Tuesday, October 7, 2014

charles grey, 2nd earl grey

 一月近くを過ごしたグラスゴーを後に、久し振りにここニューキャッスルにやって来ました。
ここに来るのも三度目ですが、ここの町の中心部のこの通り、グレイ・ストリートとグレイ・モニュメント、実はあのイギリス元首相のチャールズ・グレイに関係してたんですね・・・。 何度も来ているのに今まで知らなかった・・・。
このグレイ伯爵は、自分の好きな伝記小説映画のひとつ"The Dutchess(邦題・ある公爵夫人の生涯)"で、デヴォンシャー公爵夫人と切ない不倫関係を結ぶのがこの人。
この映画、イギリスの各地で撮影されていて、ストーリーは複雑で切ないものの、映像も衣装も綺麗で、なかなかいいです。
 このグレイ伯爵。 伯爵は英国英語でEarl。 と言うことは"Earl Grey"と言うことになります。 はい、その通り! 紅茶のアール・グレイとは彼の名にちなんで付けられました。
もともと紅茶好きだった彼が、外交官からもらった中国のお茶を気に入り、それに似たものを茶商に作らせたと言うのが通説らしいです。 その初めに作った茶商はトワイニング社とジャクソン社の二説があるそうですね。 しかし今はジャクソン社もトワイニング社の傘下に入っているので同じことか・・・。
 タイン川近くにあるのがこのセント・ニコラス大聖堂。 1091年に建設されて、14世紀から15世紀にかけて現在のような姿になりました。

 聖堂とこの街の名前の由来となったお城のちょうど間にはこのThe Black Gateがあります。 これは1247年から1250年に掛けてお城に付け加えられた部分。


 そしてこれがお城。
1080年にまず木製のお城が築かれて、そしてその後1172年から1177年に掛けて、ヘンリー二世によって石のお城が建設されました。
 内部は細い階段が入り組んでいて、そこがいったい何階なのか分かりにくい構造。
ここはチャペル。
1814年のチャペルの様子。 廃墟にはなっていますが、そのままですね。
 階段があちこちに延びています。
 お城の中で一番広い空間の大ホール。 もともとは天井も低かったものを1800年代前半に広くして、監獄として使用したそうです。
 シータの”リーテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリーヌ”が聞こえそう・・・。
 お城の屋上から眺めたタイン川。
みどりの橋は1928年に完成したタイン・ブリッジ。 当時としては世界最長のアーチ型橋だったそうです。
このハイレベル・ブリッジは、1850年に有名な鉄道技師だったジョージ・スチーブンソンの息子、ロバート・スチーブンソンの建造。 開通式はヴィクトリア女王によって行われたそうです。
 セント・ニコラス大聖堂越しのダウンタウンの眺め。
今週唯一の休みは風雨でしたが、まぁ・・・イギリスらしいか・・・。

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