Friday, October 29, 2010

ashkenazy

 
今日は朝から2回ショー。 今夜がロンドン最後の自由な夜だったのですが、今日はロイヤル・フェスティバル・ホールへウラジミール・アシュケナージ指揮、フィルハーモニア管弦楽団を聞きに行って来ました。
最近はオペラなどには通っていても、オーケストラのコンサートを聞きに行くのは随分久し振り。 アシュケナージはピアニストとして活躍している頃からのCDが随分ありますが、最近は指揮者としての知名度の方が高いのでしょうか? しばらくの間日本でもN響の音楽監督をしていましたよね。  今回の演奏曲は
ラフマニノフ “死の島”
シベリウス ヴァイオリン協奏曲
ラフマニノフ 交響曲第3番
ヴァイオリンを担当したのがVadim Repin。(http://www.universal-music.co.jp/classics/release/artist/ra/vadim_repin.html)彼も大活躍のヴァイオリニストですが、ヴァイオリンの響きがなんとも言えずスムースで、いとも簡単に音をコントロールしているような感じでした。
さすがに2回ショーを滑った後でのコンサートだったので、死の島の演奏中は睡魔と闘ってしまいましたが、シベリウスが始まってからは目もすっきりでした。
ここのコンサートホール、なかなかいいコンサート・ホールでした。


ほーるのすぐ裏はテムズ川。 日暮れの景色も綺麗ですね。

Thursday, October 28, 2010

greenwich / rigoletto

今日もなんだか朝から小雨。 ショーの前に電車でグリニッジまで行って来ました。


グリニッジと言えばもちろんグリニッジ天文台や、経度ゼロ地点として有名ですよね。
これが世界標準時を表す時計です。


イギリスが海運国家として発展するためには正確な時間が必要だったのですが、この天文台が建設されたのがなんと1675年。 1990年には天文台としての役割を終えたのですが、中には昔の望遠鏡なども展示してあって大変興味深いです。


天文台は広大なグリニッジ公園の丘の上にあって、頂上からの景色は大変綺麗です。




ここもあのセント・ポール寺院を建設したクリストファー・レンの設計らしいのですが、この部屋で当時天体を観測していたそうです。
館内には航海で使用した時計が展示してあるのですが、どの時計も1700年代の物なのに、今でもしっかり時を刻んでいて、当時からの技術力の高さには驚きます。


ここが経度ゼロ地点。


ここが世界を西と東に分けているんですね。 まさに世界を股にかけてみました・・・。


このグリニッジは世界遺産にも登録されているのですが、ここは旧王立海運大学。 今もグリニッジ大学として現役なのですが、建物のあちこちに海と関係のあるデザインがされていて、当時の英国の航海技術の高さを感じます。


こんな大学、素敵ですね。
そして今日はショーの後、ロイヤル・オペラの“リゴレット”を観に行って来ました。


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これがロイヤル・オペラのリゴレットのクリップですが、キャストは違います。
指揮 Dan Ettinger
リゴレット Dmitri Hvorostovsky
マントヴァ侯爵 Wookyung Kim
ジルダ Patrizia Ciofi
マントヴァ侯爵を演じた韓国人の彼は、実は以前にもドイツのハンブルグ・オペラのラ・ボエームに出ていたのを観たことがあるのですが、声量と甘い歌声は素晴らしいです。これで演技力が増したら一流になるんでしょうね。 ちょっと朝青竜っぽい感じが残念…。 でも上手です。
ジルダ役の彼女がまた大変上手で、背がとっても低く細いのに、どこからあれだけの声が出てくるんでしょう?
リゴレット役の彼は、最近露出度も高く、世界各地の主要オペラで活躍していますが、今のオペラ界でも目立った、トップスターの一人ではないでしょうか。 彼の当たり役はエフゲニー・オネーギンのオネーギン役らしく、NYタイムズは“彼はこの役をするために生まれてきた“と評したそうです。 甘いマスクがまた人気の秘訣なんでしょうね!
指揮のダン・エッティンガーは東京フィルハーモニーの常任指揮者にも就任して、世界各地の著名なオーケストラでも客演をする若手の新鋭! このリゴレットが彼のロイヤル・オペラのデビューだそうです。

