Thursday, May 15, 2008

meknes

何度か途中で目が覚めながらも超熟睡の時に起こされたらもうメクネス。 友達は一緒にフェスまで帰ろうと誘うんだけど、やっぱ多少一人になりたかったので、結局ここで下車。友達の家にガイドブックも全て置いてきていたので、ここの地図もなければインフォメーションもなし。 こんな最果ての地で無謀だったけど、まぁこんなのもありかな・・・。バス停はちゃんと建物になっていたので、そこの待合室で、とりあえず夜が明けるのを待つことに。 一人だけ浮浪者っぽい人が寝ていたので、まぁ追い出されないことだけは判明。 外よりは暖かいものの、それでも結構震えるほどの寒さで、ジャージ一枚だけでブルブルなってました。こういうときの時間の流れは長いもので、途中で部屋の電気も消されちょっとミゼラブル・・・。 5時になったら外も明るくなってきてちょっと様子も分かるようになって来たものの、外に出て何があるのか分からないし、カフェなんかも空いてるわけなかったので、もうしばらくここで我慢!

6時。 もうこれ以上この寒い部屋にはいていられなかったので、とりあえず車が沢山走っていく方向を目指して歩きつつ、今日から2日間の宿も探さないといけなかったのでとにかくインターネットカフェを探すことに。しばらく歩くと、ちょっとよさげなホテルがあったので、中に入って尋ねると2日とも満室とのこと。 そんなわけないじゃん・・・ もちろんいきなり入って部屋聞いても断られる可能性はあるとは思ってたけど、日本人で服装だってシャンゼリゼ歩いても恥ずかしくないようなカッコウだったのに断るなよ!! あのフロントのオヤジ客が減って後悔しやがれ!説明ではすぐ近くにネットカフェがあって9時にならないと開かないと言われたものの、場所だけ確かめに行くと、その手前のカフェのが24時間オープンだって、おじちゃんが手招きするので、寒さもあったしそこで時間をつぶすことに。捨てる神あれば拾う神ありだね。 ラッキーとはこのこと!! コーヒーを頼んでボーっとしてドアを見てると”Wifi”の文字!! Yeesssssss!!!!!! なんとワイヤレスが飛んでいました! 今日はかなりついてるよなぁ。お陰で9時過ぎまでずーっと朝ごはん食べつつ、自分のPC繋いでネットをやりたい放題。 客もいないし、お店の人もいつまでいても構わないと言うような雰囲気だったので、書かないといけなかったブログも仕上げ、ついでに2日分の宿もブッキング! 全て順調に整いました。

結構体も疲れていたので、ちょっと早いけど、ホテルにいって部屋が開いてたら入れてもらおうとタクシーへ。ここのタクシーに一人で乗るのはこれが初めてだけど、絶対自分に対してはメーターは使わないだろうと思って、とりあえず気のよさそうなおじいちゃんっぽい人の車をキャッチ。 場所を説明して走り出してもメーターを押す気配なし。 

”メーター押してくれる?”
オヤジ無視。 
”メーター入ってないんだけど”
オヤジ無視。
”いくらで行くつもり??”
オヤジ無視。
”早くメーター入れろ!”
オヤジきれ気味に紙切れを見せて怒鳴るが、それはただの荷物に関しての追加料金表。(フランス語がわかんないと思ってごまかすなよ・・・。バカにするのもいい加減にしろ!)
”さっさとメーター入れないと降りるぞ!”
オヤジまた紙切れを指さして怒鳴る。
”早く押せ!!!” (もっちもかなり押しが利いてくる)
オヤジメーターを押す。

このやり取りの間にも500メートルは進んでいたので、結局オヤジの損じゃん・・・。 こんな手口は発展途上国では普通のこと。 ただの旅行者だと思って舐めるなよ! こういう奴らが国の印象とイメージを落としてることがわかんないのかね・・・。 昨日のおじちゃんみたいに100%いい人だっているのに・・・。 もったいない。

