Tuesday, December 2, 2014

rouen

リールから夜のバス移動でルーアンにやって来ました。
ここも以前モネのルーアンの大聖堂で触れましたが、この壮麗なゴシックのファザードはいつ見ても圧巻です。



街は小さな路地が入り組んでいるのですが、建物は木組みのものがほとんどで、けっこうな勢いで傾いでいる建物も。 でも、そんなどれもが味があっていい雰囲気。 そんな路地に入ると中世の迷路に迷い込んだ様。

St. Maclou's Church。
15世紀から16世紀に掛けて建設された、フレンチ・ゴシックを代表する建築。
細かなレースのような装飾に、目がチカチカしそう・・・。 言うなればデコレーション・ケーキ?


最近あまり見ない、本当の蝋燭の燭台。 雰囲気あります。

木組みの家の間の通り道。
St. Ouen's Abbey。 これも大きな聖堂です。


そして、今回も来ました"Musee des Beaux-Arts de Rouen"。 ルーアン美術館。
ここの見所は印象派ですが、自分的にはのんびりと眺められるカラヴァッジョが最高!
1431年に、ここで火あぶりで処刑されたジャンヌ・ダルク。

モネのサン・ドニ街。 1878年6月30日に催された3度目のパリ万博の成功を記念するお祭りの様子。 三色旗の色彩も鮮やかに、その時の楽しさが溢れ出しています。
1758年のこの建物の木製のモデル。 あまりに精巧に出来ているので感心してしまいました。
建物内部の階段や部屋割りまで精巧に作られています。 今のようにウレタンのようなものではなく、本当に木で作っているのがすごい。
イタリアの部屋。 正面にあるのがカラヴァッジョの”キリストの鞭打ち”。
最近思うのが、自分はこのカラヴァッジョの明暗のコントラストの激しさよりも、もっとこの漆の黒、漆黒の部分に強く惹かれているのかも、現実よりもリアルに表現されたきん肉の動きや、一瞬のドラマを切り抜いた画面。 いいですよねぇ。。。
そしてモネのルーアンの大聖堂(1894年)。 一連の作品を33点も描いたモネ。 季節や日の当たり方によって様々に変化するファザードを、いつもこの角度から描いています。
大聖堂に向かう途中にあるのがこの時計台。
なんと時計は1389年製で、フランスでも最も古いものの1つ。 1529年にはゲートも新しくなって、1920年からは時計は電動になっているそうです。
装飾も大変美しいです。

広場にあるジャンヌ・ダルク教会。

大聖堂は2時からオープンなので、街を一巡りしてから入って来ました。


教会内部にもあるジャンヌ・ダルクの像。




外では今でも修復作業が続きます。 4年前に書いたブログを見たのですが、その頃も大体同じ位置を修復してる・・・。
クリスマス・マーケットと言えばホット・ワイン。 ここでは”ヴィン・ショー”。 ”アン・ヴィン・ショー・シルヴプレ~”はもう口癖。
帰りにスーパーで買い物の際に、最近いつも聞いているTBSのラジオで話題になっている洋ナシ”ドワイアンヌ・デュ・コミス”。 フランスに来る度に梨は色々と試していますが、今回も2種類ほど買ってみました。
まず今夜試したのが"Sweet Sensation"。
うん!確かに甘い!! 日本の果物はよそのものに比べてどれも甘いのが特徴ですが、この梨は負けてない! 独特の歯ざわりにこの甘さ。 デザートにはもってこい!
さて、仕事頑張りますか。

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