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舞台は違いますが、このクリップがソプラノの彼女の歌うジルダです。
舞台はと言うと、セットは大変シンプルで、1つのセットが回転するだけで場面が変わって、そこのところはもうひとひねりあってもいいのではと思いました。 もちろんこのオペラは卑猥な部分が多い出し物ですが、それにしても1幕の出だしから女の人の胸は露出してるは、男女とも全裸で絡むシーンやら・・・ 大変なことになっていました。 もちろん全員歌唱力は抜群だし、素晴らしい舞台でした。 しかし、やはりNYのメトロポリタンの方が大掛かりだし、豪華なのは否めないですね。

Wednesday, October 27, 2010

oliver

今日は練習と昼間の1回ショー。 楽々な1日でした。 ショーにはあのベッカムの奥さヴィクトリアもメンバーだったスーパー・アイドル・グループ、”スパイス・ガールズ”の五人組の一人、ジンジャー・スパイスことジェリ・ハリウェルが観に来ていました。 フィナーレで彼女の前を通る時に自分に向かって親指を立ててくれたのが嬉しかったです。


ロンドンにいる間にどうしても“オリヴァー”が観てみたかったので今夜行って来ました。
小学校の時、地元の市民会館でこのオリヴァーの”ウン・パッ・パ”を演奏した時に、アコーディオンにリボンが挟まってしまい、次の曲を指揮するために指揮台へ行こうと思ってドタバタしてリボンがほどけた思い出があります。



これがロンドン・キャストです。 どちらかというとオリヴァーよりフェイギンのほうがメインと言った感じの舞台で、しかもオリバーよりもドジャーの方が大活躍でした。 映画ではオリヴァーが中心だし、最近の、ミュージカルではない映画”オリヴァー・ツイスト”でもフェイギンの子供を愛し、悪者にはなれない葛藤とオリヴァーの健気さがよく描かれていると思います。 まだ見てない人はぜひ見てみて下さい。



このクリップは映画の中で自分の好きな"who will buy?"のシーンです。
キャストはみんなストーリーにぴったりで、ナンシーもそのままのキャラクターでした。
イギリス人ならみんなこの“オリヴァー”と”メリー・ポピンズ”は周知しているし、ミュージカルの曲だってみんな歌えると思います。 ショーの最中歌を口ずさむ人達もいました。 日本人もウン・パッ・パは知ってますよね?
名作です。

Tuesday, October 26, 2010

notting hill / onegin


今日月曜日は今週唯一の休み。 朝からノッティンヒルへ行って来ました。
映画”ノッティンヒルの恋人”の舞台でもありますが、高級住宅地で、ヒッピー系やアンティークなお店やカフェなどが並んでいて、休日の午後を過ごすにはいいところです。


マーケットなども開かれていて人通りは多いです。


ここにはポール・スミスのウエストボーン店があって、ヴィクトリア朝の住宅一軒を店舗にしています。


3階にはテーラーもあって、お金のある人はここで一着仕立ててみて下さい。^^ 他にも他の店舗では見ることのない商品が沢山並んでいて、ちょっと立ち寄って見るだけでも楽しいお店です。


そこからハイド・パークを通ってケンジントン宮殿へ向かいます。


今日は天気も良く鳥たちも元気。




ここがケンジントン宮殿です。 ケンジントン宮殿と言って一番に思い出すのはダイアナさんですが、には7人のクイーンやプリンセスが住んでいたそうです。 中でも有名なのはアン女王、ヴィクトリア女王、プリンセス・ダイアナ(現在はDiana Princess of Walesと言うのが正式でしょうか?)と言ったところです。 


宮殿の裏庭。 緑の芝生が綺麗です。


こんな可愛らしい庭もあります。

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そして今日は昼食が遅くなってしまったので、折角だからとAfternoonTea。
実はいつもイギリスに来る度に一度はやろうと思いつつ機会がなくて、やっと今回初めて注文してみました。 これで2ん分ですが、紅茶と一緒に食べてると結構おなかはいっぱいになりました。
イギリスの紅茶の消費量、半端じゃないです。
そして今夜は楽しみにしていたTheRoyalBalletのチャイコフスキーの“オネーギン”!