ホテルに無事到着。 数キロ走っても料金100円にもならない。 かわいそうだから優しいオヤジだったら色付けて渡してやんのにね。 バカだバカだ・・・。ホテルは欧米ではごく一般的なチェーンの、経済的なところなのに、やたらと綺麗だし、ちゃんとセキュリティーとドアマンまで・・・。 なんか1週間しかたってないのに、普通のホテルに泊まるのがこんなに心休まるとは。

残念ながら部屋はまだ開いていなかったので、とりあえずメディナまで歩いてコーヒーでも飲むことに。 すでに街は活気に溢れ始めていて、旧市街にはいる辺りではアラブ系の人達に囲まれてちょっと怖いくらい。 日本人って言うか、アジア人すら一人も見ないし、こういうのって結構心細いもんだね。しばらく歩くとガイドブックで見ていた大きなメディナの門へ到着。 この門はフェスのそれより随分立派。 門の前の広場をしばらく歩いて、ちょっとお土産の並んでそうな一角があったので入ってみると食料品ばかりのマーケットで、出口を探していると肉屋の近辺に来てしまって、そのとたん大声を出しながら巨大な牛のぶった切られた頭を担いだおじさんが細い路地を向かいから早足で歩いてきて”うぅぅぅぅぅ。。。。な、生首” 間一髪で”牛汁”を浴びるのを避けたと思ったら今度は生々しい胴体・・・。 次々に足やら各部位を担いだ人達が流れ込んできて食欲超減退。 肉大好きでダイエットできない人いたら、こういうの見ると絶対痩せれると思う。

とりあえず門のところまで戻ってそこに一番近いカフェへ。 なかなか紳士的なおにいちゃんがフランス語で注文に来てくれてホッと一息。 フェスと違ってやたらと声を掛けてくる連中もいないし、お店を見ていても無理矢理値段交渉に来られることもなく、結構大人しい印象。門の前の広場は多くの人が行き来していて、中心には変な服を着せられた写真を撮る用のラクダやロバなどがいるし、どこかのCD屋からは大音響でアラブ音楽が流れていて、門の前には観光バスから流れ出る欧米人。 ローカルタクシーや警察、とにかくありとあらゆるものが流れ動いていて、カオスそのもの。 自分は単なる傍観者。
そんな風景も見飽きたので、ホテルへ帰ることに。ホテルの隣がマクドナルドだったので、ちょっとアメリカの味懐かしさに立ち寄ると、結構いい値段がするんだね・・・。 マックもここではちょっとした高級食?!

ホテルにはすんなりチェックインできて、4時から動き続けていたのでシャワーを浴びて完全休息。夕方に一度ガス・ステーションへ買い物へ行くものの、とにかく一人の場所が欲しかったので、部屋に戻って映画見て1日終わり。

そろそろモロッコ拒否症状が出て着始めてるかも・・・。 もちろんここの国の文化は素晴らしいし、心優しい人は沢山。美しい国だとははっきり言えます。 ただ、もし自分に前世があったとしたら、ヨーロッパ人だった可能性はあるかもしれないけど、イスラム圏に住んでたことは絶対無いと思えるほど肌が合わない。。。 4,5日の滞在がベストだったかな。 

ここモロッコのファッションに関して書くと、男の人も女の人も、トラディッショナルなモスリムの着るフードの付いたドレスを着ている人が多く、結構な割合で女の人はショールを頭に巻いています。このショールも、宗教とはそんなに関係はないらしいんだけど、フード付きのドレスはどう見ても占い師のようです。 女の人の中には顔も全て隠して目だけしか出していない人もいるのですが、これは地方に行くほどその割合が多いようです。 この目だけしか出してなく、全身黒尽くめな女の人たち、結構見た目が怪しくて、全く誰なのか見当もつきません。 以前この格好で銀行に押し入った男の人たちもいたそうで、やっぱり怖いよね。若者は結構欧米風だけど、ほぼ99%偽物のブランド名の入った服を着ています。 なぜかエンポリオ・アルマーニが多く、その次にD&G、エナジー、ディーゼルなどですが、みんな何がエンポリオ・アルマーニなのかなんてわかってないよね・・・。 一体、このヨーロッパでもそこまで普及率の高くないエンポリオ・アルマーニをここまでモロッコで有名にした要因はなんだったのでしょう?!?!

