Friday, February 1, 2013

can't stay away from manhattan

大変寒かったカナダでの1週間を終えて、再びアメリカのBinghamton,NYに戻って来ました。 夜中の国境越えバス移動の後、朝からグレーハウンドに乗って今度はマンハッタンへ! 再び3日間のNYヴァケーションに行って来ました。 週明けから寒気が和らいだのはいいのですが、終始冷たい雨が降ったりと天気はいまいち・・・。
さて、再びメトロポリタン・オペラですが、今夜は今シーズンの新作、ヴェルディの名作”リゴレット”のプレミア! 演出家はミュージカル"Spring Awakening"や"American Idiot"でトニー賞を受賞しているMichael Mayer! 彼の演出は大変独特で、コンテンポラリーな部分を持ちつつグッと作品の中に引き込むテクニックが駆使してあって大好きです。
そんな彼が、今回原作の16世紀のイタリアと言う舞台設定を1960年代のラスベガスに移動。 どんな舞台になるのか大変楽しみでした。
プレミアムとあって、普段はない様なカラフルなテーブルのセッティングなどもあって、着飾ったおじちゃんおばちゃんの社交場となっていました。
さて感想はと言うと、自分は大好きでした。 個人的にはオペラは古典なままの演出が好きなのですが、ラ・ボエームや椿姫、リゴレットなどはいつの時代にもストーリーがしっくりとくるようで、カラフルなネオンやダンサー、ギャンブル・テーブルにトップレスのポールダンス。リゴレットに呪いをかけるモンテローネ伯爵に至ってはアラブの富豪・・・。 かなりシニカルな演出もあって、何度も会場にどよめきが響き渡りました。 メトロポリタンも大胆なことするなぁという印象ですが、ほとんど違和感は感じませんでした。
"Spring Awakining"チックな演出もそこここにあって、ライトと暗闇のコントラストに味があります。
 
指揮  Michele Mariotti
リゴレット  Zeljko Lucic
侯爵  Piotr Beczala
ジルダ  Diana Damrau
 
 
第一幕の舞踏会の場面。 ここはラスベガスのカジノ。 次から次に女性を手玉に取る楽しみを歌うプレイボーイな公爵"Questa o quella(あれかこれか)"。
呪いを受けたことが頭から去らないリゴレットが家に帰って娘ジルダに迎えられるシーン。 ジルダ役のDiana Damrau。 彼女の舞台を見るのは2度目ですが、透き通る歌声に”ほへ~っ”となりそうです。
これはメットの舞台ではありませんが、侯爵役のPiotr Beczalaが別の舞台で歌った時の有名な"La donna e mobile(女心の歌)"。 メットではもっと陽気な好色な雰囲気で歌っていました。
字幕も現代風に訳してあって、それも面白かったし、新しい風が吹き込まれたのは確かだと思います。
最後にはMichael Mayerも舞台に登場。 盛り上がりました。
次の日は朝からブルックリンの"Dvir Salon"へ。 もう知り合ってから随分と長くなるけど、いつまでも仲良くしてくれる美容師のなほちゃんの元へヘア・カットに。
なほちゃんに切ってもらうのはこれで3度目ですが、いつもスッキリ丁寧に切ってくれて上手です。 いつまでもNYで頑張ってる姿にはエネルギーもらえます。
NYで髪切りたい時にはぜひ訪ねてあげてください!^^
http://www.dvirsalon.com/
Uptownで別のショーにいるDoraがマンハッタンに出て来てくれたので合流! 彼女の希望でラーメン屋へ。 最近話題になっているWest 52ndにある“鳥人ラーメン(Totto Ramen)へ。
昼過ぎだったのに店内が狭いこともあって席待ち。
スープも美味しいし、なかなか満足だったけど、リニューアルしたSapporoの方が個人的には好みだし、タイムズスクエアにも近くていいかも・・・。
昼間っから日本酒。 ま、お休みなので許して下さい。
http://tottoramen.com/
しばらくDoraとカフェに行ったり街歩き。 ブライアント・パークは天気が悪いのにスケート客も多い。
バックにはエンパイア・ステイト・ビル。
以前ブログにも書いたことがありますが、NYパブリック・ライブラリーにはクマのプーさんと仲間のオリジナルのぬいぐるみがあると聞いていたのですが、せっかくブライアント・パークまで来ていたので、Doraと一緒に確認して来ました。 ライブラリーは豪華なヨーロピアンな建築で人目を引きますが、なかもお城のように豪華。
これが見付けたプーさんとその仲間。 主人公のクリストファー・ロビンが実際に子供の時から所有していたぬいぐるみで、一階の子供の本のセクションに展示してあります。
歯医者の治療が長引いて掛け込みでメトロポリタン第2弾!
この日の夜はロッシーニの"Le Comte Ory(オリー伯爵)"。
話は、好色なオリー伯爵が行者や尼僧に扮しながら十字軍として出征した旦那の留守を待つアデル伯爵夫人に言い寄るも、小姓と夫人に散々に打ち負かされるというコメディー。 この若い小姓はメゾソプラノの女性が演じるので、3人がベッドでドタバタを演じる場面はちょっと微妙・・・。
このテノールのJuan Diego Florezですが、彼の気持ちのいいほどスムースな高音には惚れ惚れしますね。 まっすぐに耳に届く声は気持ちがいいです。
次の日は朝から再び歯医者・・・。
今NYはレストラン・ウィークと言うのをやっていて、高級レストランのランチが$25、ディナーが$38と、破格値で楽しむことが出来るのです。
と言うことで、ミシュランの3つ星シェフJean Georgesが初めにオープンしたアッパー・イーストにある"JoJo"へ。
かわいい店内で昼間から美味なフレンチを頂きました。 今までで一番感激したフレンチはパリのメゾン・バカラでしたが、ここの松の実の散らしてあるアーティチョークのサラダも、ちょっと苦味の利いたマッシュルームと食べるミディアム・レアのサーモンも”おいしゅ~ございました”。
夕方から再び歯医者へ。 あぁ・・・忙しい。
その足でイースト・ヴィレッジにあるなほちゃんの旦那さん(ニューヨークを拠点に活動するJapanesePunk"Peelander-Z"アーティストさんhttp://en.wikipedia.org/wiki/Peelander-Z) の働く"Pianos"へ。 仕事の終わった西川悟平氏も合流。 また3人で会えました!! 去年からピアニスト悟平ちゃんはメジャーに活躍していますが、毎年一度は変わらずこの3人で会えて、ほんとに心の落ち着く友達です。
出会ってからもう随分長くなるけど、みんなそれなりに異国の地での自分の場所を築いていて、その頑張りにはいつも刺激を受けます。 悟平ちゃんのアーティスト、パフォーマンスに関する話の数々にもいつも救われてます。
これからもみんな仲良くしてください!!^^

早朝にマンハッタンを経ってビンガムトンへ戻って来ました。 ここの今朝の新聞に自分の記事が2ページにも渡って載りました。 ウェブにも載っているので、また皆さん頑張って訳してみて下さい! http://www.pressconnects.com/apps/pbcs.dll/article?AID=2013301300087&nclick_check=1

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