Thursday, October 30, 2014

birmingham

 ここバーミンガムには2週間滞在してますが、アパートに2週間暮らせるのは有難くて、毎日キッチンや洗濯機が使えるこの幸せ!


 会場へ向かう途中にバーミンガム美術館、博物館があるのですが、以前ワシントンDCのナショナル・ジオグラフィックの博物館でもエキシビジョンが行われていた、バーミンガムからも程近いスタッフォードで発掘されたアングロ・サクソン人の埋蔵品がここに常設展示になったそうなので、また見に行ってきました。
以前ナショナル・ジオグラフィックの博物館で見たときには代表的なものだけ来ていたのですが、ここにはほぼ全ての発掘品が戻って来ているので、展示品の数も随分と多かったです。
以前ブログにも書いたと思いますが、この埋蔵品は宝探しの好きなおじさんが金属探知機で田舎の原野から発見したのですが、5094キロの金、1442キロの銀、3500点の、インドからもたらされたであろうガーネットが発見されています。 埋蔵品は7世紀から8世紀のものと思われていて、これだけ大規模な発見は他に例がないそうですね。
右側の金の塊を復元すると左の十字架になります。 発見された場所の関係から、いまだにこれがキリスト教徒が残したものなのか、それとも異教徒の人達が残したものなのかははっきりしていないようです。

馬、もしくはタツノオトシゴの細工ですが、大変細やかな細工がしてあります。

当時の、なんだか粗野なイメージのある時代にもこんな繊細な加工技術があったんですね。
先日ちょっと早いハロウィン・パーティーがありましたが、自分は特に仮装することもなく、普通に楽しんできました。
さぁ、忙しい週末を乗り越えよう。

Wednesday, October 29, 2014

pinocchio

いやぁ・・・ 長らく日本での公演もしていないし、自分のピノキオを観る機会のなかった皆さん! 先日のニューキャッスルでのビデオをアップロードしました。 どうぞお楽しみを!
あと、先日マンチェスターでの練習風景もアップします。 何とか5種類飛びました。
 

Wednesday, October 22, 2014

elaine paige

マンチェスターでの公演も大盛況のうちに終わり。 日曜の夜にはバーミンガムへ移動してきて、月曜の早朝にバスに乗って・・・
久し振りのロンドン!!
なはずなのに・・・ あまりに知った道ばかりで、久し振りに来ている気がしない・・・。 それでも前回のヨーロッパ・ツアーの時以来だから4年振りなのか?? うーん・・・ そんな気はしない。
このモニュメントはロンドンの大火災の記念碑。
ちょっと買い物の予定があったので、金融街バンク周辺をウロウロ。 ここのアーケードで仕事終わりのスーツの方達に混ざってランチ。
その後ホテルのあるケンジントン周辺をプラプラとしたら、蝶ネクタイにバーバリーのジャケット着て、今回のロンドン小旅行のメイン・イベントのコンサートへ。
ここロイヤル・アルバートホールには大昔にサラ・ブライトマンのコンサートを聞きに来たことがあったのですが、ロンドンでも重要なホールの1つです。
この度のコンサートは、イギリス、もしくは世界のミュージカル界を不動の文化に押し上げた歌手の一人、伝説のエレイン・ペイジの女優生活50周年のコンサート。
イギリスのウエスト・エンドをブロードウェイの2大巨頭としてひっぱってきたのは、アンドリュー・ロイド・ウェバーやティム・ライスであって、歌手ではサラ・ブライトマンであり、エレイン・ペイジ。
すでにみなさんお歳を重ねてきて、エレイン・ペイジも66歳。 つい数年前に彼女の"Follies"をブロードウェイで観ましたが、まだまだ現役バリバリです!
数々の大ヒット作の主役として活躍してきた彼女の歌をライブで聴くことが出来るのは、自分にとってはタイムスリップして美空ひばりのコンサートにでも行った感じ?!
 ここはバーからのドリンク持込OKなので、大きなグラスにピノ・グリージオをなみなみ注いで準備完了!
ロイヤル・アルバート・ホールとあって、BBCオーケストラをバックに登場!
まず初めはエビータから"Don't Cry for Me Argentina"。
はじめあまり声が出ていないような不安があったのですが、その後どんどん調子が上がって、いつものエレイン・ペイジ全快。
彼女のショー生活を振り返りつつ、数々のヒット作を歌ってくれました。
彼女のデュエットのパートナーとしてゲスト出演したのが、アイスランド出身のGardae Cotes。 彼女の休憩中に披露してくれたのがこの"Huntinh High and Low"。 ライブでは素晴らしい声量を会場中に響かせてみんなうっとり。
前半のハイライトだったのが”サンセット大通り”。
舞台袖から当時と同じこの衣装で登場したら、自分も含め会場中どよめき。
最高に素晴らしかったです!!
後半は、最近彼女の演じたエディット・ピアフの中から数曲披露してくれた後、これまた彼女の代表作”チェス”。 これまた超カッコよかったです。
そしてゲスト・シンガーのGardar Cotesが退ける際に、もう一曲披露したのが、あの"Love never Dies"から"Til I Hear You Sing"!!! あまりのサプライズと歌声に目が潤んでしまいました。 アンドリュー・ロイド・ウェバーは素敵な音楽を沢山自分達に作ってくれていますね。
胸いっぱいなコンサートも終盤。 そうなれば観客全員これを聞かなければ帰れない曲。 彼女の歴史的ヒット"Cats"から"Memory"!!!
生メモリーを聞くことが出来たなんて、あぁ・・・同じ時代に生きててよかったなぁ。。。 と言った感じ。 
そして最後に花束を持って登場したのがアンドリュー・ロイド・ウェバーとティム・ライス!!!!
WHAT????? もしかして来たりなんかして~?なんて薄い期待はしていたけど、やっぱり二人揃って来たんだぁ!!! 大サプライズでした。
いやぁ・・・ 音楽史に残る歌の数々を、本人のライブで聴くことが出来たこの幸せ。 今回うちのパフォーマンス・ディレクラーにも教えたら、座席は違ったものの大喜びで来ていたので、その後二人で飲みに行ってミュージカル談義に花が咲きました。
そして今日火曜日。 珍しくすっきりと気持ちのいい朝。 ホテルの周りは高級なアパートばっかりだぁ・・・。 誰か部屋買って!!
駅までの散歩も気持ちいい!!
やって来たのはオックスフォード・サーカス。 ド・メジャーなショッピングエリア。
本当はここのアルフレッド・ダンヒルのバーバーで髪を切ってもらう予定だったのですが、昨日急に電話が掛かってきて、ドレッサーの人が家族の急用で休みになったので、予約をキャンセルしたい。 しかも、いつ戻って来られるか分からないから、次の予約も入れかねているとのこと・・・。 楽しみにしていたので残念・・・。 しかしまぁ、新しく出来たヴィヴィアン・ウエストウッドの店に行ってみたり・・・
ここロンドンの名門デパート。"Liberty"へ。
ロンドンと言えばハロッズかもしれませんが、あちらがオープンしたのが1834年。 このリバティーは1875年に芸術、美術品や織物を扱うお店としてオープン。 現在は織物のブランドとしても有名です。
入り口が品よく並べられた花で飾られたフローリスト。
ハロッズと違い、昔の人達はこうしてショッピングを楽しんだんだろうな・・・と言った感じの商品陳列。 インテリアも素敵だし、さすがリバティ。
扱っている商品もありきたりなブランドだけではなく、かなりセレクトして世界中から集めているのが見て取れます。
ランチまでにはちょっと時間もあったので、2階に併設してあるカフェでアール・グレイをいただきました。 もちろんカップはリバティのカップ。 トーコさんは絶対ここのカフェ好きなはず!
ハロッズは完全に超高級路線で派手な感じですが、こちらリバティは、イギリスの素朴で、でも格調高い雰囲気があって好き。
ここへ来た理由の1つが、母へのクリスマスのギフトを買い込むことだったので、このカフェからスカイプして、どんな布が欲しいかリサーチ。 もちろん母はリバティのことは周知していましたが、自分的にはプリントの種類が多すぎて、どれを選んだものか随分と迷いました。
どうやら日本国内でもいくつかのデザインを買って、日本で生産しているものがあるようなのですが、それでもメートル3000円くらい。 輸入の布になるとメートル5000円だそうです。 さすが高級品。。。 こちらではメートルが22ポンド($35)。