erfoud

朝は5時に起床。寝ている間はそんなに寒くはなかったものの、寝袋から出るのはちょっと辛いくらい寒くて、オマールがミント・ティーを運んで来てくれるまでは動けませんでした。さっさと寝袋を片付けてラクダに乗せて、朝日が登る中2時間かけてまた来た道を戻ります。 朝の光がラクダの影を長く伸ばして、砂に映るそれはまさにサルバトーレ・ダリの世界。 昨日すでに痛くなっていたお尻は、乗ってすぐからすぐムズムズし始め、岐路も結構辛かったです。 しかし下り坂の処理の仕方は結構慣れてきて、手放しでも、ちょっとした馬に乗っているような感覚で歩くことが出来ました。 

宿に帰って朝食を済ませると、本来もう一泊して帰ろうと思っていたけど、友達が退屈してしまったので、今夜には町に戻ることに。 中継地点の町までの交通手段が特にないので、結局隣町からタクシーを呼ぶことに。宿から長距離バスに乗る場所までは1時間半も離れていて、タクシーで200DH。 それでも3000円程度なので安いものか・・・。


これがMergouzaの町。 ちょっとした集落だけなのですが、2005年からここに繋がる道が舗装されたらしく、観光客が来やすくなったためか、どんどんと新しいホテルなどが建ち始めています。 去年ここを訪れた人が8万人だそうで、これからもっとその数も増えていくのでしょう。



途中砂利道を抜けてからの1本道は随分とスピードを出していたので、どのくらいで走れるものなのかスピード・メーターを見たら。。。壊れてました。(全てのメーターがゼロ! これじゃどれだけガスが入ってるかもわかんないじゃん!! ついでに運転手のおじちゃん”暑かったらノブ回して窓開けてね”。。。”ノブありませんけど・・・。”) 恐るべし50年代ベンツ。 

随分と長い間走ってErfoudに到着。 バスのチケットだけ購入して、お腹がすいていたので食堂へ。



バスの時間までは8時間もあったので、のんびりポストカードを書いて過ごしていると、友達が随分とそこの食堂のおじちゃんと仲良くなって、時間つぶしにその人の知り合いと言う人に町を案内してもらうことに。 どうせすることもないし、チップ渡して散策に行くことに。カスバと言う場所まで言ってくれるそうなんだけど、またそこまでの道のりがすごいこと・・・。 よくTVなどで見るアフリカの田舎の風景と言った感じなのですが、やしの木が沢山生えていて、その間で小麦の栽培をしています。 馬やロバがひっきりなしに行き違って、一体どこに連れて行かれているのかかなり不安に駆られました。



畑の畦を4,5キロ歩いてカスバに到着。すると今度は別の”怪しき”おじちゃんと子供たち登場。 みんなフランス語で話し掛けてきて、とりあえず挨拶は返さなきゃと思って返事をしていると、そのおじちゃんがカスバの中を案内し始めて、自分にはその壁に囲まれた一帯が何かも分からないし、説明によると古い建物で、映画の撮影なんかも行われるとのこと。 しかしとってもミステリアスなところで、一人だととても近寄れないような場所。 友達はアラビア語で話しているので成り行きが分かっているようなのですが、付いていっているほうは案内人もこのおじさんも怪しく思えてかなり不安。


細い路地の鉄のドアを開けて入れとのこと・・・。 ”え~~~っ!” もしかして拉致?! なーんて思えるほどやばそうな所で、でも、おじちゃんはお茶を振舞いたいとのこと。 全員彼について中へ。 家の床に開いた穴からバケツを突っ込んで水を汲んで、それでお茶を焚き始めました。 う~ん。。。 絶対雑菌満載・・・。ちゃんとボイルしてください!


