Saturday, October 23, 2021

san jose / silicon valley

今シーズン初めての週末6回ショーを滑り抜いたサンフランシスコ後に、岡山の姉妹都市サンノゼへ。 とは言っても車で40分ほどしか離れていないので、今週の移動は楽々。

サンノゼと言えば今や世界の中心シリコンバレー。 名だたる世界をリードするネット企業が林立していて、街を走る車のテスラ率の多いこと!!

今まで車で通りすぎることは多かったのですが、時間があったのでバスを乗り継いでグーグルとアップルだけ訪ねてみることに。


メディアにも度々登場する見慣れたグーグルの建物ですが、このGoogleplex周辺全てがグーグル関係の建物で、近くの駅のマウンテン・ヴューから出ている無料バスを降りると、そこでワクチン接種を確認。 ワクチン未接種ではこのエリアには入れないようです。


がしかーし。。。 なんとグーグルもコンピューター博物館もコロナ対策の為閉鎖中で、内部は見学することが出来ず。。 グッズショップも閉店中。

しかし、会社内は自由に歩くことはオッケーだそうでしばらく散策。

屋外の休憩エリアも広く、リラックスした雰囲気。


敷地が広いのでみんなグーグル・カラーの自転車で移動。

ビーチ・バレーの出来るエリアも。


アンドロイドの”ドロイド君”。


マウンテン・ヴューにはレストランやカフェも多く、いい感じのエリア。

普段日本でもそんなにラーメンを食べることはないのに、こっちにいるとついつい立ち寄ってしまうのはなぜだろう。。

次に向かったのはこの静かな住宅街。

ここが有名な"Steve Job's Garage"。 1975年にここスティーブ・ジョブズの実家のガレージで”AppleⅠ”と呼ばれるコンピューターを設計完成させました。 その後のアップルの世界征服劇は周知の通りですが、そのすべてが始まったのがこの場所。

そんなアップルの現在の本社がこの"Apple Park"。 2017年からここに本社が移ったのですが、そのカタチはなんと円形! さすが上から見ることはできないのですが、気になる人は検索してみて下さい。

ビジターセンターも世界中にあるアップル・ストアと同じでオープンなガラス張り。


ショップとカフェがあるのですが、ここでしか購入できないグッズも。 が、ここよりも旧本社ビルのショップの方がいろいろ揃っているということで、お茶だけしてそちらへ向かうことに。


二階には気持ちのいいテラスがあって、円形ビルを横から見ることが出来ます。



平日ということもあってかとっても静か。 周囲に植えられたオリーブの木も気持ちがいい場所。


ここが旧本社のあった場所。


ショップは小さめですが、Tシャツやマグカップ、ウォーターボトルなども揃っています。


Tシャツを買って帰りましたが、グッズも他のアップル製品と同じくこの白い箱に入っていてちょっとオシャレ!

このドクロマークのTシャツが人気なんだとか。 うん。この昔のアップルマークが使われているところが最高!

仕事との前にご近所の”Japan Town”へ。



日本のレストランやラーメン屋、サンフランシスコなどにもあるスーパーの虹屋さん。

以前のブログにも登場しましたが、岡山とサンノゼが姉妹都市なせいか、レストランの名前には珍しい”Okatyama Sushi”。

今回は初めて、週の後半にしか開いていない日系アメリカ人博物館へ。



明治以降日本の移民政策によって、南米はもとよりハワイやアメリカ西海岸には多くの日本人が移り住みましたが、移民は土地を所有することも出来ず、はじめチャイナタウンに住まわせてもらっていたそうですが、その生活はかなり大変だったようです。


写真花嫁と呼ばれた日本から来た女の人たち。 1908年には家族以外の移民が家族に限られるように定められたために、移住した男性が日本から送られてきた写真だけを見て代理人が入籍処理をして、会ったこともない旦那さんを頼りに2万人もの女性が渡航したそうです。 ほとんどの場合旦那さんは写真を送らないもしくは若い頃の写真を送っていた為、お嫁さんよりもかなりの年上の場合が多く、初めて旦那さんに会った女性の失望にはひどいものがあった様です。


なかなか厳しい生活を強いられていた日本人ですが、自分たちで食料も調達し、借地した土地でも生産性の良い作物を作りたくましく生活をしたそうです。



そんな頑張っていた日本人を襲ったのが第二次世界大戦。 日本人は劣悪な環境の強制収容所へ収容されます。 これはアメリカ政府のアメリカ人からの日本人保護と言う名目もあったものの、それまでに築き上げた資産や家などもタダ同然で売り払い、日本を知らないアメリカで生まれ育った日本人にとっては、アメリカのために日本と戦うかという葛藤も生まれます。




厳しい環境の中でも日本の文化を育み、西洋の文化にも溶け込んでいきます。



3年ぶりに来た日本人街は新しいコンドミニアムの建築も進んでいて、これからはまた違った形で発展していくのでしょうか。

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