プレゼントは3点買いましたが、そのうちの一点だけ教えるとこの柄です。
これは自分が4年前に、ここロンドンのフレッド・ペリーでリバティとのコラボレーション・ポロシャツを買ったのですが、そのポロシャツの柄がこれ。

イギリスと言えばペイズリー柄ですが、ペイズリーの種類も沢山あります。
男物のシャツを仕立てたものもあるのですが、それで130ポンド($209)。 ひえーっ!
自分も布だけ買って帰って母親に仕立ててもらおうかなぁ・・・。
あまり店内をパシャパシャ写真撮るのも失礼なので一枚だけ。。 素敵な店内です。
この後コヴェント・ガーデン周辺をプラプラして帰ったのですが、沢山オシャレさんが歩いているのを観察しているだけでも楽しかったのに、そんな時急に声を掛けられて、どうやら街角でファッション観察をしている人達が自分のコーディネイトに興味があったらしく、何枚か写真を撮られました。
はは・・・ ロンドン・ファッションを観察してた自分が逆に写真を撮られるなんて・・・ ちょっと滑稽。
明日からバーミンガムでの仕事開始! また頑張ろう!!

Monday, October 20, 2014

chester

マンチェスターから電車で1時間半、以前から一度は訪れたいと思っていたチェスターへ日帰りで行ってきました。
 チェスターの歴史は古く、西暦70年代、ローマ人がブリテン島を支配した際に、ウェールズとの戦争に備えて軍事拠点としたのが始まり。 イギリスでも最も保存状態のよい城郭都市のひとつです。 この駅から城壁までは歩いて5分ほど。
 黒い木の梁に白壁というコントラストがとても特徴的な町並みで、17世紀か18世紀にタイムスリップしたかのようです。

 この街の象徴のようなEastgate Clock、東門自体は2世紀に出来て、門の形になったのが1768年。 時計が付いたのが1987年のことだそうです。
 東門からの眺め。




 まるで時間の止まったような景色ですね。




 チェスターで一番大きな建物がこの大聖堂。

 聖堂の中にはなんとカフェも併設してあって、ずっしりと重くボリュームたっぷりなスコーンと紅茶なんかも楽しめます。
 10世紀の昔から教会として機能をしていて、建物は13世紀から16世紀にかけて建てられています。

 本堂は1323年に建設が始まって、150年中断した後に完成しています。



 1992年に新しく入ったモダンなステンドグラス。







 聖歌台は1380年の作です。






 この城壁は街一周巡っています。

 今は大学の一部となっているようですが、これがお城の本体。
ここはイギリスで一番古い競馬場だそうです。