これって若手タレントが秘境で生活するあのウルルンなんとかにそっくり・・・。 お菓子まで出してくれてかなり歓迎ムード。 30分ほどのそこでの雑談の後、彼が畑なども案内してくれるとのこと・・・。



一人では引き返せないので、ここまで来たらついて行くしかない! 時々”なんで自分はこんなアフリカの農耕地を歩いているんだろう?”なんて気になりながら、やしの木の受粉などについての説明まで受けました。。。 かなり歩いた後、そこでおじちゃんは”welcome"の一言だけ残して去っていきました。 本当に気のいいおじちゃんだったんだね・・・。 色々疑ってしまってごめんなさい。
結局10キロ以上歩き回って再びさっきのカフェへ。ここのおじちゃんもなかなか気のいい人で、それからバスが出るまでの2時間あまりをここで過ごすことになりました。 時間の流れがかなりゆっくりです。
8時半。 無事にバスに乗って時間通り出発。 今回も多少バスの中は寒かったけど、それでも前回のように凍えるほどは寒くなかったので助かりました。

Wednesday, May 14, 2008

camel treck

今日は楽しみにしていたCamelTreckの日。友達はすでに何もないこの地に飽き飽きしているので、それをなだめるのが大変・・・。 自分はここの宿に、今まで泊まってた日本人が残して行ったらしき雑誌や本が置いてあったので、日中はのんびり中庭で読書。 こういう何もない場所では、こうやって時間を過ごすのが最高。 ”暇だーっ!”とウロウロし続ける友達は無視。


夕方4時。 いよいよトレッキング開始。 水は沢山持っておけという事だったので、1.5リットルボトルをバックパックへ。 香港に住んでいる中国系アメリカ人の親子と計5人での出発。 ガイドとして現地人のオマールがラクダを引きます。宿の裏に行くと、すでに4頭のラクダが待っていて、まじかに見るラクダにちょっとドギマギ・・・。 でも意外に大人しく、見た目はとってもかわいいです。 
普通にまたがっていざ立ち上がる時になると結構ゆれて、しっかり掴まっていないと振り落とされそうなくらい。 ラクダって結構足が長いから、後ろ足から前の膝を付くように立ち上がって、それから前足を交互に立てるので、上に乗ってる人はバランスを取るのも大変。さて、準備が整ったところでいざ出発。 5分もすると砂漠の真っ只中で、そんなに歩くスピードは早くないものの、ちょっとした遊園地の乗り物に乗っているような感じ。 道のりは小さな丘の上り下りの連続で、登りは結構楽なものの、下りはラクダも砂に足を取られるので、自分達もかなりの衝撃。 全く休憩なく歩き続けるので、1時間も歩いているとだんだんとお尻が痛くなってきて、結構辛い状態に・・・。 ラクダに乗っているより、結構普通に歩いた方が楽だったり・・・。





