Wednesday, March 4, 2020

brussels

いつもここチョコレートの都ブリュッセルに来る時はバレンタイン・デー。
この世界の最も美しい広場の一つ、グラン=プラスも幾度となくブログに登場していますが、美しい装飾には目がチカチカしてしまいそう。

この広場にあるものの、今までなぜか足を運んでいなかった市立博物館。
この建物の中に入るだけでもちょっとテンションが上がりますが、あまり知りませんでしたがなかなか貴重な展示が並んでいます。


街に施されていた表情豊かな装飾の数々、日用品、陶磁器など色々。


1500年前後に制作された”サルセスの祭壇画”。
キリストの生涯を表情豊かに描いていて、500年前のシルバニア・ファミリー的。
一人一人の姿を見ているだけでも微笑ましくなります。



この大きな像は”聖ミカエル”で、グラン=プラスに建つ市庁舎の尖塔に1455年から1993年まで立ち、500年以上街を見下ろしていた像。
聖ミカエルはブリュッセルの守護聖人だそうで、元々は金色をしていたそうです。

悪魔を踏みつけています。


このてっぺんで小さく見えているのが現在のレプリカ。 上に建っていると小さく見えますが、近くで見ると結構な大きさ。
この博物館でもう1つ重要なのはこのオリジナルの”マネケン・ピス(小便小僧)”。
自分も今まで街の中に建っているのがオリジナルだと思っていましたが、実はこの博物館の中にいました(現在は頻尿も治まりおしっこはしていません)。
この像は1619年にフランス人の彫刻家によって製作されたものなのですが、この小便小僧は古典的なテーマで、15世紀にはリバイバルとして復活していたそうで、1452年には現在と同じ場所に小便小僧は存在していたそうです。


ブロンズ像としての傑作と言うわけではないですが、世界一有名なブロンズ像の1つと言っても間違いないと思います。
1960年代に盗難を恐れてこの博物館に移動して来たそうなのですが、街中に建っているマネケン・ピスを見て満足している人は、是非このオリジナルの像にも足を運んでみてはどうでしょうか? ここには人だかりもないし、もっと間近に見ることが出来ます。
マネケン・ピスは1000着ものコスチュームを持っているのですが、なんと我が町のヒーロー、桃太郎の衣装もこの博物館に置いてありました。
ちなみに、別棟にあるマネケン・ピスの衣装博物館には、ここの博物館のチケットで入場することが出来ます。



現在のレプリカ。
いつ行っても人だかり。 ブリュッセルの人気者です。
マネケン・ピスからちょっと先に歩いたところにある衣装博物館。
世界各国から贈られたものや、ユニークな衣装が並びます。


ミッキーマウスも。
かなり本格的な甲冑。

すでに何も分からない。。
最近の進化系ワッフルはもりもり。

1847年に完成したヨーロッパでも最も古いアーケードの一つ。
ここにあるレースのお店。
ベルギーもレースの産地として有名ですが、これは"Duchesse Lace"と呼ばれるブリュッセルのもの。 各地でデザインが違うのですが、このくらいの物だと20くらいの糸巻きを交互に編んでいくそうなのですが、複雑で大きなものになると200くらいの糸巻きを使うそうで、織り上がるまでの時間も数か月単位なんだそう。
この小さなものでも気が遠くなりそう。 ちなみにお土産屋さんに並ぶものはベルギー製ではないので、これくらいのアンティークなものだと安価で手が出ます。
いつも行く老舗のワッフル屋さん"Dandoy"が工事中で、どうやら最近新しくオープンしたっぽい、このアーケードの店舗へ。

Dandoyは何店舗かありますが、カフェ・スペースがあるのはこの店舗のみのようです。
さっくりふわふわのワッフルにチェリーとナッツをたっぷり。 おいしゅうございました。
いつも行く、同じくここもアーケードにあるチョコレートの有名店”ノイハウス”の本店。 以前はここにもカフェ・コーナーがあったのですが、今は無くなってしまっていました。 ここで飲んだホットチョコレートが印象的だったのですが、仕方がないので、紙コップに入れてもらって近所の噴水に座って頂きました。





ブリュッセルのフレア・マーケット(骨董市)。
大体週末にしか開かれない骨董市ですが、ここは毎日開催されていて、これがなかなか面白い。^^
ガラクタから”えぇぇぇ??”みたいなものまでびっしりと並んでいて、値段はもちろん交渉次第。 面白いものを破格値で発見することが出来ます。 ここだけで2時間くらい費やしました。

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