オネーギンを観るのは初めてですが、話の筋は侯爵オネーギンと田舎娘タチアナを中心とした恋愛の物語。 プライドの高いオネーギンに一目惚れしたタチアナ、熱烈なラブレターを書きつつも相手にされず、田舎生活が面白くないオネーギンは友達レンスキーの婚約者オルガと舞踏会でダンスを踊り
そこでレンスキーの嫉妬を買います。 激怒したレンスキーにオネーギンは決闘を申し込まれるものの、レンスキーは決闘に負け18年の短い人生を終えます。 時は流れ国外に出ていたオネーギンはモスクワに戻り、パーティーで侯爵夫人となり、美しく変身したタチアナに出会います。 今度はオネーギンが後悔と共に切ない恋文を書きます。 タチアナは彼への想いと葛藤しつつオネーギンを拒絶し、オネーギンは悲嘆に暮れ、タチアナも苦しい思いのまま幕が下ります。
3幕構成なのですが、どの幕も30分程度と短く、話がどんどんと進んで行きます。 始めの2幕は淡々と進むのですが、最後の3幕、オネーギンとタチアナの心の葛藤の踊りの部分では、オーケストラの盛り上がりと共にその踊りでの表現に鳥肌が立ちました。 タチアナ役の演技がとても上手く、最後の最後に盛り上げました。 オネーギン役のJohanKobborgも大変上手で、憎い役ながら最後には自分に苦しみが回ってくる難しい役をぴったりとこなしていました。
ビデオはタチアナがラブレターを書くときに夢の中で出てきたオネーギンと踊るシーンです。 

Monday, October 25, 2010

st. paul

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この階段を見てすぐに映画“メリー・ポピンズ”の鳩おばさんの歌うシーンが出てきたらかなりの通でしょう。
はい。 ここがロンドン金融街にあるセント・ポール大聖堂です。
1666年のロンドン大火災の後、クリストファー・レンによって再建され、1710年に完成しました。
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正面にはアン女王の像が立っています。


入場料を払うと、教会はもちろんドームの上まで上がれるのですが、内部のドームの淵”ささやきの回廊”までが259段、その上屋外の“石の回廊”までが119段、そして最上階のこの景色を見れる”金の回廊”まではさらに152段。。。往復1060段の狭い階段を上がり降りするので、足と心臓に自信がない人は断念しましょう。。。^^; 
写真の正面が金融街Bank周辺。


テムズ川とロンドン・アイ、国会議事堂方面です。


ロンドン・ブリッジも見えますね。


第2次世界大戦中も、何度も爆撃の危機に遭いながら、市民の消火隊によって教会は守られました。


ドームまでの高さが365フィート(111メートル)で、1年の日数に合わせてあるそうです。
教会内部では写真が撮れないので説明だけにしますが、主祭壇の天井などは美しいモザイクで飾られていて、ドームの下の部分にも聖書のマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ等がモザイクで描かれているのですが、天井部分は彫刻のレリーフ風に絵が描かれています。 その理由としては、モザイクだとヴァチカンのサン・ピエトロのようにカトリックっぽ過ぎる(イギリスはローマ・カトリックから脱退したイギリス国教会なので)、後は予算が膨大にオーバーするといった理由だったそうです。
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自分のここの印象としては、チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式がここで行われた時の記憶がほんのかすかにあります。


この付近、すらっとスーツを着こなした金融エリート・サラリーマンが沢山歩いてます。
ところで先日行ったコートールド・ギャラリーのあるサマセット・ハウス。 行った時からどうもその風景に覚えがあると思っていたら、自分の時々見る映画の1つ"the duchess"(邦題”ある侯爵夫人の生涯”)で、デューク・デボンシャーが住んでいる館がそこの設定でした。 映画を見ている時から綺麗な場所だなぁ。。。と思っていたので、まさかそこが撮影の場所だとは思いませんでした。
しかしヨーロッパの街は、どこでもすぐに中世の映画の撮影には使えそうなので納得です。

Saturday, October 23, 2010

courtauld gallery


この四方をぐるりと建物が囲む、伯爵でも住んでいそうな 場所は“サマセット・ハウス”と呼ばれる場所で、1700年代後半に建てられた新古典主義な建物です。
そして、この建物の一角に自分の好きな美術館の1つ"courtauld gallery"があります。


実業家サミュエル・コートールドのコレクションを元に設立されているのですが、小さなギャラリーなのに、その中に展示されている作品はどれも一級品です。 部屋数も少ないので1つ1つの作品をじっくりと、落ち着いて見て回ることが出来ます。
特にここには当時あまり注目されていなかったフランス印象派の作品が収集されていて、大変質が高いです。