約2時間でキャンプに到着。 日没前だったので、そのまま砂丘に上がって夕日を眺めることに。 2日続けてこの景色を眺めているけど、やっぱりかなり壮大。 下にいたら分からないけど、高いところから眺めるとちゃんと砂漠の端っこも見えて、この砂が永遠には続いていないことは分かります。
丘を降りると、もうお決まりになったミント・ティーが振舞われてホッと一息。こんな砂漠の真ん中のキャンプに猫が一匹住んでいて、オマールが連れてきて住まわせているとのこと。 結構ガリガリで、半野生化しているものの、人恋しさか人懐こく寄ってきます。だんだんと日が暮れてきて星が光り始め、自分達も夕食。 これまたお決まりとなったタジン。 真っ暗の砂漠の中に敷物1つ。 5人で食卓を囲んで楽しく雑談。 自分達でも結構大変なトレッキングなのに、この香港から来た2人の4歳の子供は結構ハイテンションで、2時間のトレッキングも平気なもので、夕食後も色々エンターテインしてくれました。 気温もちょっと下がってか、虫たちもチョコチョコ歩き回っていて、ちょっと心配でオマールにサソリのことを聞くと、”あ、サソリね。いるよ!”とのこと・・・。 そんな平気な顔しているって・・・。 刺されたらどうするの?!?! 特に大げさにも言わないところを見ると、刺された人とかはいないのかな?!

夕食後、まだ9時前だけどもう就寝の準備。トイレはないので、適当遠くまで歩いていって用をたします・・・。 ”立ちしょん”なんて小学校の時以来やったことなかったけど、満天の星空の下、砂漠のど真ん中で用をたすなんてちょっとレア。 
寝床は砂の上にただマットを敷いた上に寝袋。今夜はそこまで冷え込みもきつくなかったのでちょっと安心。 半月でも結構明るく、寝転んで上を見上げると無数の星。 こんな美しい星空を見上げながら眠りにつけるなんてなんて贅沢・・・。 明るい流れ星が1つ。 夢のような景色でした。深夜過ぎ、風が出てき始めて出している頭だけが冷えてきて、風とともに砂も舞い始めました。 半分寝ぼけたままブランケットを頭まで被せて”明日になったら自分は砂に埋まっているかも・・・”なんて思いつつ寝てました。


ここがキャンプ。 いくつかのテントが張ってあるのですが、それ以外には何もなし。 大自然のど真ん中です。


砂漠の朝。 同じ日の出でも全然違った雰囲気です。

Sunday, May 11, 2008

sahara

バスは恐れていたほど古い車体ではなくて一安心。 車内は結構満席であんまり余裕なし。 すんなり眠りに入れたものの、途中で急激な寒さに襲われて目が覚める。 ”地球の歩き方”には冷房はあっても暖房が入らないみたいなことが書いてあったけど、まさにこのことか・・・。 長袖は一枚しかないし、パンツはショート・パンツだし・・・。 誰が砂漠に行くのにウィンター・ジャケットなんて持ってくるかぁ! 持っていた半袖を重ね着して、薄いストールを足に巻いて防備。 それでもまだ寒く、まだ数時間も乗っていないといけないのに・・・明日には風邪ひいてるかも。。。途中何ヶ所かストップしては人が乗り降りして、一度トイレで降りたときには震えが止まらなくなるほど寒く、もうヤバイと思った頃に暖房を入れてくれて地獄に仏。 一命を取り留めたところでちゃんと眠りに入れました。ふと目が覚めると外は明るくなり始めていて、窓の外を見てびっくり。 そこはまさに”インディー・ジョーンズ”の世界で、深い赤茶色の岩の渓谷にパーム・ツリーのオアシスが広がっていて、思わず”おぉぉ!!”。 やはりこんな世界は存在していたんだね。 そこをしばらくすぎると、もう後は小石の散らばった荒涼とした台地が広がっていて、360度地平線の見えそうな一本道。当初の予定ではErfoudで降りようと思っていたんだけど、結局その先のRissaniまで行くことにして朝6時に到着。 本当はここからホテルのトランスポーテーションがあるという話だったのに、そんなのもちろんないよね・・・。 何度も電話して確認しておいたのに・・・。 まぁ、こういう国で物事すんなり行くわけないよね。



