレス”へ向かう際に見えるハイアット。 奇抜です。
遠くにまだまだ建設中のビルたちが見えます。
高さが半端じゃないです。
さて、これがアブダビの誇る、総工費3000億円の“エミレーツ・パレス”。 ここもBurj Al Arabと同じく幻の7つ星。
男の人は絶対長ズボン! 半ズボンだと門すら通過できないので注意!
内部はこれまた金(もちろん本物の金です)や大理石を贅沢すぎるくらい使って建てられていて、その眩さには絶句。
これだけ世界中で色々な物を見て来た自分でも、まだまだ驚くものは世界に沢山ありますね。
ホテルから見る外の景色もこんなにゴージャス!
豪華な階段を降りたところにはこんなお茶室も。 しかも額はアラビア文字。 アブダビの皇太子もここでお茶を頂いたそうですよ。
せっかくなので中でお茶・・・ と思ったら未だこちらに着て食してなかったラクダ肉のバーガーが! しかも名前が"Our Signature 22K Gold Emirates Palace Camel Burger"!! 名前の通り金粉がパラパラ。
そして気になるお味はと言うと・・・。 お肉パサパサ。。 もちろん砂漠の動物だから肉汁たっぷりとはいかないのは当然ですよね。。。 でも、付け合わせは美味しかった!w
食後に頼んだカプチーノは、銀のトレーに流行りのマカロンとデーツがのって、もちろんコーヒーにも金粉パラパラ。 眩しい・・・。
ここは宿泊客や予約がなくても入れるので、観光客も沢山ホテル内を歩いているのですが(中国人の多し!でもうるさい!!!中国の方々、早くマナーレベルも欧米並みになって下さい)、そんな人達の目を引くのが金の自動販売機。
自分もこっちにいる間には一度見てみたいと思っていたのですが、値段はちょっと高め。 デザインも特に面白いものがあるわけでもなく。それだったらスークまで足を延ばして買った方がいいかな。 しかし、珍しいですね。(実際物珍しさか購入している人もいました)
で、ここの売店にも売っていましたゴールドのIpodやIpad。 これも同じ7つ星、ドバイのBurj Al Arabへの対抗策か?
正面の高層ビルはこんな感じ。 ここから最近出来たというモダンな屋内スークへ行ったのですが、特に目新しいものもなく、お茶して撤収。
次に訪れたのが今回の小旅行の最後、グランド・モスク(シェイク・ザーイド・モスク)です。
545億円を投じて2007年に竣工。

中に入るにはちゃんとイスラム教徒をリスペクトした格好が必要。
床は全て大理石とそのモザイク。 4万人を収容できて、特徴的なドームは82個。
世界各国の職人の粋を集めて建てられたモスクには”おぉ・・・!”の連続。
床もちゃんと磨かれていて陽の光も反射。
靴を脱いで内部に入ると、始めのホールからそのマーブルとシャンデリアの巨大さと精巧さに感嘆。
精緻な模様にスワロブスキーの大シャンデリア。
そしてホールに入って1番目を引くのが世界最大のカーペットに世界最大級のスワロブスキーの巨大シャンデリア。 はじめシャンデリアはヴェネチアン・グラスだと思っていたのですが、クリスタルだったんですね・・・。 輝きが違うわけだぁ。
イランで作られたカーペットの面積は5600平米。 32トンのウールのカーペットは、2年の歳月を掛けて完成したそうです。(何頭の羊の毛が必要だったんだぁ??)

真っ白な大理石の柱一本一本に螺鈿が施されています。
カーペットもただ大きいだけではありません。 緻密です。

真っ白で優美なモスクです。
色々な史跡に行く度に“一体創建当時はどんな輝きを発していたんだろう?”と想像を膨らませる時が多々ありますが、それがまさにここですね。
色褪せていない輝きを体験して下さい!
こうやって終わったUAE偵察。
巨大遺跡を数々残したエジプト、全ての道はローマに続いたローマ帝国時代、大航海時代のスペイン、産業革命のイギリス、黄金時代のニューヨーク。 それらがあるなら、地下資源を発端に爆進を続けるここは時代の中心地。
同じ時代に生きるなら一度はその世界を垣間見てみるのも素晴らしい経験でした。
色々な本などにも書いてありますが、この地域を旅行するなら“金の出し惜しみ”はダメなようですね。 ある程度の出費は覚悟の上で、ここでしか出来ない”ちょっと上”な生活を体験して下さい!