参考までに2枚の作品を挙げると。

マネのフォリー・ベルジェールの酒場。 当時パリの社交の場だった"the folies-bergere"の様子です。 有名な作品ですね。


ルネッサンスの巨匠ボッティッチェリの"the trinity with saint mary magdalen and saint john the baptist"です。 かなり巨大な作品なのですが、ボッティッチェリ素晴らしいです。
他にもゴッホの”耳を切った自画像”など著名な作品が多いです。

national gallery

毎日朝から夜までバタバタしているので、ブログのアップがかなり後手後手になってしまいますが、ゆっくりアップデートしていきます。


ここがトラファルガー広間の正面にある”ナショナル・ギャラリー”。 ここも大英博物館と同じく入場料は無料。 規模と内容的にはワシントンのそれと同じくらいでしょうか。 著名な、誰でも知っている作品が数多く並んでいて、かなり見ごたえのある美術館です。

ここが会場の”O2アリーナ”。 かなり大規模なアリーナで、ロンドンでの主要なコンサートやイベントはここで行われています。 自分がここで滑るのは初めてです。


入口を入ると中がちょっとしたモールになっていて、スタバもあるのでコーヒーには事欠きません。^^

Wednesday, October 20, 2010

british museum


ここへ来るのももう3度目になりますが、言わずと知れたNYのメトロポリタンと同じく世界最大の博物館の1つです。


この博物館がオープンしたのはなんと1759年。 その当時の様子を残した展示室もあるのですが、所蔵品1つ1つがガラス張りの本棚のような中に収納されていて興味深いです。
ここの収蔵品の多くは大英帝国が日の沈まない国だった当時に、世界各地から収集(強奪?!)して来たものも多いのですが、未だに各国から返還運動が起こっているのはよくニュースでも見ますよね。


ここの最大の呼び物と言っていいのがこの“ロゼッタ・ストーン”。 1799年、ナポレオンがエジプト遠征に行った際にロゼッタで発見されたものですが、この石碑には同じ内容の文章が3つの文字(エジプト神聖文字、エジプト民衆文字、古代ギリシャ文字)で書かれていて、ギリシャ語は読めたので、それをもとに1822年、解読に成功したそうです。


気になる内容はと言うと紀元前196年に開かれたメンフィスの宗教会議の布告を書き写したものだそうです。


普段見ることのないロゼッタ・ストーンの裏側。


さて、ここはアテネのパルテノン神殿の展示室。 実はパルテノン神殿にあった彫刻等美術品は、すべてここに展示してあります。


なぜそういった貴重な文化財がここ大英博物館に展示されるに至ったかと言うと、1687年にオスマン帝国の火薬庫として使用されていた神殿がヴェネチア共和国の攻撃によって爆発炎上、彫刻等はひどい損傷を受けたそうです。その後1806年に、オスマン帝国の了承を得たエルギン伯が焼け残りの彫刻を持ち帰り、1816年に大英博物館に売却されたそうです。
確かに文化財の保存の意味では大英博物館は多大な貢献をしているのですが、ギリシャからの返還要求には応じていないのが現在です。
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TVの”世界不思議発見”では必ずと言っていいほどここの展示物が出て来ますが、エジプトの出土品、ミイラ等の数はかなりです。


これがあのイギリス一の陶器メーカーだったウェッジウッドのマークにもなっている”ポートランドの壺”のオリジナルです。 西暦25年頃にローマで作られたカメオ・ガラスで、18世紀にイギリスの外交官によってイタリアからイギリスに渡りました。 そして1790年にジョサイア・ウェッジウッドがジャスパーの焼き物として再現に成功しました。



実はこの壺1845年に展示中、見学者に割られてしまい125の破片になってしまったそうです。 それを5カ月で修復したそうなのですが、その参考になったのがウェッジウッドのコピーだったそうです。


雨上がりの夜のコベント・ガーデン。


地下鉄に沢山貼ってあるショーのポスター。 ありました"LoveNeverDies"と隣り合わせ!

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そして今夜再びLoveNeverDiesを観に行きました。
それと言うのも前回は残念なことにファントムが代役だったので、どうしてもCDで聞き尽くしているオリジナルな本人のファントムが見たかったんです。
まぁ驚きでした。 このファントム役のRaminKarimlooのパワフルさとエネルギーにはビックリ。 彼だけでショーが持っているのではと思うほど素晴らしかったです。 声量はともかく声も歌も演技も全て揃っていました。 歌の初めの一声だけでも鳥肌が立つほどです。
彼は生れはイランで育ちはカナダのトロントだそうです。
いやぁ。。。もう一度観に行った甲斐がありました。