友達がグランド・タクシー(オンボロな、今にも壊れそうな普通の車)と交渉して、70DHでホテルまで連れて行ってくれるとのこと。 隣の車で寝ていたおにいちゃんを叩き起こして”連れて行ってやれ!”みたいな感じ。 お兄ちゃん寝耳に水のような感じだったけど、さっさと起きて砂漠地帯の道を突っ走ってくれました。40分くらいでMerzougaに到着して、幹線道路を外れると道は舗装されていなくて、ただの砂利のでこぼこ道。 オンボロ車にはかなり負担がかかってそうだったけど、何とか宿を見つけてくれて目的地に到着。
宿は”AubergeSahara”。 まさに田舎宿といった雰囲気で、主人のハッサンは気さくそうな人。ミント・ティーを振舞ってくれて、とりあえず部屋を決めたら昼食までは一休み。 宿のすぐ裏に出ると、そこにはすぐ砂漠が広がっていてちょっと目を疑うような感じ。朝はかなり冷え込んでいたものの、やはり日中はかなり気温が上がって、ランチの後に我慢が出来なくてちょっと砂の上に上がったら、まぁ足が焼けそうなくらい熱くて夕方まで散策は待つことに。 宿の人もみんな昼寝。。。


3時半になったので、ゆっくり砂丘の頂上を目指して歩くことに。 まだまだ日が高くて暑かったものの、もうこれ以上待てませんでした・・・。砂は随分とサラサラしていて、時々靴でも歩けそうなくらい堅い部分はあるものの、大部分は足が埋まってしまうので、靴やサンダルで歩くのはちょっと不便。 結局裸足が一番で、これから3時間、ひたすら裸足で歩き続けます。



砂漠に足を踏み込むと、そこには砂の丘があちこちでうねっていて、行けども行けども砂、砂、砂。。。 斜面ではかなり足が取られてかなりの労力が必要です。 まだ時間が早かったせいか誰一人として周りにいなくて、なんだか地球に一人だけ取り残されたような感じ。 途中で友達はリタイヤしたので、自分はひたすら丘の頂上を目指して歩く、歩く。 どこをどう歩いたらいいのか全く分からないけど、とりあえずてっぺんを目指します。 結構息も切れるし、歩いて来た足跡を見ると心細くなるほど・・・。(一見迷子になりそうな感じだけど、ちゃんと方向は分かって歩いてるから平気^^)


日が暮れかかるとこうやって観光キャラバン隊も出発です。 砂漠とラクダってホントイメージのまんまです。


のんびり歩いて1時間ほど。 やっと目指す頂上へやって来ました。 ”ついにこんな所まで来てしまった”と言うのが正直な感想。 世界中旅して、色々なものを見てきたけど、たった一人で砂漠のど真ん中の丘の上から360度地球を眺めるのはとっても不思議な感覚。 30分近くボーっとその景色を眺めていました。


日も暮れかかってきたので下山。 降りは登りと違ってかなり楽で楽しく、ずぶずぶと足をのめりこませながら一気に駆け下りました。 眼下にはこれから頂上を目指す人たちが沢山見え始めていたけど、やはり初めに足跡をつけながらここまで登ってきたのは価値があったかな。(みんな自分の足跡を辿って上がってきてました。)日が傾くと砂の色がどんどんと濃くなって、うねりの影もいっそう鮮やかになってきます。ちょっと気温が下がったせいか、虫たちも沢山歩き始めていて、自分はサソリに出会うのが怖いので草の生えているところを避けてひたすら岐路へ。




砂漠でも色々な生き物に出会うけど、一番多いのがこのフンころがし?! あちこちに足跡を残して砂漠中走り回ってします。



日没。 大きな太陽が沈んでいきました。 1つだけ、ここサハラで1つだけ厄介なことが。 それは”ハエ!!!” いくら砂漠の真ん中にいて静かに景色を眺めたくても、常に5匹くらいのハエには襲われます。この遠慮も会釈もないハエたち、顔であろうと足であろうととにかくたかり続けます。 日が暮れかかるとどこかに行ってしまうものの、この存在、かなりうっとうしいです。

