Saturday, January 9, 2016

a christmas story

日本ではまず知られていないであろう、でもアメリカでは知らない人はいないであろうこの1983年の映画"A Christmas Story"。  この映画の舞台となったのがここクリーブランド。
物語の設定は、はっきりとはしていないものの1940年代前半と言うことなのですが、もともとの話しの舞台はクリーブランドではなかったのですが、話の中心にも出てくるデパートでの撮影をOKしてくれたのが、唯一ここのタワー・シティーにある、現在は廃業してしまった”HIGBEE"だったそうです。 そして主人公たちの家を探し続けて行き着いたのがここの場所だったらしいです。
この年の冬クリーブランドには全く雪が降らなかったらしく、この雪は泡を凍らせたり、よそから運んだもの、もしくは降雪のシーンはマッシュポテトだったとか・・・。

 
 映画で有名なこのお家、実は数年前にイーベイのオークションに1000万円で売りに出されて、その後1500万で落札、リノベーションの後に、近年今の様なミュージアムとしてオープンしたそうです。 (しかし、この辺りの一軒家の相場は500万くらいだそうです。。。)
これまた有名なシーンの足のランプの運び込まれるシーン。
実はこの家の玄関のサイズを計算しないで箱を作ったら、大き過ぎて入らず、急遽端っこを切ったら"THIS END UP"が”HIS END UP"になってしまったらしく、お父さんが”フラジーレ”と読んでしまったわれもの注意の"FRAGILE"のFも切れてしまっています。
 
よく見ないと気が付かないトリビアでした。
 
ラルフィーとランディーの聞いていたラジオ。

you'll shoot your eye out!!
映画の通り、このランプのコンセントもぐちゃぐちゃにプラグに刺さってます。

 
ランディーが、お兄ちゃんがお父さんに怒られるからと言ってしくしく泣いていたキッチン。
 
兄弟のベッドルーム。 プレゼントを抱きかかえて眠るシーンや、ラルフィーが一人で涙を流すシーンも印象的。
このストーリー、何も劇的な展開があるわけでもないのに、なぜか誰でも経験したことあるような、キュンとする場面が沢山出てきて、多分見る人みんな子供の頃にもう一度戻りたいと思うのでは。。。
 
石鹸をくわえさせられるシーンも印象的ですが、自分は初めてのケンカから帰ってきたラルフィーを、お母さんがここでなだめるシーンが大好き。


隣の博物館には撮影で使用した衣装も展示してあります。 どれも馴染みが深くてちょっと興奮。
 


撮影当時のものはなかなか残っていないのですが、このポストだけは現物が今もそのまま立ってます。


撮影時の様子。
 
ここが元々HIGBEEのあったシティー・タワーのビル。 現在はカジノになっています。
ここの角から家族でパレードを見ます。

 
現在もプレートだけは残っています。
ここはクリーブランド・アーケード。
1890年に100万ドルという額を投じて、イタリアはミラノのギャレリアを参考に造ったそうです。
大変豪華な装飾がされているのですが、空き店舗ばかりで、寂れた感が漂っています。
クリーブランドには100年以上前の立派な建築物かいくつも残っているのですが、それの大半が空きビルになっていたり、全く利用されずに残っています。。 再開発も進めているようですが、いや、もったいない。。。 是非、こういう建物の数々は取り壊さず利用してもらいたいですね。
この豪華な天井、教会のドームか何かと思いきや。。。 街中のスーパー。
20世紀初頭にクリーブランドは、アメリカでも7番目に大きな街に成長したのですが、現在残る豪壮な建物の数々は、その栄華の産物です。 この建物も信託会社の建物で、現在はスーパーになっています。
とはいっても品揃えがとってもよくて、なんと、この2階にあるワインセクションには。。。
こーんなワインの自販機もあります。
カート押したまま、ここでちょっとお茶ならぬワイン。
こんな優雅なスーパーでの買い物もたまにはありかな。

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