Saturday, May 10, 2008

medina

8日。
朝はアパートでみんなと朝ごはん。みんなそんなに食べないので、自分ひとりが食べているようで、これまたとっても気が引けました・・・。 やっぱりちょっとお客さん用に色々用意してくれてて、どうやってお礼をしたらいいのか分からず・・・。





昼前からいよいよメディナへ。ちょっと手前にユダヤ人の居住地区から散策開始。 細ーい路地の人ごみの中を、時々ロバや馬が通るのを避けつつ延々歩いてブー・ジュルード門の前の広場へ。 城壁に囲まれたこの空間だけでも異次元の世界で、最近どこへ行っても新鮮味に欠けていた自分にとっては、とっても新しい経験でした。
道の両端には所狭しといろいろなものが売られていて、日用品に混ざってこんなハリネズミやカメなんかも売られています。


この門がブー・ジュルード門。 正面が青色で、裏側は緑色をしています。
この門をくぐると、いよいよ混沌としたメディナへ。 それまで以上に道も狭く、人も沢山。 Fezではお土産にミント・ティー用のポットとバブーシュと呼ばれるサンダルを買って帰ろうと思っていたので、時々色んな店に足を止めつつ、独特なイスラム建築を楽しんで歩きました。 自分は現地の友達と歩いていたのでそこまで色々な勧誘は来なかったものの、ちょっと友達と離れた瞬間に数人は日本語で話し掛けてきて、お店やガイドの誘いを始めます。 ホントこれだけは友達がいてくれて助かります。


メディナの細い路地のあちこちには、このように鮮やかな色をした水飲み場(手洗い場?)が沢山点在しています。



これがモロッコのサンダル”バブーシュ”。 結構革の匂いがきつく、これで1つ80DH。 得してるんだか損してるんだか・・・。 


これはモロッコの焼き物。 青色はフェス・ブルーと言われるそうで、陶器コレクターの自分としては一点は購入しておかないと・・・。 お皿一枚で120DH。 これも価値が全く分からない・・・。 まぁ、ちょっと多めにお金払ってる気はするけど、少々な金額けんか腰で値切らなくてもね。




メディナも後半に差し掛かるところに以前は宿だった”ウード博物館”があって、外観もさることながら、20DHで内部に入るとなかなか美しく、漆喰の壁と木のコントラストが美しく、展示物はさることながら、建築を見るだけでも入ってみる価値はあります。 屋上のテラスがこれまた美しく、そこからFezの町並みを眺めることもできます。 カフェも大変気持ちがよく、ここで初のミント・ティーを飲みました。 かなりミントの匂いがきつく、それでもさっぱりして美味しい飲み物でした。 グラスに入って出てくるので、自分はてっきり冷たい飲み物だと思っていたら、実はホット・ティーでした。



ここを出ると、次は有名なタンネリと呼ばれる革の染色をしている場所へ。 細い入り組んだ路地を抜けて革製品屋さんの迷路のような店内を抜けて屋上に出るとそこは動物の死臭とアンモニアの混ざったようないような匂いに包まれていて、ここに出る前にミントの葉っぱを渡された理由を納得・・・。 嘔吐をもようしそうにもなるこの匂い。 お店の人の説明は親切で興味深かったのですが・・・。 うぅ。。。店内に戻って製品の説明を聞くものの、言い値を値切る気も起こらず店外へ。その後帰り道にサンダルは購入したもののいいポットは見つからなかったので、また明日以降かな・・・。


これはモロッコの名物料理”タジン”。
モロッコに来る人なら何度も口にすると思いますが、独特なスパイスの効いた美味しい食べ物です。
素手でパンをちぎりながら手掴みで食べます。
今日はこの後新市街に戻って、コーヒー屋でのんびり。 CTMのバスチケット売り場へいってErfoud行きのチケット130DHを買って帰宅。今日もかなり忙しい一日だったので、明日はちょっとスローダウンしたいかも・・・。